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インタビュー画像代表取締役社長/CEO 岡 丈詞氏 工学部機械工学卒。新卒で自動車メーカーに入社するも1年未満で退職。塾経営を行いながら、知人の設計事務所での業務にも携わる。その後、“i-mode”の登場に衝撃を受け、2001年に株式会社りーふねっとを設立。携帯コンテンツや専用サイトの開発で実績を積み、2009年のiPhone日本上陸前からスマートフォン事業に転換。2012年には日本で14社目の電気通信事業の資格を取得。「67コール」など新たなチャレンジを始め、現在に至る。

好きな言葉を教えていただけますか?

“初志貫徹”です。小学生の頃、自動車メーカーに勤めることが夢でした。そこで、自動車メーカーに就職するならこの大学、この大学に進学するならこの高校と、自分で進路を決めたのです。成績が希望の学校のレベルに全く届いていなかったので、進路指導の先生は呆れていましたが…。しかし私は中学3年生と高校3年生のそれぞれ1年間猛勉強をして、希望どおりの進路に進むことに成功しました。 大学で日本拳法をやっていたときも同様です。いわゆる“体育会系”で、部のルールや先輩の指示には従わなければならないというような、上下関係が厳しい環境でした。その中で、私は1年生の頃から「もっと自由に発言したい」と訴えました。はじめは「ありえない!」とつき返されましたが、何度も先輩たちに直談判していると、次第に同じような意見を持つ仲間が出始め、最終的には自由発言できる機会を増やせたのです。 “初志貫徹”という言葉は、経営者となった今も大切にしている言葉です。

自動車会社に入社したのに直ぐ止められて後学習塾を始めたとか…?

目標通り、自動車会社の開発になりましたが、自分が考えていた内容との隔たりが大きく直ぐにやめてしまいました。 その後、一旦はフリーになりましたが、学生時代にラリーチームで活動する費用を稼ぐために、家庭教師のアルバイトをしていました。自分で言うのも何ですが、私が勉強を教えた生徒はみんな希望通りの学校に進学していったのです。医・歯・薬の学部に合格させた生徒もいます。一時期は順番待ちができるほど、家庭教師として引っ張りだこに。その経験やノウハウを活かして、中学生と高校生を対象とした塾を開き、講師と塾経営の両輪で拡大を続けて13年経営しました。 成績を伸ばすコツ、ですか。講師がガマン強くなることですね。生徒が自分で考えて答えを出すまで待つ。たとえ1時間かかっても、待つことです。途中でヒントとなるような考え方は教えますが、基本的には待ちます。答えが間違っていてもいいのです。自分で一生懸命考えて答えを出した生徒は、正解を聞いたら二度と忘れることはありませんから。人はそうやって自分の頭で考えながら、成長していくものではないでしょうか。

塾経営をしながら、設計事務所での仕事にも携わっていたそうですね。

スタート当時は生徒が集まるのは18時以降なので、日中は知り合いからの依頼で、土木設計事務所で設計の手伝いをしていました。大学で機械製図をしていたので、その知識や技術を買われたのです。 ただ、製図をしているだけではつまらない。私は新しいものが好きで、当時まだ珍しかったパソコンとLotus1-2-3(表計算ソフト)を仕事に持ち込みました。Lotus1-2-3のマクロをマスターし、施工に必要な計算を自動化。1ヶ月かかっていた計算を2時間で終えられるようにしたのです。その仕事が評価され、今で言う“社内ベンチャー”を立ち上げることになりました。その後AutoCADも使いはじめ、当時はまだ手書き、電卓だったものをコンピューター化し膨大な仕事をどんどん処理していったので、4名の社内ベンチャーでその事務所の売上の約8割を稼いだ時期もあります。 その頃から、今に続くベンチャースピリットが培われていったのでしょう。新しいこと、そして何より面白いことをやる。それが私の軸になっています。

今、経営者という立場で、一番やりがいを感じるのはどんなときですか?

多くの人が使っているものを、自分たちが作っていると実感できた瞬間ですね。 例えば、当社の子会社になりますがイスラエル企業の『trackimo』(トラッキモ)というGPS端末を日本国内で販売する会社があります。専用のアプリを入れたスマホ・PCなどの端末と接続すると、自転車の盗難防止、高齢者やペットの見守り、マラソンの記録管理・追跡が可能になるプロダクトです。 先日、友人からLINEが送られてきたのですが、友人が受けた研修でその『trackimo』が使われていることを知りました。「これ、お前のところの製品だよね?」「そうそう!ウチのなんだよ!」。こういうやりとりができるのは、本当に嬉しいですね。売上や購買層のデータなどではつかみきれない生の情報だと思います。 日常の中に、自分たちの製品がしっかり存在し、無くてはならないものになっている。そんな感覚を味わうために、私も社員も頑張っているのです。

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