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インタビュー画像バウンディア合同会社 COO(最高執行責任者)

バウンディアの設立について

バウンディア合同会社(以下、バウンディア)COOの小井戸様にお話をお聞きしたインタビューをまとめました。 ーーバウンディアは2018年9月設立という事で今は2期目になりますね。 先ずは設立した経緯からお聞かせください。 ◆ 実はバウンディア設立前に1つの会社を設立しています。 その会社は新規事業企画を目的として設立しまして、IT企業向けの広告事業を営んでおります。 私がエンジニア出身ということもあり、IT業界に貢献するサービスを立ち上げたいと思っているところに、とある企業がCVCとしてご支援をいただけることになり、第三者割当増資という形でシードラウンドの出資をいただいて設立しました。 ーーそこからなぜバウンディア合同会社の設立に繋がったのですか。 ◆ 新規事業という事業特性からインキュベータやアクセラレーター、新規事業に取り組む大企業の方、大成功したと言ってもよい経営者の方など様々な方と意見交換する中で、サービス対象者側の成功モデルを自ら実現できれば他社には出来ない差別化となる、という想いが生まれていきました。そこで、元来の専門領域である開発をコア事業とするバウンディアを設立しました。 最初は広告塔くらいのイメージで関わったのですが、やはりやり始めると想いが強くなってきてしまい今は全力投球です。 まだ1期を終えたばかりですが、もはやグループのコア事業になりつつあります。

IT業界との関わりについて

ーーIT業界に入ったキッカケなどお聞かせください。 ◆ 私がこの業界に興味を持ったのは、父親が購読していた日経コンピュータを目にしたことでプログラム言語という未知なモノに出会ったことです。1980年後半~90年代前半の頃だったと思います。 学生時代からCやC++に取り組んでいて自信もあったので、就職で入れるなら大手の方がいいかなと、とくに深く考えずに味の素のシステム子会社に就職しました。 大手です。業界一位です。給料が高いです。・・・が、すぐに辞めてしまいました(笑) ーーえ?すぐにですか。 ◆ 大きな会社ではパートナーのマネージメントが大切な仕事であると、入社してすぐに教えられました。 もちろんそれも立派な仕事ですが、私はプログラマとしてキャリアを積みたかったので・・ごめんなさい、と。 辞めるにあたっては役員や採用責任者・担当者、配属先の上長に至るまで取り囲まれての事情聴取・・。 今は自分が採用側にいて、採用計画やコストや各部門との調整、現場での受入準備、教育などと大変な事が分かるので、とんでもないご迷惑をおかけしたんだな、と思っています。 ーーその後が気になります。 ◆ そのあと縁あって150名前後の会社に入ることが出来ました。そこで20年間しっかりとエンジニアとしての経験を積むことが出来ました。 独立する直前は執行役員としてエンジニアのキャリア形成や事業構想などをひたすら考えていました。 新卒の出だしでは躓きましたが、次の職場で一つのことを長く続けたからこそ経験がリセットされずに成長できたような気がします。 もちろん、技術的には時代の変遷に従って様々な分野に挑戦していきました。

苦労したコト、心がけていたコト

ーー長く同じ業界にいると様々な事があったと思います。 苦労したエピソードなどお聞かせください。 ◆ 苦労というフレーズを聞くと真っ先に思い浮かべるのが、クライアントに怒鳴られたり、それこそ始末書も沢山書いたなぁという記憶です。 自分の失敗もありますが、そういうのはあまり怒られないです。むしろチームや組織としての失敗に対してリアルにお叱りを受けたことは、2、3回というレベルではありませんでした。 その時は、なんでオレなんだよ、もっと上に言えよ、と心の中で思いました。 あ、技術的なことを話した方がいいですか(笑)・・・? ーーぜひお聞かせください。 ◆ ありふれた言葉ですが、怒られるのは期待の裏返しと言いますが、私の実体験では正にその通りでした。 顧客の高い要求にどう応えるかとか、チームがどうあれば最大のパフォーマンスを発揮できるのか、とか色々試行錯誤しながら行動しました。 どうにもならない時にはGPLコードのシグネチャ宛てに拙い英語でメールしてみたりとか(ちゃんと返信があってサンプルコードまで作ってくれました!)、既成概念に捕らわれずに行動していたら、そのうち勝手に評価が付いてきました。 ーー仕事をしていたら誰でも1度はイヤになることがあると思います。 そんなとき逃げたくなりませんか。 ◆ もちろん、ありますよ。 でも、20代のころ初めてリアルに怒鳴られたその方は今や上場企業の役員ですが、今でもお食事に誘っていただいたりアドバイスをいただいたり懇意にしてくださってます。 今の時代にはそぐわないのかも知れませんが、やはり自ら決めた道、自分の人生の物語ですから、いま出来るコトを全力でやった方がきっと後悔も少ないのではと思っています。

採用で大切にしているコト

ーー採用する際にはどの様なコトを大切にしていますか。 ◆ どんなコトを…うーん、少し言いにくいのですが、採用するときに職歴やスキルの確認はもちろんしますが、それよりもその人がどんなマインドセットを持っているかを重視しているかも知れません。 私の新卒時の経験から、その人の意向はうちで実現させてあげられるのか、ということは気にします。 それにうちが協力できるか、応援したくなるか、またそれが継続できそうかどうかを判断しています。 ーーマインドと継続力を大事にしているのですね。 ◆ 正解への道は色々とあると思いますが、経験則で言うと継続できるかどうかというのは成長への大切なコンピテンシーだと思います。 求人文章にも書いてもらったのですが、個人の想いと会社の事業戦略と掛け合わせることで一人では達成することが難しい大きな成長を実現していく会社にしたいと思っています。 「マインド」は立派なコトである必要はありません。その方の「想い」を大事にしたいと考えています。 ーーどんな人を採用したいですか。 ◆ ただ現状をスナップショットで見るのではなく、中期的な人生というタイムラインの中で、個人のキャリア形成を会社の事業戦略と組み合わせてマッシュアップしていく、ということに共感していただけたら嬉しいです。 組織をただのハコだと思っている方には合わないかも知れません。ただ今はどんな仲間であっても受け入れたいと思っています。最初から3年で卒業します、と宣言してくれても良いくらいです。 今の時代苦手な人もいるかも知れませんが、早く社員旅行などに行きたいですね(笑)

経営で大切にしているコト

ーーところで、9ヶ月で14名の採用というのは早いペースですね。 ◆ まだ米粒の様な小さな組織なので、なかなか皆の頑張りに報いることが出来ていません。 皆の努力や工夫をより高い成果に変えるのが組織であり経営だと思っているのですが、うちメンバーは報いよりも皆で会社をスケールさせるという気持ちを共有してくれるので、想定よりも早いスピードで経営戦略が達成しています。 ただ、正直に言ってGreenに掲載したコトを自信もって誇れるのは、2022年度くらいになるかも知れません。 ーーお話ありがとうございました。 最後に座右の銘の様な大切にしているコトをお聞かせください。 ◆ 経営者にとって最も大切なことは「人を好きになる」ことだと思っています。 もちろん私も人ですから、学生時代は好きではない人と付き合うことは無かったし、社会人になってからも好きではない上司や苦手な部下も正直に言っていました(笑) だけど、経営者にとって、苦手なクライアントだったり好きではない社員がいて良いのでしょうか。 現状維持で良いという中小のおっちゃん経営なら好きにすれば良いのかも知れませんが、私たちはもっと高いステージを目指しています。 もし誰かがある人を苦手だとか好きじゃないと言っているのを聞いたら、それこそ積極的に会うようにしていて、その人の良いところを見つけて、私のことも好きになってもらうように努力する。そういったことを心掛けています。 ■ 小井戸 浩 / 1974年生まれ Web創成期からエンジニアとして20年活躍。その後新規事業を企画・開発・運営するスタートアップを設立。 2018年9月にバウンディア合同会社を設立してCOOに就任。 現在に至る。

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