転職サイトGreen(グリーン)
転職サイトGreen(グリーン)

勤務地

年収
インタビュー画像代表取締役社長 奥脇隆司氏

ご略歴をお教えください。

祖父が自分で事業を立ち上げていたこともあり、学生時代からいずれは自分も起業したいと思っていました。そこで、大学卒業後の就職先はいろいろな業界を見て学べるところに行こうと考え、比較サイト運営会社に入りました。そこで旅行予約サイトコントローラー事業に触れ、ネット予約市場の成長可能性を目の当たりにしたのです。 2011年の当時、旅行業界ではいくつかの大手予約サイトが競い合っていましたが、ほかにもこれから伸びてくる業界はないかを探し、その中から美容業界に着目しました。美容業界にも予約サイトが登場しており予約しようと見てみると、ある美容室は全ての時間が空いていて、別の美容室は全ての時間が埋まってる、という予約状況が表示されていました。そんなに空いていたり、混んでいることなどあるのか、と疑問に感じて自分が通ってる美容室に実状を聞いてみると、美容室のスタッフは予約状況を管理する暇がなく、放置されていたことがわかりました。つまり、お客様にとってみればウソの情報が開示されているわけで、双方にとってマイナスでしかないと思いました。それなら、予約管理を自動化することで、美容室は手間をかけることなく正しい状況が開示できて、お客様も安心して予約ができる、そうすれば双方を繋げてハッピーにできると考えたのです。 すぐにこれを始めようと、前職を4カ月で退職し、同僚だった現副社長の高橋と一緒に2011年10月、24歳でサインドを創業しました。今思えば、起業ということに対して無知だったのでそんな思い切ったことができたと思います。結果的に『BeautyMerit』は2013年4月にリリースに漕ぎつけました。

起業した時、どんな会社にしようと考えましたか?

サインド(CYND)という社名の由来は、“Cyber(インターネット)” と “Mind(心)”を掛け合わせた造語です。そこには、当社のミッションである「インターネットを通じて、心のつながりを提供する」という思いを込めています。そのミッションに至った背景には、次のような体験がありました。 小学生の頃のことです。友達の家で誕生日会があって、何人かの仲のいいクラスメイトがプレゼントを用意して集まりました。私は以前、その友達の部屋に遊びに行った際に置かれていたものや、何が好きなのかを一生懸命考えてある品物を選びました。その品物は、その日のプレゼントの中で一番安く、少し恥ずかしい気持ちになりましたが、帰り際にその友達がそっと「奥脇くんのプレゼントが一番嬉しかった!」と言ってくれたのです。その時、人を感動させたり、喜ばせるのは使った金額ではなく相手のことを思いやる気持ちだと強く実感しました。それ以来、そのことがずっと心の中にあって、心の繋がりによって本質的な価値が得られる社会を実現させたいと思うようになりました。そこにインターネットが登場し、このテクノロジーを使えば心の繋がりを提供できるサービスを実現できると考え、起業を志した次第です。

起業して、実現できたこととは?

当時、美容室の予約受付は基本的に電話で行われていて、紙の台帳でスケジュール管理をするという状態でした。出始めた予約サイトを活用している店舗でも、前述のような状況でした。そのような店舗に『BeautyMerit』を提供することで、予約管理業務が自動化されて最新かつ正確な美容室の空き状況を開示できるようになり、お客様は安心して予約ができるようになります。また、美容室は予約管理にかける手間をなくして接客や施術に集中してもらえるようになり、双方が繋がりやすい環境を提供できていると思います。 理美容室は個人経営を中心に全国に25万店舗あるといわれていており、まだまだ開拓や深掘りの余地はたくさん残っています。 これまでは、予約管理業務の効率化という価値を主に提供してきましたが、今後は収益拡大という価値に踏み込んでいきます。当社には美容室の予約に関する多くのデータが蓄積されているので、これらを分析し、美容室にご来店されるお客様の顧客満足度を上げられるようなサービスを開発することで美容室の収益拡大に貢献していきたいです。そして、美容業界をもっと収益性の高い業界に変えていきたいですね。

奥脇さんの仕事観をお聞かせください。

私にとって仕事とは、「理想と現実のギャップを埋める」ことだと思っています。これからはモノやサービスだけで差別化することはますます難しくなると考えています。重要なのは、一人一人のお客様に最適化された顧客体験を提供することではないでしょうか。そこで、個々のお客様の求めているものと、事業者が提供しようと考えているものとの間にあるギャップを解消し、両者を繋げるお手伝いをすることが自分の仕事であると受け止めています。「心の繋がり」によって、一人一人に最適な顧客体験を届けられる社会をテクノロジーの力で実現させていきたいと思っています。

社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。

当社のミッションやバリューに共感して入社してくれたことは、本当に感謝しています。そんなメンバーには、ぜひ自分で考えて行動してほしいと思っています。私は高校までサッカーをやっていたこともあって、理想の組織としてサッカーチームをイメージしています。サッカーの試合って、選手全員が「勝つ」という共通の目的を持ち、選手一人一人が与えられた役割を自覚し、自ら判断して行動しなければなりません。状況によっては守備的な選手が点を取りに行くような大胆な行動をしなければいけない時もあります。当社のメンバーには失敗を恐れず目的のために自ら考え積極的に挑戦してほしいです。それで失敗しても、失敗から学べることがたくさんありますから。

この企業と同じ業界の企業

この企業と同じ業界の企業:株式会社 Scalehack
株式会社 Scalehack
人と事業の成長を“ハック”するエコシステムを生み出す。
👋
株式会社サインドに興味を持ったら、まずは一度気軽に話を聞いてみませんか?
無料登録して話を聞いてみたい
掲載をお考えの企業様
IT転職に強い求人サイト Green
Copyright© Atrae, Inc. All Right Reserved.