ブライトリンク株式会社

「インターネットを通じて世の中をもっと笑顔にしたい！」という強い志のもと、2006年に設立されたブライトリンク株式会社。のちに創業者となる3名は、大手フィルタリングメーカーにて、それぞれ営業・開発・制作の分野でマネージャーとして活躍していた。しかし、「自分たちにしかできない事、もっと面白い仕事がしたい」という思いから、会社設立を決意。「『輝き(=bright)』を『つなげる(=Link)』」という思いを込めて、社名をブライトリンクとした。

現在同社は、Webソリューション事業とメディアサービス事業の2つの事業を展開している。
Webソリューション事業では、企画提案、コンサルティングから、デザイン・開発・運営までWeb構築に関する一切の業務をトータルで提供。最新の技術を取り入れた、美しく、また、効果のあるインターフェースデザインは、エンターテイメント系からビジネス系まで幅広い業界の顧客から高い評価を受けているという。その結果、Webサイトの制作にとどまることなく、会社およびサービスのロゴや名刺のデザインまで手がけることも少なくない。

また、メディアサービス事業では、自社開発のWebサービス事業を展開。2008年には、「ことさが」と「MappyFlag」という２つのWebサービスをリリースし、業界内でも注目を浴びている。

「ことさが」は、独自の技術で収集した日本全国のイベント・キャンペーン・新商品情報を、ジャンルと日時、場所に分類して紹介する、イベント特化型ポータルサイトである。

たとえば、「今週末、東京都内で開催されるお祭りは？」「来月旅行で京都に行くが、何か季節のイベントをやっていないか？」などの情報を探す際、従来の検索エンジンでは日付や、テーマで横断的に探すことが非常に困難であった。しかし、同サイトを利用すれば、様々なイベント情報や、新製品の発売情報なども開催日や地域、ジャンルなどを指定することによって簡単に見つけることができるのだ。

この「ことさが」は、アイディアや実用性、デザインなどが優れたMashupサービスを表彰する「Mashup Awards 4」（サン・マイクロシステムズ社・リクルート社の共催）にて、協力企業賞を受賞した。

また「MappyFlag」は、ユーザーが旅行などで訪れた国や都市をサイト内の世界地図に記録することができるWebサービスである。同サイトでは、ユーザーが訪れた国や都市に訪問条件や渡航難易度などに応じた「経験値」が設定され、その「経験値」が増えるとユニークな「称号」が与えられる。ゲーム的な要素やコミュニティ的な要素で、ユーザーを飽きさせない様々な工夫を施している。

現在、収益の基盤となっているのはWebソリューション事業であるが、同社が目指すのは「こんなサービスがあったら便利なのに・・・」、「もっとこんな機能ができたら使いやすいのに・・・」という世の中の声に応え、多くの人を笑顔にするサービスを作ること。
今後は、Webソリューション事業で培った技術と経験をベースに、自社メディアサービスの拡大に力を注いでいくという。

「社員全員がクリエイター」という考えを持つ同社。社員一人ひとりの発想力を伸ばし、自社の新しいサービスにつなげるため、ユニークな社内制度を設けている。
一つは、「気づき会議」と「アイデア会議」である。「気づき会議」では、自分が目にしたWebサイトについて、感じること、気がついたことをみんなで発表し合う。そして、「アイデア会議」は、小さな紙に思いついた考えやアイデアを書き込んでおき、週に一回開示してブレインストーミングを行うというものだ。

こういった会議の助けもあり、社員一人ひとりが非常に積極的な姿勢をもって、日々の仕事や生活の中で感じることを共有し合い、新しいサービスに繋げられないかと常に模索しているという。

実は、自社サービス「MappyFlag」もこれら社内制度の中から生まれたものである。強い情熱とクリエイティビティがあれば、自分のアイディアを形にするチャンスは、いくらでも転がっているという。

そして、もう一つは、「月に2日間、好きなことをやっていい」という『2日ルール』。仕事に少しでも関係あることであれば何をするかは個人の自由。例えば、Flashを勉強したり、コンペのデザイン制作をしたり。センスを磨くために美術館に行く社員もいるという。やりたいことがあっても、日々の仕事の中ではなかなか手をつけられないのが現実。しかし、この制度を有意義に使えば、着実に自己成長に繋げることができるだろう。

まだまだスタートアップ段階の同社。このタイミングで参画してくれる人材には、是非、将来的に会社の中枢メンバーとして、組織全体を引っ張っていってもらいたいという。

自分の持ち味を発揮し、自分にしかできないような仕事をしたいと考えている人、経営者的な目線で仕事を捉え、会社とともに自分を成長させていきたいという強いベンチャーマインドを持つ人と一緒に「世の中を笑顔にするサービス」を作っていくことを望んでいるのだ。