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インタビュー画像代表取締役社長 正宗 伸麻氏 1975年生まれ。 幼少期よりペットに囲まれた環境で育つ。 大学卒業後渡米し、ペット関連ビジネスに携わり、ペットとの付き合い方や、大手企業が多数存在し、ペットがビジネスとしても産業化した姿を見て、日本との違いを肌で感じる。 2008年4月アメリカでの経験を活かし、ペット販売の専門会社である当社を設立し、問題視されてきた日本のペット販売を根本より解決し、正しくかつ理想的な販売モデルを構築している。 現在はペットのために、動物病院やペットサロンなど各種デジタルサービスを含む、様々なグループ事業も併せて展開し、年々事業領域を拡大している。

日本とアメリカのペット文化の違いを教えて下さい

私は大学を卒業後に渡米しました。目的はペットの勉強をするためです。まずはアメリカのトリミングや聴導犬のトレーニングを学ぶためロサンゼルスの学校へ入学し、ペットについてビジネスやショードッグ、動物学など様々な視点から学びました。学校の方針で、一般のペットオーナーにも接客する機会がありましたので、彼らのペットに対する考え方や向き合い方について身近で接することができました。彼らはお互いがパートナーシップを持ち、強い信頼関係で結ばれているように見えました。家も大きく、元々大型犬が多いこともあり、しつけや教育を徹底する文化があります。共生していく上で他人には決して迷惑をかけない事、ペットの行動に対しての責任と義務を負うことがペットオーナーとして求められていました。 また、ペットを家族として迎え入れる時も、日本のようなペットショップだけではなくて、直接ブリーダーから、もしくは捨て犬の保護犬シェルターから探すことが、当然のように1つの選択肢となっていることにも驚きました。但し、私はそれが正しい動物愛護としても理想的と思えた一方で、保護犬シェルターには日々収容されてくる新しい犬猫達が多いことも、目を背けられない事実だと感じていました。そのためシェルターはいつも溢れんばかりに一杯でした。 なぜ、この子達は飼い主から手放されたのか、またなぜ手放す人がこれほどいるのか、私には理解できませんでした。シェルターがあるから手放す人がいるのか、手放す人がいるからシェルターがあるのかという問題が存在していました。 また、聴導犬を学び、必要とする聴導犬ユーザーと接することも、良い経験でした。彼らは人の能力では到底解決できない問題をたやすく解決してしまいます。日々献身的に聴導犬がユーザーをサポートする姿を見て、またユーザーがその聴導犬を我が身のように大切に可愛がる姿を見て、改めてペットのかけがえのなさを実感し、いかに彼らと共生できるか、むしろ彼らをもっと大切に出来る社会になることを願いました。これは今でも変わらない想いの一つです。 この頃、同時に全米各地の猫のブリーダーを訪問し、日本に輸出するというビジネスを始めました。日本のペットショップから、質の高い猫を輸入したいという依頼があったのです。 最初は近所でブリーダーを探していましたが、当時徐々に普及していたインターネットやEメールを利用して、全米各地のブリーダーと取引をして、毎週10頭程度の猫を日本へ輸出できるようになりました。 今、日本でも人気のマンチカンや、ラパーマなどは当時は珍しく、私が最初に輸入をした種類です。 ある時、猫の雑誌に載っていた連絡先を辿って、マンチカンのブリーダーへ会いに行きました。優しい老夫婦が、日本から来た私を大歓迎して食事を振る舞ってくれました。今までどれだけ愛情を持って育ててきたのか、健康管理に注意したか、そしてそれが自分たちにとってどれだけ生きがいなのかを、一生懸命に話す姿がとても印象的でした。 後日、そこで生まれた猫を私が引き取りに行き、彼らが涙ながらに見送ってくれた姿を見て、ビジネスとはいえそこには割り切れない深い愛情があり、何より彼らにとっても、ペットの存在がとても大きいのだと感じることができました。同時に、あたかも彼らの愛情すらも、私が併せて受け継ぐような気持ちになり、責任を持たなければと身が引き締まる思いでした。 この時期、沢山のブリーダーと付き合うと残念ながら、いわゆるビジネスライクというか、悪質なブリーダーの存在を知っていくことにもなりました。販売後の責任は取らない、約束は守らない、体調管理もいい加減で、お金さえもらえれば良い。これは一部ではありますがそれでもペット先進国と言われるアメリカにも確かに存在しています。 また、他のどの一般ブリーダーにも当てはまりますが、彼らは個人事業主でもあり、販売後のアフターフォローが現実的に行えない事は、大きな課題ではないかとは思います。 このように、私は当時の経験から、アメリカでの様々な経験に基づいて、アメリカのペット文化の、良い点、悪い点を肌で感じることができたと思っています。この経験を提供していただいた父には今でも感謝しています。

ペッツファーストを始めた理由を教えて下さい

父がペット関連の仕事をしていたこともあり、私の育った環境には、いつも犬や猫たちがいる生活が当たり前でした。私自身ペットが好きでしたし、彼らがどこかにいる生活は、いつでも心地が良かったです。 そんな環境で育った私が日本から離れ、日本のペットビジネスや文化をアメリカから俯瞰して見たときに真っ先に感じることの中にペットに対する向き合い方がありました。 当時の日本では、アメリカに比べるとペットがまるでモノのような扱いを受けているように感じました。また、殺処分が今よりもはるかに発生していたこともあり、しっかり生涯に渡って責任を持って家族に迎え入れる意識が無いように見えました。 何よりペットの販売方法として、とても命を扱っているとは思えないようなペットショップが多く散見しているように見えました。 但し、決して日本のペット文化が、アメリカに劣っている事ばかりではありません。日本でも家族同様、時にはそれ以上に深い愛情を持ったペットオーナーの方は沢山います。 ペットのトリミング技術は、日本のトリマーのほうが優秀ですし、世界的に見てもペットと自宅で、これほどまでに衛生的に暮らしている国は他に無いと思います。 問題はアメリカ同様、一部の無責任なペットオーナーや、悪質なブリーダー、販売業者です。適切な販売手法も取らず、衛生的な管理も行き届かない、また販売後のアフターフォローも無責任であるということです。 ペットショップが販売するということは、本来プロの目線でお好みや、ライフスタイルに合ったペットを提案するという意味でも大きな役割があるはずですが、その当時はその機能はうまく機能しているようには見えませんでした。ペット業者が売りたいペットを押し売りするだけ、ですからブームに流され、マンションで買うのにハスキーやゴールデンレトリバーが流行った時代があったのです。日本では、大型犬は流行してはダメなんです。ペットショップが売上至上主義を追った結果と言えます。 私も当時は、既にペットショップに携わっていましたが、このペット業界の問題が、もはや社会的な問題となっていることを見て、正しいペットの販売方法を構築できるペットショップを改めて目指すために、過去の業態を改めて、ペッツファーストを始めることにしました。過去の経験を踏まえて、改めてペットの命に向き合い、正しいペット販売がどういう事なのかを追求したいと覚悟を決めた瞬間でもあります。 ペッツファーストを設立した2008年当時は「ペットと共生する」というのがペット業界だけでとどまらず一般的にも流行りのキーワードでした。 しかし、これからのペットショップの将来を想像すると、共生という言葉ではなく、人より立場の弱いペットをむしろ優先する、尊重する事が我々ペットに関わる事業者としてのあるべき姿ではないかとは思いました。そして「いつもペットを最優先に考え、一頭一頭の健康管理を徹底しながら、安心してお客様に迎えていただけるような会社でありたい」という想いを込めて、この社名をつけました。 今でも大切な「命」を取り扱う会社として、社名の通り「Pets Always Come First」という理念を掲げて、購入いただいたペットの日常のケアまでサポートするサービスの提供や、全ての犬と猫が生涯を全うできる社会づくりにも取り組んでいます。 これからもこの理念を決して忘れずに、ペットにも、またそのペットを愛するオーナーにも幸せなペットライフを提案し続ける会社でありたいと考えています。

休日はどんな風に過ごしていますか?

休みの日は、自宅で家族とのんびり過ごすことが多いですね。 うちには妻と4才の娘が一人います。他にも犬が3頭、猫が1頭、うさぎ一羽と共に過ごす生活を送っています。うさぎ以外はみんなペッツファーストで出会いました。4歳の娘も私と同じくペットに囲まれ毎日楽しそうに共生し、彼らから学ぶことも多いようです。もはやかけがえのない存在であり、彼らがいない生活は想像しにくいとも言えます。 そのうちの1頭、ミニチュアシュナウザー(クリスタル 女のコ 3歳)は、昨年全国各地のドッグショーに出てチャンピオンになりました。クリスタルの頑張る姿を応援して、チャンピオンになった時にはすごく嬉しく、こんな風にペットと時間を共にする楽しみ方もあるんだなと、私自身も勉強になりました。 クリスタルの朝晩の散歩は私の日課です。散歩中は私自身もリラックスができて、運動不足も解消できて、とても良い時間です。クリスタルは他の子より身体も大きいので、雨が続くと困りますが、彼女が当社のペットサロンのMISS BIBI でシャンプーしてもらうと必ず雨が降る気がしていて、家族からは雨犬と呼ばれています。 他に、ティーカッププードルと、白いポメラニアン、ミヌエットがいます。 そして、いま新たに2頭目の猫としてエキゾチックの男の子が我が家にペッツファーストの2泊3日のホームステイ制度を利用してやってきました。 彼は珍しい三毛猫のオスで、招き猫のモデルになった幸運を呼ぶ猫らしいです。 スタッフからは、「目指せムツゴロウさん」と言われています(笑) ちなみに本社の会議室は5部屋ありますが、それぞれトイプードルやミニチュアシュナウザーなどの名前がついていて、もちろん全て私の家族たちの写真が使われているという親バカな会議室になっています。 しかしペッツファーストの子達は、いつ見てもほんとにかわいいので家族が増える一方ですね。 また最近、家族で同じ趣味を持ちたいということで乗馬を始めました。 空いた時間を見つけては、家族で乗馬をしています。彼らに触れ合っているだけで、なぜか私も優しい気持ちになっていくのがよく分かりますし、まだまだ下手くそな私を上手に乗せてくれるんです。 ゴルフなども、以前は好きで良くやっていましたが、今は馬とふれあうこのスポーツにどっぷりハマってしまいました。 基本的に私が出不精なので、他には自宅で連続ドラマをイッキ見したり、子供とどこかに出かけたりするくらいで十分楽しんでますね。 もちろん子供に対しても、ペットに対しても、いつでもきちんと向き合う事はなかなか大変ですが、すごく充実しています。 家族でハワイが好きなので、将来はハワイへの移住&リモートワークを願いつつ、これからも休日は、家族でいつものんびり暮らしていくと思います。

将来の目標は?

ペッツファーストを成長させて、日本にペットと暮らす幸せや正しい文化を広げることです。また、ペット販売の正しい手法を磨いて、彼らの命に寄り添いながら責任あるペットオーナーにマッチングさせることです。 「すべてのペットとペットを愛する人に必要とされる会社となり、私たちがペットライフの新しいスタンダードになります。」 私たちが大切にしている経営理念も、まさしくそれを目指しています。 アメリカやヨーロッパに比べると、ペット後進国と言われる日本ですが、私の個人的な体験から見ると、まだまだ日本のペット文化は改善できます。私たちが新しいペットとの暮らし方を、終生に渡って提案できる会社になりたいと思っています。 正しいペットの販売方法とはなんでしょうか? ・顧客満足度を上げること ・従業員満足度を上げること ・ペットが幸せに感じること ・ペットの健康管理を徹底すること ・取引先(ブリーダー)を大切にすること ・コンプライアンスを守ること 当然ながら、色々な要素が存在します。もしかしたら人によって受け止め方が違うかもしれません。ペットの命への向き合い方とも言えるのかもしれません。 私たちはペットの命を販売する以上、最後の一頭まで責任を全うし、愛情溢れたペットオーナーとマッチングさせることが必要です。いわゆる売れ残りを作っては絶対にダメなんです。流通過程で健康管理を徹底し、病気を無くし死亡事故の発生を最小限に留めること、当たり前のようですが、これがペットショップとして必ず取り組み続けなければならないと思っています。 但し、これらには大きな費用や、リソースがかかります。 でもこれは正しい販売方法のいちばん大切な定義です。 また、数年前に私たちの新たな取り組みとして、お客様満足度を上げるため、いわゆるクレームを徹底的に減らそうというプロジェクトを実行しました。ある指標に注目して、徹底的に対応や販売オペレーションを見直して改善をはかりました。 そのプロジェクトには、同時に会社としても大きな投資も行いました。私は開始当時、費用をかけていわゆるお客様満足度を上げることは、すなわち利益を短期的には減らすことだと認識していました。ところが一年経過した頃には、その指標は大幅に改善し、投資額を上回る利益を生み、結果的に嫌な思いをさせてしまうお客様を減らし、従業員が喜ぶということになりました。わずか一年で劇的な利益も含めた成果が上がったとも言えます。 まさしく正しい販売方法が、適正な利益を生んだ1つの良い例だと思います。 正しいことをみんなで目指す力強さと、またそれが更に社内の沢山の仲間との連携や共感を呼び、結果的にお客様にも胸を張って堂々と提案ができるようになりました。 正しい販売方法は、私たちを更に成長させ、生まれた適正な利益がお客様やスタッフやペットに還元される良い循環が生まれるということです。ペッツファーストの成長は、この循環がなければ決してありえないとも言えます。 この正しい販売方法を更に磨き、またチームペッツファーストとして、お客様に提案し末永く幸せなペットライフを提供できる会社に、いつか必ずなりたいと思っています。

入社を検討している方へ

私たちは、もっと成長をしてペット業界を代表する会社となりたいと思っています。 これらに真剣に、誠実に、かつ謙虚に取り組むことが、私たちの持つ誇りやプライドでもあります。 その一方でもっとできることも沢山あります。 これからもDXを進めて成長をし続け、新しいペットライフのスタンダードを創り、日本のペットや彼ら、彼女らを愛するペットオーナーに、必要とされる会社になりたいと思っています。 この度は、ペッツファーストへの入社をご検討いただきましてありがとうございます! 私たちは、いつも目標に向けチャレンジしていますので、ぜひペッツファーストの仲間になってください。 ただいまペッツファーストはデジタル化真っ最中です。 皆さんの応募を是非お待ちしています。

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