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インタビュー画像代表取締役CEO 柴藤 亮介氏 大学院で理論物理学の研究をしていた経歴を持つ経営者。研究者が自由に研究に勤しめる「開かれた学術業界」の実現に向けて、研究者と個人・企業が繋がるプラットフォームを構築するため、大学院を出てすぐに起業。アカデミスト株式会社を立ち上げ、学術系クラウドファンディングサイトを運営。趣味は、キックボクシング。仕事を忘れてトレーニングに専念した後の爽快感がやみつきになるのだとか。

アカデミスト株式会社を設立した理由は?

2013年まで大学院で、原子核の振る舞いをコンピュータ解析する研究をしていました。そのまま研究者の道を歩もうかとも考えましたが、研究者になるのはとても狭き門。同じように大学院に通っている院生は、研究者になる道についてどんな考えを持っているのか知りたくて、交流会を主催しました。互いの研究テーマを紹介しあうイベントだったのですが、その時に知り合った人たちの研究が、想像していたよりもおもしろく、私と同じように学術研究に知的興味を抱く人はいるだろうと感じました。 大学や大学院に所属する研究者は、基本的に自分が研究する分野以外とは関わりません。研究して論文を書いて学会で発表する。それだけでも忙しくて、自分の研究内容を外部に情報発信するメリットがない限り、外部とのコミュニケーションに時間を割くことが難しい状況です。一般の人が、研究者のパッションやビジョンに触れる機会を作りたいと考えましたが、研究者がその機会に興味を持ってくれる手段はないかと考えた時、ひらめいたのが「研究資金の提供」でした。

日本初の学術系クラウドファンディングサイト『academist Crowdfunding』が誕生した経緯は?

時代は、ちょうどクラウドファンディングが話題になっていた頃でした。資金提供をした人がリターンを受けられる。その仕組みに可能性を感じました。研究者が研究資金の調達で苦労しているのは知っていました。大学・大学院や研究機関にポストを得ない限り、自分の好きな研究を続けるのは困難なのが現状です。クラウドファンディングで研究資金を集めることができれば、研究を続けられる研究者が増える。それは日本の科学技術や文化・社会の発展に貢献します。 一方で、研究への資金提供によって、一般の人が学術研究に触れるチャンスが生まれると考えました。学術研究は、知的好奇心を刺激される、非常に興味深い世界です。世界が多様であることを感じさせてくれ、この世の中にはまだ知らない世界が広がっているのを教えてくれます。たくさんの研究者が集まるクラウドファンディングサイトを運営すれば、魅力あふれた学術研究の世界を、一般の人が楽しめる場を作ることができると考えました。研究者ではなくても、特定の分野についての知識がある人は大勢います。そんな人たちにとって、研究者は“スター”です。学術研究の世界で「ファンブースト」ができる場を作りたいと思っています。

創業から10年を振り返って、ターニングポイントは?

2018年にエンジェル投資を受けたのが、大きな出来事でした。大学院を出てすぐに起業したので、社会人経験がまったくありませんでした。ビジネスの基礎ができていなくて、事業運営のやり方を知りませんでした。いろいろな人にサポートしてもらいましたが、基本的にほぼ一人で学術系クラウドファンディング事業を進めてきました。研究者のスカウトもWebサイトの管理もマーケティングも、全部一人でやっていました。 事業が大きくなるにつれて、一人でやることに限界を感じ始めた頃、VCファイナンスがあることを知りました。エンジェル投資家の人がアカデミストの取り組みに興味を示してくれて、出資してくれました。財務面が潤ったことで、社員や業務委託の人を雇い入れることができるようになり、事業は一気に成長し始めました。資金面だけでなく、役割分担で事業を進めるようになり、事業展開が加速しました。それまでは、何でも自分でやろうとしていましたが、今は人にどんどん仕事を任せています。

仕事をする上で大切にしていることは?

「開かれた学術業界」を実現したいと考えていることもあって、事業の運営や会社の経営にあたって「Openness」を大切にしています。 「開かれた学術業界」を実現するには、研究者だけでなく私たち自身が社内外の人々や組織とコラボレーションして「開かれた」状態になっていくことが欠かせません。オープンマインドをもって誠実かつ透明性の高い議論を重ね、すべてのステークホルダーとの信頼関係を築きながら、新たな価値創造へとつなげていきます。

「学術研究」の仕事をするのに、専門知識は必要ですか?

研究者と研究に興味を持ってもらうため、多くの人にアプローチする仕事ですが、学術研究に関するキャリアや知識は必須ではありません。研究の魅力を伝えるのは、あくまでも研究者の仕事。ただ、研究者は研究内容を人に伝えるのが不得手な人も少なくないので、そこのサポートをするのが、アカデミストの役割です。 一番大切な資質は「元気」です。日本のアカデミアには、古い慣習や価値観が根強く残っています。そんな業界を「開かれた」ものにしていくには、明るく元気よくオープンマインドで人と接することが重要です。リーダーシップに近いものだと思うので、チームを牽引してビジネスを成功させたい人にとって、経験を培う貴重な場になると考えます。私も根がポジティブな性格なので、前向きな人だと一緒に働いてよいシナジーを生むと思います。

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