沿革～安定した事業基盤

当社はカーオーディオ等のリーディングカンパニーである『パイオニア』の子会社として1994年に設立され、カーナビ向け地図ソフトの提供を開始すると同時にインターネット創世記よりデジタル地図サービスを展開しています。全国規模の高品質・高精度・高精度の地図を制作できる企業は少数に限られ、いわゆる参入障壁が高い業界と言えます。 カーナビ向けは他の大手ナビメーカー（三菱電機／ケンウッド／デンソーテン等）や輸入車へ販路を拡大し、市場で高く安定したシェアを獲得しています。　また、1995年からサービスを提供する日本最大級の地図サービスブランド『MapFan』は「会員数290万人・月間3000万PV」にのぼります。　さらには大手プラットフォーマー各社や地図ソリューションベンダーにもデジタル地図を提供し、様々なデバイスで当社地図が使われています。 そして2021年、ポラリス・キャピタル・グループ株式会社がパイオニア(株)から同社の全事業を承継し、ポラリス社の支援による経営資源の投入や積極的なアライアンスを推進し、新領域・新規開拓を加速させています。

プラットフォームを活用した新規事業に果敢に挑戦

当社が持つ膨大なビッグデータと他社保有するデータを掛け合わせる等、MaaS・CASE・マーケティング領域を初めとした様々な業界に対するコンサルティングやサービス開発、toCサービスの開発、新規事業や研究開発に力を入れています。一例になりますが、2020年、移動するだけでポイントが貯まる究極のポイントアプリ『トリマ』をリリース。リリースから約1年間で「600万DL（300万MAU）」を突破し、CMの放送も開始しています。アプリを通じて膨大な会員・移動データの収集可能で、地図と人流データを掛け合わせることで新たな価値を創出する」等無限の可能性を秘めています。 2021年、ポラリス・キャピタル・グループ株式会社がパイオニア株式会社より同社の全事業を承継し、代表取締役社長CEOには、元日本オラクル取締役会長の杉原博茂が就任、新領域・新規開拓を加速させています。そして2022年、「第二の創業」と位置付け志も新たに、社名をインクリメントP株式会社からジオテクノロジーズ株式会社へ改名し、将来の株式上場(IPO)を目指し企業価値の向上に取組んでいます。

コア・コンピタンスと今後の展望

当社は地図制作において調査・情報収集～地図制作～開発～ソリューション提供まで自社で一貫して行なっており、おおよそ700万キロの走行調査データ、40億枚の画像データや、4,200万件以上の住所データ、近未来の自動走行運転のための高精度道路ネットワークデータや、8億アイテム以上の様々な地図構成データ、1日6億ログ以上の人の移動を知るダイナミックデータ、センサーにより作り出される膨大なマシンメイドデータ、これらの膨大なデータを、この地球、社会、お客様、全ての人々の繁栄のために提供し続けてきました。 そして当社が有するデジタルネイティブなビッグデータとAI、IoT、SaaS、BlockChain(ブロックチェーン)等の最先端技術との融合は、自動運転技術やMaaS、CASEとのシームレスな連携を実現させ、Metaverse(メタバース)の世界とSociety 5.0の実現を牽引してまいります。膨大なビッグデータと最新技術は、予測可能な世界を実現し“Geo-Prediction”による、ESG（環境、社会、ガバナンス）に配慮した経営を目指してまいります。

多様多様なビッグデータを保有

当社は地図制作において調査・情報収集～地図制作～開発～ソリューション提供まで自社で一貫して行なっており、おおよそ700万キロの走行調査データ、40億枚の画像データや、4,200万件以上の住所データ、近未来の自動走行運転のための高精度道路ネットワークデータや、8億アイテム以上の様々な地図構成データ、1日6億ログ以上の人の移動を知るダイナミックデータ、センサーにより作り出される膨大なマシンメイドデータ、これらの膨大なデータを提供し続けてきました。 走行画像においては、「全国120万km・延べ660万km」の走行調査を行っており、ビッグデータとして保有しています。衛星画像の認証・解析・自動化のプロジェクトも動き出しています。 走行データにおいては、オートモーティブ領域において、静的データに留まらず動的データ等もノウハウが蓄積・自動運転／安全運転から人流等、幅広い分野での活用が期待されています。 人流データにおいては、新規事業である『トリマ』を初めとして、地図、位置情報と人流データを掛け合わせることで新たな価値を創出していきたいと考えております。