MNTSQ株式会社

MNTSQ（読み：モンテスキュー）株式会社は、機械学習や自然言語処理技術を活用したリーガルプロダクトを開発・提供している会社だ。受託開発ではなくSaaSによるエンタープライズ向けのシステムを手掛ける。設立は2018年11月で、本社は東京・日本橋堀留町にある。

創業者でCEOを務める板谷隆平氏は、大学在学中に司法試験予備試験に合格し、その後、日本の四大法律事務所の一つ、長島・大野・常松法律事務所（NO&T）に入所した。NO&Tは50年以上にわたり日本最高レベルのリーガルサービスを提供する事務所として知られ、日本で初めて所属弁護士が100名を超えた超大規模事務所でもある。

MNTSQは、リーガルテックが社会インフラとして必須の存在になるであろう未来に向けて、リーガルとアルゴリズムという異なる分野の“ベスト・プラクティス”を追求し続けている。特にターゲットとしている領域は契約業務だ。「最高の契約書にはこのような条項を含んでいなければならない」という知恵の蓄積、膨大な体系を“ベスト・プラクティス”と呼び、その“穴”を埋めることで公平な契約を実現し、無駄な紛争を防ぐ。「契約書は取引の際に必須のフォーマットですが、専門家にとっても難解なものです」と板谷氏は語る。

「難しい契約書を最高のクオリティーにするための“ベスト・プラクティス”は、ごく一部の専門家のみが持っていますが、当然ながらそのキャパシティーには限界があります。しかし“ベスト・プラクティス”は社会のインフラであるべきです。一流弁護士のみが持つ“ベスト・プラクティス”を広く社会で活用できるよう、自分にできることはないかと考え、MNTSQを立ち上げました」

MNTSQ（モンテスキュー）は自社開発のSaaSである「MNTSQ CLM」の提供を通じ、大企業の契約関連業務のDXを推進しています。

契約＝法律・法務と見られがちですが、契約書無しで成立する事業活動は存在しないと言っても過言ではありません。
MNTSQは2018年の創業以来、トヨタ自動車様、三菱商事様、ENEOS様、ニトリ様、中外製薬様、三井住友銀行様...と業種業態業界を問わず、大企業顧客への導入実績を積み重ねてきました。

日本を動かす大企業顧客に、最高のUI/UXを体験していただくために、顧客フィードバックや価値仮説を基に、新規機能の開発や既存機能の改善を継続的に行っています。
最高のプロダクトをお客様に届け、「すべての合意を、フェアにする」というMNTSQのVisionを実現するというチャレンジに力を貸してくれる仲間を、私たちは募集しています。

2024年2月時点の従業員数は100名で、法律や自然言語処理技術、セールス、コンサルタント等、各領域のトップレベルの専門家が、知識や経験を集結させながらプロダクトを開発している。

MNTSQにはドキュメント文化が根付いており、非同期的に色々なことを決められるようにしている。PRのレビューとマージのプロセスが明確で、会議体に頼ることなく、大小様々な意思決定をGitHub上で行う。

またチームメンバー全員に、ミッションや価値観はもちろん事業戦略まで理解することを求めている。外部環境が目まぐるしく変化し、トライアンドエラーを高速に回転させることを目指す組織においては、トップダウンの指示だけでなく、メンバーレベルが現在の課題設定やオペレーションが正しいかどうかを、常に見直せることが必要だからだ。問題を解決するための手段には、大きな裁量が与えられる。創造性を発揮し、ゴールを達成するために最も効率的・効果的な業務の進め方を考えていける環境だ。

そのため、MNTSQには一人ひとりが目標を設定し、必要なことを自ら考え、行動を起こしていくカルチャーがある。誰もが参加できる議論が活発に行われ、問題提起と解決が日々続けられる。その内容は、日常業務レベルから製品フィードバック、会社の事業方針まで様々だ。「振り返り」も適切なタイミングで実施され、組織としての学習に繋げている。

まだ答えのない「日本の大企業の契約業務全体をどう良くできるのか」というテーマに対して、テック、リーガル、ビジネスの異なる職種でコラボレーションを重ね、チームでチャレンジを楽しめる人に向いている職場だ。