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インタビュー画像CEO 田畑 隼弥氏 2013年12月、新卒でクラウドソーシングサービスを運営するランサーズに入社。Webディレクターとして企画に携わる。2017年1月、リクルートマーケティングパートナーズへ転職し、マッチングアプリの開発を担当。2019年7月、株式会社mgramのCEOに就任。エムグラム診断による分析では、#スーパードライ、#異常に怖いもの知らず、#察しが良い、#人にイライラしにくい、#なかなか図太い、#協調性少なめ、#心配しがち、#若干おとなしい

具体的な経歴を聞かせてください!

学生時代からネットビジネスをはじめ、就職せずにそのまま起業しようと考え、起業を目指す人が集うイベントに参加。学生部門ではなく、社会人部門にチャレンジしたところ、一緒に出ている大人たちがすごくて、見事に打ち砕かれました。 そこで、まずは社会でビジネスの経験を積もうと、大学時代にアフィリエイトをしていたときに活用していたこともあり「ランサーズ」にインターンで入社。卒業後もそのまま働くことになりました。 Webディレクターを務め、自分が作ったサービスを使ってもらえる喜びを見いだしました。30人だった会社も150人に増え、ベンチャー企業がビジネスを拡大するフェーズを現場で感じることができました。その後、大手での仕事を経験してみたい気持ちとマッチングアプリの開発に携わりたいという思いから、リクルートマーケティングパートナーズに転職。マッチングアプリ「ゼクシィ縁結び」のプロダクトマネージャー(PM)を担当しました。

MgramのCEOに就任した、いきさつは?

リクルートでは「ゼクシィ縁結び」のPMとして、事業戦略からプロダクトの企画、開発ディレクションまでを担当し、事業を成長させました。10人程度だったチームは、辞める頃には50人を越えていました。もともと「起業」が頭にあり、5・6年の間、社会人として突っ走ってきたので、少しインターバル期間でも設けようと考え、リクルートの退職を決めました。 趣味のゴルフに打ち込んで、心身を休めてアイデアを考え次に起業しようと考えていたのですが、人材紹介のビジネスをはじめていたリクルートの先輩からmgramで、サービスをスケールさせるためにCEOにならないかと打診を受け、話を聞いたところmgramのサービスに大きな可能性を感じ「おもしろそう!」と思いCEOに就任しました。性格的に「おもしろい」ことに忠実なんですよ。 ベンチャー企業が成長するのを体感し、リクルートで自らサービスを育て、起業を前にCEOとして経営を含めたより広い視野でビジネスを経験するということは、社会にインパクトを与えるにはもってこいの状況や環境のため、決断しました。

仕事を進めるうえで大切にしていることは?

私はカスタマーに近いサービスでないとバリューを発揮できないタイプ。逆に言えば、自らが体験できることだと、相当の力を出せると自負しています。ランサーズ時代も、自分がサービスのユーザーであったから、使い手の気持ちがわかり、それをサービス開発に活かしていました。 リクルートでのマッチングアプリ開発でも、まず自分がユーザーとして徹底的にアプリを使いました。ランサーズでもリクルートでも、社内でいちばんサービスを使い倒している人間として認知されていました。ユーザーの気持ちを知らないとサービスは作れないと考えています。ユーザーになり切った状態でサービスの開発を進めます。 現在ではエムグラム診断も、もちろん使っていますし、それ以外の性格診断サービスやアプリもあれこれと使っています。特に性格診断は女性が好きなようなので、性格診断を使っている女性に話を聞いていますね。

創業者であり、エムグラム診断の開発者である、松村有祐氏はどんな人物ですか?

高専出身のエンジニアで、19歳の頃からAIの研究をはじめて、ドクターをとったあとは米国IBMのワトソン研究所で研究者をしてきたという、スーパーエンジニアです。私は長い付き合いではないので、彼をよく知る人たちの声を総合すると、スティーブ・ジョブズではないですが、プロダクトに対する愛着がすさまじく、開発にすべてをかけるタイプのようです。 人工知能の博士号を持っている人物なので、サービスのタネを作れる人だと思います。私は彼が作ったタネに水をやり肥料を与えて大きく育む係。思いがこもっているプロダクトを受け継いだだけに、責任は重大。受け取ったバトンを落とさないようにゴールまでしっかり運ばなければなりません。

趣味は何ですか?

趣味はゴルフです。3年前に初めて、直近1年半のめり込んでいます。今も月に2回ぐらいコースに出ています。ゴルフは技術が3分の1で、あとは戦略と精神力。技術がなくても戦略と精神力さえ鍛えればスコアが上がるはずなのに、うまくいかないものです。技術の上達もさることながら、技術以外でスコアが上がらないのかあれこれ考えるのも、ゴルフが楽しい一因ですね。 経営者はゴルフ好きが多く、趣味を介して他の経営者とつながりが持てるといいなと思っています。そうなると、結局、ゴルフも仕事の一環になってしまいます。でも、私はそれでいいです。好きなゴルフが仕事につながれば、仕事がより楽しくなります。もともと仕事とプライベートを明確に分けるタイプではないので、ゴルフは自己成長のためでもあり、ひいては仕事につながります。 何にでも参加することが重要だと考えているため、ゴルフに誘われたら基本的に断らないようにしています。

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