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インタビュー画像代表取締役社長 福屋 剛氏 関西外国語大学卒業後、新卒で入社した繊維・テキスタイル卸トップシェアの商社・瀧定大阪にて約10年間、企画・生産・販売に従事。アパレル廃棄の問題に直面し、それを解決するため、2015年3月、株式会社ウィファブリック設立。2017年7月、アパレル卸売・仕入れサイト「SMASELL(スマセル)」をリリース。音楽とファッションをはじめ、旅行、アウトドアゴルフ、サーフィン、映画鑑賞と幅広い趣味を持つ。1981年生まれ。大阪出身。

ウィファブリック設立前の経歴を教えてください。

関西外国語大学に在学中、バックパッカーで単身50か国近くを訪問。先進国も途上国も、いろんな社会的課題をつぶさに見てきました。一方で、昔からファッションと音楽に興味があり、アメリカやイギリス、フランス、イタリアといった、ファッションと関係が深い国も訪問しました。ニューヨークに留学中は、ファッションに関係する仕事がしたいと思い立ち、勉強する傍らでアシスタントバイヤーを経験。古着を仕入れて日本に送る仕事でした。帰国後はセレクトショップで販売員のアルバイトをしていました。 モノづくりを仕事にしたいという思いがあったため、大学卒業後は日本最大の繊維商社に入社。そこで10年くらい、企画・生産・販売にたずさわりました。仕事はとても楽しかったのですが、ファッション業界のマイナス面を見ることに。アパレル廃棄の問題をはじめ、ファッション業界を持続可能にするため自分に何ができるか考えるようになりました。

ウィファブリックを立ち上げた経緯は?

実は、新卒で繊維商社に入社したときから、いつか独立しようと考えていました。ただ、もう少しライトな気持ちでファッションを楽しめる会社を作りたかったんですけど、ファッション業界には乗り越えなければいけない大きな課題が山積している現実に気付いてしまい、この大きな課題を解決するビジネスの方が自分にあっているし、おもしろいことが体験できそうだったので、ウィファブリックを創業しました。 アパレル廃棄は社会問題とさえ言える大きな課題ですから、自分ひとりで問題を解決する気はさらさらなくて、仲間やファッション業界で働く問題意識を持った人たちと一緒に解決して行こうと思っています。ただ、誰かが声を上げる必要性は感じていました。業界内の人もアパレル廃棄の問題を解決しないと、業界全体のサスティナブルな成長は見込めないのは認識していたが、どこから手を付けていいのかわからない状態。旗振り役が必要なのは明らかでした。誰もその役割を買って出ないなら自分がやろうと起業しました。

前職の繊維商社で「アパレル廃棄」に取り組むこともできたのでは?

前職の会社でアパレル廃棄の問題に取り組む道も模索できたのですが、大手企業が改革を叫ぶと抵抗勢力が表れて、足を引っ張りかねません。ライバル会社が賛同してくれないと、インパクトも弱くなり問題解決に時間がかかります。その点、独立して小さな組織を作り、ニュートラルな立場で動けば、理念に賛同した企業が参加してくれます。大手企業だと資金面では楽でしょうが、利害関係が複雑に絡み合っているため、うまくいかなかったかもしれません。 最初はサプライヤーを集めるところからスタートしました。知り合いのサプライヤーに声を掛け、50社に事前登録してもらい、オープン時は100社弱のサプライヤーを集めることができました。サービス立ち上げ前に登録を促すのは大変でしたね。紙一枚の資料を用意して、あとは熱意を伝えるトーク。今では、国内でトップ10に入るような企業が参加してくれ、少しずつですが問題解決に向けて動こうという意識が働き始めています。

メディアに取り上げられた影響はありますか?

日経系のメディアを中心に取り上げてもらっています。「ガイアの夜明け」が放送された影響でバイヤーの会員数が大きく伸びました。メディアがアパレル廃棄を「廃棄ロス」の問題として扱ってくれるおかげで、自社のブランドの価値を守るために服を廃棄するのはダメという風潮が醸成されつつあります。ファッションメーカーも廃棄を前提としない生産計画を立ててくれると、アパレル廃棄問題は解決へ向けて大きく前進すると思います。廃棄せずにブランド価値を守らなければならない時代。社会全体でようやくアパレル廃棄を真剣に考え始めてくれるようになりました。 アパレル廃棄の問題に真正面から取り組むと声を上げたとき、ファッション業界内の人は「ついに言った」と思ったのではないでしょうか。それぐらい、業界内の誰もが問題の切実さを感じていました。社会問題でなくとも、業界的に課題解決の必要性はあったと思います。社内だけでなく、業界内でも思いを共有できるようになってきました。

アップサイクルのブランド「RDF」の今後は?

会社設立当初は、スマセルのアイデアはまだなくて、モノづくりをしてきた経験を活かしてアパレル廃棄の問題を解決しようとプロダクトブランド「RDF」を立ち上げました。しかし、廃材をアップサイクルするメーカーになるには、大量に生産できる資金面での体力が必要だとわかりました。少量生産では、廃棄から救える商材は微々たるものになってしまい、課題解決には程遠い。一つのブランドにできる限界を感じました。 そこで、インターネットの力を上手く活用したサービスを作ろうと考え、スマセルが誕生しました。スマセルが広まることで、RDFのようなブランドが他にも増えると、リメイクやアップサイクルなどで、新たな価値を生み出すという、当初の計画も形を変えて成功に導くことができます。リメイクやアップサイクルの文化をファッション業界に根付かせたい思いもあるため、RDFのブランドは今後も大切にしていきたいですね。

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