The Pinkfong Companyは、『ベイビーシャーク』『ピンキッツ』『ベベフィン』『ホギー』といった幼児向けの人気キャラクターを生み出し、そのIPを活用してオリジナルアニメシリーズや映画、モバイルアプリ、インタラクティブゲーム、ミュージカル、ライセンス商品といった多彩なコンテンツを日本語も含めて世界26言語で制作し、グローバルに提供しているエンターテインメント企業。単にコンテンツを提供するだけでなく、ファミリーで楽しめる文化の創造を目指しているところが特長だ。
これらコンテンツは世界中で人気を集めており、YouTube動画の『ベイビーシャークダンス』はYouTube初の100億回再生を達成し、歴代再生回数ランキングで1位に輝いている。 YouTube全チャンネル登録者は2億4,000万人以上。170本以上リリースされたアプリの累計ダウンロード数は5億回。「Google Play 今年のベストアプリ ファミリー部門」を4年連続受賞。ミュージカルは世界200以上の都市で900回以上上演し、累計150万人以上を動員する等の実績でその人気ぶりが分かるだろう。
The Pinkfong Companyは、2010年に代表者のキム・ミンソク氏が仲間と共に韓国・ソウル市で立ち上げた。ゲームエンジニアのキム氏は、当時爆発的に普及したスマートフォンを活用すれば、グローバルにコンテンツを展開するビジネスができると考えた。そこで、文化的なバリアのない幼児向けの領域に着目し、キャラクターデザイナーと共に『ピンキッツ』を創出。当初から英語で展開し、アメリカ市場でヒットさせたことで、グローバル展開に弾みを付けた。
The Pinkfong Companyは、単体で約340名、グループ全体で約440名という体制。そのカルチャーについて、ジュ氏は次のように話す。 「フラットさを重視して、メンバーはニックネームで呼び合うカルチャーが根付いています。ちなみに代表のキムは“族長さま”と呼ばれています。“プーさん”と呼ばれている役員もいます。こうしたニックネームは、入社時に自分で考えて発表するのが決まりです」