システム部グループマネージャー　向田敬博氏

ご略歴をお教えください。

1998年に大学の法学部を卒業し、SKB前身の日比谷計算センターに入社しました。同社を含めて3社から内定をもらったのですが、各社に理由を聞きに行きました。すると、日比谷計算センターが最も率直に話してくれました。私は小学校時代から野球を始め、高校の部活では主将を務めるほど野球漬けの日々でした。その反動か、大学時代はほとんど勉強せず、サークルなどで遊んでいたのです。「君は勉強してこなかったね。でも努力する姿勢はあり、裏切らない人間性であることはわかった」と言ってもらいました。その言葉が嬉しかったのです。 入社後はプログラマーとして配属され、2年間は汎用機であるNECの「ACOS」シリーズを使っての開発に従事しました。正直、“お荷物社員”だったと思います。3年目から、財務会計および人事・給与パッケージの「SuperStream」をカスタマイズ導入する仕事に就きます。非常にいい先輩に恵まれ、遅ればせながら「システムとはそういうもの」という本質的なことを学び、仕事が俄然面白くなったのです。仕事が楽しくて仕方なくなり、チームリーダーやマネージャーに昇格していきました。一時期「SuperStream」から離れて別のパッケージを扱うチームを立ち上げたり、ビッグプロジェクトに加わるなどして経験を積んできました。

今後、御社をどういった会社にしていきたいと考えていますか？

金融系システム構築の領域、損害保険システム構築の領域、財務会計および人事・給与領域、この3つの事業領域において、強み（知識、開発力）を活かしさらに伸ばしていくことです。 既存のお客様の開発と保守をしっかり行って、信頼を裏切ることなく、さらにお客様との関係を深耕させていきたい。 SKBには、SKIから転籍してきた優秀なエンジニアが入って来てくれていますが、今回の中途採用でご縁のあった方々には、我々が持っていない領域の知識や知恵の共有を期待しています。会社全体の底力をさらに上げていきたいです。

向田さんの仕事観をお聞かせください。

生活のために仕方なくやるもの、といったふうに考えたことは一度もありません。個人的に、お客様に「No！」と言わないことが自分のプライドになっています。そこに自分の価値があると思うからです。また、入社3年目に出会った素晴らしい先輩から「お客様を出世させることが仕事だ」と教わりました。それでお客様から評価され、仕事をリピートしてくれるというわけです。目からウロコが落ちるような衝撃でした。以来、ずっと心に留めています。

社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。

お客様の役に立つ人材であり続けてほしいです。そこが当社の唯一の存在意義ですから。そのためには、努力が必要です。慣れてくると、手を抜こうと思えばいくらでも抜くことができるでしょう。しかし、そんな姿勢はお客様に見抜かれます。競争が激しい世界にあって、そんな人間がお客様から仕事を任されるでしょうか？　お客様のニーズを真摯に聞き、誠実に対応しなければ感謝されることはありません。お客様からの感謝こそが、エンジニアのモチベーション・リソースだと思います。このモチベーションが仕事の原動力。ですから、お客様の役に立とうという意識を持ち続けられる人であってほしいと願っていますし、新しく仲間となってくださる方々とも、そのような価値観が共有できたら嬉しいです。

オフタイムはどのように過ごしていますか？

今はゴルフの練習に夢中になっています。以前は好きではなかったのですが、SKIグループに入ってから、先代の社長から「お客様とラウンドするから、恥ずかしくないよう練習しておくように。」と言われました。それでしぶしぶ始めたところ、ハマってしまったという感じです。ベスグロですか？　89とまだまだです。ゴルフは自分が上達しているところがわかるのが楽しいですね。SKBにはゴルフ部もありますので、これから始めたい方、すでに私よりも上手な方も、入部大歓迎です！ 高校時代に打ち込んだ野球は、もう見るのもイヤという感じです（笑）。しかし、当時のチームの仲間とよくゴルフをしていますが、そういういい仲間ができたことは財産ですね。