日ごろ、どのような業務に取り組んでいますか?
当社の主力であるマンション管理事業において、マンション管理組合のサポートなどを行うアメニティコーディネーター(AC)をマネジメントするグループリーダーを務めています。おおむねAC1人で10数棟のマンションを担当しており、グループリーダーはAC3~4人を見ています。 業務は多岐に渡っており、管理組合の理事会運営にトラブルが発生した場合にACに助言を行い、ときには理事会に自ら参加して事態の収拾にあたることもあります。また、管理物件から得られる収益など数字の管理についても任せられています。複数の管理物件を見渡して、最適な管理方法を企画して、実行に移すことも大きな役割です。
この仕事の魅力やおもしろさは?
多くの管理会社が市場でしのぎを削る中で、当社が他社と管理の仕方において明確に異なる点は、本部組織と実際の管理者との間にACを配置していること。これにより統一感のあるサービスを複数の管理物件に対して実行できるのが、当社の強みの一つとなっています。個々の力ではなく、集団としての力が発揮しやすい体制と言えるでしょう。 私は前職でも同じようなポジションでマンション管理に携わっていたのですが、ACがいないために個々の管理物件に振り回される苦労を味わいました。しかし、当社に入社してからは、ACの存在に支えられて、より大きな枠組みの中でお客さまのニーズを捉えて、新しい管理方法などを提案できる機会が格段に増えました。 もちろん、自分のアイデアをACに理解してもらって、実行に移してもらう過程で苦労もともないます。でも、その分、「トラブルが収まった」「お客さまに新しい提案をご満足いただけた」といった報告をACから受けたときは喜びを感じます。
この業務に必要なスキルやマインドは何でしょう?
特定の知識を深く知っているというよりは、広く浅くでも多様な知識に通じているほうがプラスに働くと思います。なぜなら、お客さまのニーズは実にさまざまで、そのニーズに応えていくためには、何よりも円滑にコミュニケーションをとれる人間であることが求められるからです。 従って、この業界の経験がなくても、基本的なコミュニケーションの能力を備えていれば、十分活躍できる可能性を秘めていると思います。仮にACとして配属されても、いきなり管理物件を任せられるのではなく、最初はグループリーダーに同行しながら、少しずつ業務を覚えてもらうので未経験者でも不安を覚えることは少ないと思います。
会社の雰囲気についてはいかがでしょう?
ものすごく人に恵まれていると感じます。たとえば、社内の他部署に電話をしても丁寧に対応してくれる。ノリのいい人が多くて、気持ちよく仕事をさせてもらっています。私の上司も、何か相談を持ちかけたときは、必ず手を止めてきちんと耳を傾けてくれます。 仕事柄、ACの人たちとコミュニケーションをとることが多いのですが、年齢的には私より目上の方がたくさん活躍していて、いろいろと勉強させられる部分も多いですね。 入社してからもっとも驚かされたことの一つは、多くの社内プロジェクトが社員自らの手で動かされていることでしょう。プロジェクトのテーマは、「収益向上」や「新人教育」などから、「管理物件における入居者コミュニケーションの活性化」、「中古マンションの価値向上」といった分野にも及んでいます。 私自身も通常業務と並行しながら、いくつかのプロジェクトに参画して、当社全体におよぶテーマに取り組んでいます。
今後の目標や夢について教えてください。
可能なかぎり今の職種で仕事を続けていければと思っています。 世間一般では管理会社に対する認知度は十分上がっているとは言えない状況です。管理組合、居住者、そして私たち管理会社との間で今まで以上に密接な関係を構築して、管理会社の有効な活用法について世間一般の認識を高めていけるような働きをしていきたいですね。