GPSSの強みは何でしょうか。
建設・金融・グローバル、という三つの強みがあることでしょうか。 当社は、企業として特別な三つの強みを持ち、それが独自の成長エンジンになっています。まず一つ目は、建設会社として確かな技術を誇るという側面。理想を思い描くだけではなく、具現化できる施工力を持ち、それが他社にはない説得力になっています。 そして、二つ目は代表の私が外資系証券会社の出身であり、金融に関しても深く精通しているという点です。この金融テクノロジーは、安定した経営基盤を構築する上で存分に発揮されていると思います。 さらに三つ目は、前述の外資系証券会社での経験から、社風としてグローバルな感覚が備わっているということがあげられるでしょう。それは人材の募集において強く反映され、当社では国籍に関係なく採用を展開し、さまざまなバックグランドを持つ社員が、「GPSS」のもと事業に向き合っています。
GPSS創業の前には、世界を旅していたとお伺いしました。
はい、大学卒業後入社した外資系の証券会社を退社後は、世界100ヶ国以上を10年近い歳月をかけて旅をしました。 私は、そのころから幸福について熱心に研究をしていました。社会人類学を学んだり、実際に世界の国々を見て回ったりしたわけです。そうした中で、人を幸せに導いてくれる社会体制と、そうでない社会体制があるのではないかと考えるようになっていきました。それは会社づくりにおいても根幹を成すものでした。誰もが会社で働くことに、多くの時間と能力を使っていますが、そこで幸福を感じることができなければ、結果として幸せな社会にはならないでしょう。そのため、私はこれまでと違った、もっと幸福を実感出来る会社をつくっていきたいと考えています。 具体的には、社員一人ひとりが業務に対して、社会の役に立っているという認識を持てなければ、自分の幸福感を得ることはできません。当社の場合、社会的に「GPSS」という存在意義がはっきりとしているため、そこで最大限に力を発揮することで自分の生み出す価値の尊さを自覚することができます。
GPSSでは、どのような方が活躍していますか?
幸福とは個人の主観であり、そして主観として体験できる最高の経験です。しかし、日本は同調圧力が強く、幸福を感じにくい国でもあります。個を犠牲にして他の存在を優先させる構造は、幸福とは真逆に位置するものといえるでしょう。実際に、個人をもっと尊重する社会では、決して自分勝手な社会にはならず、むしろ幸福度は高いのです。日本でも個性を伸ばすことやイノーベーションに関しては、総論では同意しています。にもかかわらず、各論で反対し、個性を埋没させていくのが日本の文化です。 そうであってはいけない、人は変わっているほうが良い、違う人は素晴らしい。私はそのように考え、当社では個性的な人材を積極的に採用しています。 世間一般から見てどうかなどは関係ありません。「GPSS」に合致すれば、どのような働き方であっても良いでしょう。ですから他の場所では認められなかった、否定された方も、当社であれば本当の実力を発揮できる可能性も十分にあります。 これからも当社は既存の社会構造を崩す、自由な雰囲気を享受したい人材を集めていく方針です。たくさんの個性がクリエイティブな土壌をつくり、それがまた新しい発想を生み出していくのです。
まずは、「GPSS」に込められた想いを教えてください。
GPSSという名称には、持続可能エネルギーによる電力コストが既存の電力のコスト以下になる「グリッド・パリティ(Grid Parity)」を実現することによって、真に持続可能な社会(Sustainable Society)を実現していくという、私たちのビジョンと願いが込められています。