Payn株式会社

当社は宿泊業界を中心に飲食、ゴルフ、キャンプ、美容など予約が発生する様々な業界に対し、キャンセル料の請求・回収業務を自動化する、SaaS「Payn（ペイン）」を自社開発・運営しています。

「Payn」の使い方としては、キャンセルが発生した際に予約者の名前や連絡先を入力すれば、後はワンクリックでOK。
SMSやメール、定形郵便で請求をして、回収は振込先口座やクレジットカードなどの決済手段と連携しているので、入金があれば自動的に消込処理まで対応します。
キャンセル料が支払われない場合のリマインドだけでなく、キャンセル料を支払った予約者にクーポンやeギフトを発行し次回の利用を促進するなど、ユーザーとの良好な関係づくりにも貢献しています。

初期・月額費用は無料で、キャンセル料が回収できた場合に利用料として一定額を得るというビジネスモデルです。
また、英語や中国語（簡体）などにも対応し、外国人の予約者にも対応しています。さらに旅行や飲食などの予約管理サービスとも、連携することによって利便性の向上を進めています。

2022年10月のリリース後、大手から中小まで様々な規模のお客様にご利用いただいており、順調に成長を続けています。
中には『本当に回収できるのか？』と半信半疑だったお客様も少なくありませんでしたが、『思ったよりも回収できる』『請求・回収が非常に楽になった』と価値を感じていただくお客様が増えている状況です。

スマートフォンから各種サービスを簡単に予約できるようになり、それに比例して予約キャンセルも増加しています。うっかり忘れや急用といった悪意のないものから、大人数で予約して無断キャンセルするという悪質なものまで様々ですが、急なキャンセルは事業者側にとっては食品ロスや売上損失といった大きな問題です。
飲食業界の推定経済損失額は、2000億円にものぼると言われています。

無断キャンセル対策としてキャンセルポリシーを掲げる事業者も増えていますが、それでも実際にはキャンセル料を請求しないケースが多いのが現状です。
根本的な課題として、事業者側のキャンセル料請求における心理的、物理的負担から請求を諦めてしまい、「支払わなくても良い」という消費者のバイアスを生み出している悪循環です。

「予約」を必要とする各業界で発生するこのような社会問題に対し、「Payn」は正面から立ち向かい、キャンセル料の請求・回収を“当たり前”にする。という新しい文化を創り上げているフェーズです。

国内だけでも大きな市場となるため、まずは着実に国内市場での拡大を目指します。
キャンセル料は世界共通の課題ですので、将来的にはサービスをグローバル展開も視野に入れています。
また、サービスを通じて蓄積した予約キャンセルに関するデータを分析し、事業者の経営改善に活かすような新サービス開発にもチャレンジしていきます。

Paynのメンバーについて、AIを活用するなどして生産性を高めながら、様々なツールを駆使してフルリモート体制でもコミュニケーションの密度を高め、効率的に運用する体制を構築しています。

年2回全員が集まって行うオフサイトミーティングにおいて経営方針や計画を共有し、後はそれぞれのミッションと大きな裁量に基づいて適宜必要なコミュニケーションを取りながら主体的に進めています。
無駄な定例会議などは行わず、事業の状況はBIツールやドキュメントで常に共有しながら、スピーディーな運営を心がけています。

また、フルリモートと裁量の大きい業務体制により、好きな場所で暮らしながら柔軟に働き、育児などのプライベートとの両立を実現しやすい環境を用意しています。
当社では各業界のキャンセル料問題を解消するというミッションを担っているので、事業への共感と圧倒的な当事者意識が必要です。

業界の慣習を変革し、新しい文化を創造する挑戦ができるメンバーをお待ちしています。