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インタビュー画像株式会社FLUX CEO 永井 元治 米系戦略コンサルのベイン・アンド・カンパニーにて大手通信キャリアの戦略立案・投資ファンドのデューデリジェンス・商社のM&A案件などに従事。その後、2018年5月に共同創業者の平田とFLUXを創業。

10億円の資金調達を終え、年内に30名から100名への進化を見据えたFLUXが掲げる新たなValuesとは?

ー 今回、新たにValuesを策定し直した背景から教えていただけますでしょうか? 「Valuesをよりアクショナブルで実用性の高いものにしたい」と思ったからです。ベンチャー企業に限らず、組織運営において行動規範は重要です。10数名ほどのまだ小さな規模の場合、リファラル採用の割合も高く、入社後も距離感近くコミュニケーションを取ることができるので、いわゆる「阿吽の呼吸」が存在します。いま振り返ると、旧Valuesを策定したタイミングでは阿吽の呼吸で業務を進められることができていたので、言わずもがなValuesの浸透もスムーズでした。 ただ、2021年末に組織を100名の規模にすることを目標にしている当社では、必然的にメンバーの入社経路や属性などが多様化するでしょう。そして自ずとコミュニケーションラインも増えるため、共通言語となるValuesがより重要となってきます。そこで、FLUXならではの行動指針であるValuesを改めて今のフェーズや組織に適したものに刷新することにしました。 ー ちなみに旧Valuesは具体的にどのようなものだったのでしょうか? はい、旧Valuesは全部で3つありました。 1つ目は「Growth Driven」です。 FLUXでは会社と個人の目標/成長がリンクしてもらいたいと考えています。会社、そしてチームの目標を達成するための動きを取ることによって、個人の描きたい世界観、成長に繋がっていく、という考え方です。 2つ目は「80/20」です。 これはCTOの李からの提案で決まったValuesでした。80/20の法則をご存知の方もいらっしゃるかと思うのですが、とにかく大事なことにフォーカスをしてほしい、という想いを込めています。余計な部分というか、切り捨てても致し方ない部分は一旦置いておいて、プライオリティを設定して動こうというものです。 これはOKRも同じ概念かと思うのですが、3 ~ 5つのキーリザルトに注力していく。これは大事なことを絞り込んで動いていくことを意味しています。僕自身、無駄なことをやるのは嫌なので、このValuesは気に入っています。 3つ目は「Be Supportive」です。 これは、チームの中で困った人がいたときに、積極的に助け合おうという考えです。単に助け合おうというだけではなく、たとえば新しく入社をした方が上司に対してDMで何か質問をしたとして、上司は何よりもその質問を優先して、新しいメンバーの力になってあげることが求められます。こうゆうスタンスを組織で共有することにより、質問のしやすい土壌の醸成や、オープンな環境を作っていきたいと考えました。 この3つの旧Values自体が重要でなくなった訳ではなく、あくまでそれをベースに、改めて今のFLUXに適したValuesへと生まれ変わらせたというイメージですね。

策定までは3ヶ月以上?! 新Values決定までの道のりは

ー では、ここからは新Valuesについてお話お伺いしていきます。新Valueはどのように策定されていったのでしょうか? そうですね、まず初めに経営メンバーで「FLUXにおいて重要な行動とは何か」を考えて項目を出していきました。FLUXでは毎週水曜日に人事組織に関することを話す時間を1時間ほど設けているのですが、その時間を使って徐々に固めていきました。3ヶ月以上はかけており、Values策定におよそ20時間ほどはかけましたね(笑)。 ー そんなにですか?!永井さん含めFLUXメンバー全員がValuesを重要視していることが伺えます。ちなみに1番苦戦したのは何だったのでしょうか? そうですね、特に苦戦したのは「このValuesをどこまでアクショナブルに落とし込んでいくのか」という部分でしょうか。Valuesの大まかな項目(=FLUXが重要視したい行動指針)は割と認識が共通していましたが、その行動とは具体的に何を示すのか、その行動をどこまで求めるのかという詳細までしっかりと詰めなければ曖昧になってしまいます。そのため、この部分についてはかなりディスカッションを重ねました。より自分ごと化してValuesを捉えてもらいたい、そう考え、「Valuesを浸透するためにはどうしたら良いか」まで話し合いました。

誕生したFLUXの新ValuesとこれからのFLUX

ー 地道なブラッシュアップを何度も何度も重ね、誕生したFLUXの新Valuesを紹介していただけますか? もちろんです! 旧Valuesから持ってきたものもありますが、全部で5つあります。 Article content これまで各Values項目のディスクリプションは、4段階に分けていました。ただそもそも、メンバー・マネージャー・シニアマネージャーなどのレイヤーによって求める水準は変わってくるため、最終的には各レイヤーごとにValuesの求めるディスクリプションを策定したのが今のValuesです。 1. 80/20 これは、唯一以前のものから変わらず残り続けているValuesですね。常に、大事なことにだけにフォーカスしてもらいたいという想いのValuesであり、私自身も非常に大切にしています。 2. Quick and Small スタートアップにおいてはスピードは重要です。ただ当社では、闇雲に動き出すことを、スピードだとは考えおらず、善としていません。全体を見渡し、重要な物事に焦点を当て、迅速に実行することこそが良い気づきを与えてくれる。些末なことに拘泥せず、大事なことから取り組もう。推進力の源はそこにある、と考えています。 3. Zero-based Thinking 物事を考えるときに、前提や既存の意見に惑わされず、常にゼロベースで本質を考えることを重要視して欲しいという想いを込めています。それにより、議論が発展的に展開するような組織を目指しています。 4. Leverage the Team 社内外のリソースを最大限に活用して、パフォーマンスを最大化していこうという想いを込めています。他のチームであったり、或いは社外の人であったりしたとしても、目的を達成するにどんどんリソースを活用していって欲しいと考えています。 5. Be Open とにかくBe Openであり続けたい、率直でいようという想いを込めています。失敗も、成功も、課題も、賞賛も、伝えなければないのと同じだと、考えています。伝えることには責任が伴いますが、責任があるからこそ、その言葉は重みがあるのだと考えています。

上記Valuesの中でも特に大切にしているValuesとは?

ー 上記Valuesの中でも特に大切にしているValuesなどはありますか? そうですね、もちろん全て重要視はしているのですが、策定する中でメンバー全員が「このValuesは入れた方が良い」と真っ先に意見が合致したのは「Quick and Small」でした。 スタートアップの当社においては、このQuick and Smallをなくしてはならないなと私個人としても感じています。そのため、このValuesは規模が大きくなったとしても残し続けていきたいですね。 ー ここまでValuesの話をしてきましたが、永井さんが考える会社組織におけるValuesの役割とはなんだと考えますか? 難しい質問ですね(笑)。Valuesの役割はその名の通りではありますが、日々の業務を行う上での指針の全てだと考えています。基本的にはこのValuesに沿って行動していれば、大きく外れた行動を取ることはないでしょうし、何よりもFLUXという組織が一丸となってクライアントの皆さまに対して、本質的な価値を提供し続けられると考えています。 ー 確かに、そうですよね。最後になりますが、Valuesを浸透させた先にどんな組織を目指していきたいですか? 今回刷新したValuesを元に賞賛したり指摘したりするだけではなく、メンバー全員がValuesを具体的に理解し、自らの行動に落とし込んでいくことが大切だと考えています。そうすることで、シンプルにコミュニケーションコストが減り、阿吽の呼吸を保つことができるため、大きなことでも小さなことでもメンバー全員が同じ方向に向かっていける組織を目指していきたいですね。そして、それが我々の「テクノロジーをカンタンに」というミッションを叶えていく上で、大切なポイントになってくると考えています。 ー ありがとうございました! こちらこそありがとうございました!ぜひ新しいValuesに興味や共感を持ってくれる方々と一緒に働いて行けたら嬉しいです!

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