株式会社ビズアップ総研

株式会社ビズアップ総研は、法人向けセミナーや動画配信サービスの運営、およびWeb研修システム「e-JINZAI」シリーズの販売をおこなっている会社だ。税務・会計事務所、金融機関、医療機関など幅広い業界に向けた研修サービスを提供している。会社設立は1998年10月で、本社は東京・東新橋の汐留シティセンターにある。

ビズアップ総研の母体は、社員数300名以上、税理士や公認会計士など多数の有資格者を擁する吉岡マネジメントグループだ。アカウンティング（税務･会計）、コンサルティング、アウトソーシングの3つのマネジメントサービスを、一つの企業グループでワンストップ提供している。

e-ラーニングの急速な普及に加えて感染症の全国的な拡大もあり、ビズアップ総研にはオンライン新入社員研修への問い合わせが殺到した。会社起ち上げ以来13期連続で売上高UPなどは業績好調だ。Web研修システム「e-JINZAI」シリーズはこれまで外部のベンダーに開発を依頼していたが、今後は多様なニーズにスピーディーに応えらえるよう、自社開発の方向に舵を切った。

また、ビズアップ総研の成長ぶりを支える要因の一つとして、「社員と経営陣との距離の近さ」を外すことはできない。個々の社員の自発的な取り組みを尊重し、良いアイディアや提案は率先して取り上げる風土がある。「全員参加の経営」をクレドの一つに掲げ、すべての社員が主体性をもって経営に関わることで、英知を結集して新たな価値につなげている。

ビズアップ総研の使命は、「人が育つ」ことを第一に、良質な研修コンテンツを届けることだ。社員研修の目的として知識を増やすことはもちろんだが、そこから一歩進み、研修で習ったことを「できるようになる」、そんな実践的なコンテンツを追求している。

また、「ビジネスづくり」も主要なテーマの一つだ。ビジネス研修のプロ集団として、あえて対象の業界や業態の“枠”を設けず、「ビジネステーマを発掘し、再現性の高い方法論を伝えること」にこだわっている。

Web研修システム「e-JINZAI」は2013年に会計事務所向けの提供からはじまり、その後、ノウハウを活かして、金融機関、一般企業、医療機関などに専門特化した「e-JINZAI」シリーズを展開していった。2020年からは動画配信サービス「配スピードBiz」もスタートした。

現在、「e-JINZAI」シリーズの動画コンテンツ数は3,000～4,000に上り、それぞれの領域において、「新入社員向け」「マネジメント層向け」などの研修カリキュラムを提供している。

強みは、各業界内の一流人材を講師に登用し、基本レベルから応用レベルまで、高度なスキル・ノウハウを習得できる点だ。また、追加コストの心配なく無制限に見直せるため、コストパフォーマンスにも優れている。最新情報をキャッチできる「ニュース動画」も好評だ。

「e-JINZAI」シリーズの大きな特徴は、3つのステップで受講者の成長を支援することだ。階層別基礎研修→階層別テーマ研修→自己研鑽・課題解決型研修の順序でステップアップし、一般教養・社会常識、習慣形成、コミュニケーションといったビジネスの基礎から、労務、法務、資金調達、財務会計といった専門的な実務まで網羅している。研修の内容確認として「理解度チェックテスト」や「レポート提出機能」を設けているのも研修担当者に評価されている点だ。

「e-JINZAI」は100％自社サービスだ。そのためユーザーの評価がダイレクトに届くのが大きな魅力であり、刺激にもなる。また運用を含めた後工程に関われるのも大きな魅力で、つくるだけではなく「育てる楽しみ」も味わうことができる。

2023年6月時点の従業員数は75名で、平均年齢は35歳。配属先となるWEBクリエイティブチームは10名の組織で、エンジニア、ディレクター、コーダー、マーケッターが所属している。

WEBクリエイティブチームに与えられたミッションは、ユーザーが楽しく研修を進めていくことができるよう、社内外の意見や要望に耳を傾け、使いやすいサイトをカタチにしていくこと。その実現のためにチーム内外を問わず協力する姿勢が根付き、困った時などは声をかけあいながら、誰もが自分らしくイキイキと働ける風土がある。

月平均の残業時間は10時間以内だが、現在も残業ゼロを目指し削減の取り組みが継続しておこなわれている。休みは土日祝休みの完全週休2日制で、年間休日は124日以上。5日連続の休暇も取得できる。産休・育休の取得実績もあり、ライフスタイルに合わせて時短勤務や在宅勤務も可能。子どもの送り迎えなどのために、少し遅めの出勤/早めの退勤にも対応し、状況に応じて柔軟な働き方ができる。

エンジニアは、主に自社サービスのシステム構築を担当する。数千本に及ぶ動画などのコンテンツ管理や、映像制作メンバーとともにライブ配信の作成などの業務もおこなう。ゆくゆくは新たなコンテンツやサービスの開発に取り組むこともできる。Web開発の経験があれば、経験年数や学歴は問わない。

一人ひとりに与えられた裁量が大きく、スケジュール調整はもちろん、採用技術や開発ツールの選定なども自分で決めることができる。新機能やUIのアイデアなど、自分の考えをカタチにしやすいことも、ビズアップ総研で働く面白さだ。社歴に関わらず実力をしっかりと評価するため、早期のキャリアアップも実現できる。入社1年以内で役職に就いた人もいる。

求める人物像は、成長意欲をもって業務に取り組める人。「自社サービスの開発や運用に携わりたい」「経験を活かしてスキルアップしたい」「新しい技術に興味がある」、そんな想いをもつ人にぴったりな環境だ。