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インタビュー画像1983年生まれ。学生時代は複合現実感や近未来ユーザインタフェースの研究のために自らプログラミング言語やUI設計を学ぶ。新卒では東芝に入社後、海外を視野に会社を辞めて中国へ渡り、自らスタートアップを立ち上げるためにスマホアプリのサービス開発も行う。日本帰国後はIT関連のサービス開発を主軸とする会社を起業し、世界20か国以上を旅しながらのノマドワークを行う。2015年に参加したハッカソンでCEO西垣と出会い、株式会社DAWGS(GENEROSITY旧社名)を創業。創業当時から現在までCTOとしてプロダクト開発やサービス開発業務を行う。

株式会社GENEROSITYのCEOの西垣さんと知り合ったのはいつ頃でしょうか?

2015年の1月頃は、魔法の指輪とアメリカの家電を連動させる開発や資金調達のためにアメリカにいたのですが、海外ノマドをしていた頃からその時期も含めて、世界各地で開催されている様々なハッカソン(※)に参加していたんです。面白い人に会えたらいいな、という感覚で顔を出していました。 初めて西垣と会ったのは、日本に一時帰国した際に参加した、伊藤園が主催していたワークショップ付きのハッカソンです。別のチームだったので、イベント中は話すことはありませんでした。初めて話したのは、打ち上げの時ですね。 西垣は、いろいろなビジネスアイデアを考えるのが得意ですが、自分で開発をすることは得意ではなかったので、アイデアを実現してくれるエンジニアを探していました。私は、プロダクトを作ることはできるけれど、売るのはあまり得意じゃありません。 彼はプロダクトを売るから私に開発して欲しい、私はプロダクトを開発するから彼に売って欲しい、ということで利害関係が一致したんです。 スタートアップ界隈では、サービスやプロダクトを作れる開発者を「ハッカー」、プロダクトがない状態でもサービスを売ったり資金調達したりできるビジネス開拓者を「ハスラー」と呼んでいて、スタートアップの理想的な役割分担と言われていました。 西垣とは考えているビジネスアイデアが似ていたり、「体験をもっと価値のあるものにしたい」という方向性も合っていたので、「じゃあ一緒にサービスを作ってみよう」と週末プロジェクトがスタートしました。 (※)ITエンジニアやデザイナーなどが集まり、特定のテーマに対してアプリケーションやサービスを開発するイベント。

#SnSnapを商品化する上で大変なこともあったと思いますが、プロダクトの面白さや魅力はどんなところにあると思いますか?

当時は、アメリカのYahoo!が買収したflickr(フリッカー)という個人で撮った写真をウェブ上で整理・分類・共有できるサービスが一部の写真家の間で流行していて、写真をオンラインで見る文化がどんどん進んでいた時期でした。 同時期に、写真を加工できるアプリとしてインスタグラムも日本にアーリーアダプターの間で普及しだしてきました。2015年前半くらいの時期です。 インスタグラムが爆発的に広がり出したのは、スマホアプリでの使い勝手の向上と加工した写真を共有する機能が付いてから。 私としては、複合現実の研究のバックグラウンドもありデジタルとリアルを紐づけてなにか面白いサービスを作れないかと前々から考えていましたので、西垣の持っていた#SnSnapのアイデア、特定のハッシュタグを付けてインスタグラムやフェイスブック、ツイッターに写真を投稿すると、その場で写真をプリントできるサービスは、面白さを感じました。投稿したSNS内でも、リアルでも盛り上がることができる。 また、これまではプロモーション企業がSNSユーザーにお金を払ってPRを依頼していたのを、ユーザーがお金をもらわなくても自発的にSNSにシェアをしてくれる仕組みもよかったと思います。ユーザーは写真をプリントしたいから、勝手にハッシュタグを付けて拡散してくれる。 企業も、サービス提供会社も、ユーザーも、全員がWin-Win-Winの三方よしの仕組みだった点が評価されたポイントだと思います。ビジネススキーム的にも、バイラルマーケティング的にも、ユーザー体験的にも魅力的なアイデアですね。

新しいサービスの開発には、どのような技術を使っているのですか?

10年前よりもPCやスマホの性能の向上や技術が進歩しているのはもちろんありますが、実は技術的にはそこまで新しいものは使っていないサービスも多くあります。 具体的な技術としては、例えば、オンラインで完結できるプロモーションに世の中のトレンドが移行してからはWebGLというプログラミング言語を使って、Webブラウザ上に画像や3D CGを描画する機能を利用したり、Java Scriptを使ったりすることは多いですね。Webブラウザ上でAR体験を行うサービスの開発相談も多くあるのですが、人の顔や手などを認識する画像認識の部分では、2010年代に普及したディープラーニング(深層学習)を使ったりもしています。 GENEROSITYの得意とするところは、既存の技術をうまく組み合わせて体験や価値を創造したり、論文で発表されている最先端の技術などを組み合わせて、いち早くプロダクトに取り入れて製品化する点です。この点は、他の企業と比較しても優れているポイントだと思います。同時に、常に時代の変化に合わせていく必要性は意識しているところです。 対応力はもちろん、最新の技術をプロダクトに持っていける力とスピードが、GENEROSITYの一番の強みだと思います。

GENEROSITYでエンジニアとして身に付くスキルを教えてください。

GENEROSITYでは、これまでお話しした分野を幅広く手がけているので、プログラミング言語のバリエーションもありますが、ジェスチャ操作やホログラム投影、プロジェクションマッピング等の技術も使うこともありますし、3Dプリンタを使った造形、センサを使ったセンシングやLEDを使ったイルミネーション、ムービングライトを使った演出、ロボットアーム制御による撮影など、ハードウェアやリアルと連動した様々な技術についてもチャレンジはできます。 例えば、オンラインプロモーションだとWebブラウザ上で動作するコンテンツやAR/VRを使ったプロモーション案件の開発相談が多いので、JavaScriptやVue.js、Reactなどのフレームワーク、WebGLなどのシェーディング言語、OpenCVなどの認識ライブラリ、光や距離を計測できるセンサ、Unreal Engine、Unityなどの3Dグラフィック系の開発環境なども使っていますね。 ただ、プログラミング言語やフレームワークは時代のトレンドですぐに移り変わってしまうものです。もちろん、まずは一点突破でどれか一つの言語や技術の強みをちゃんと身につけた方がいいですが、市場で活躍できるのはその先ができるエンジニアです。 特定のスキルよりもエンジニアとして大事なのは、時代の変化に適応できる「学習力・吸収力」の部分と、問題が起こった時にどう解決するか考える「課題解決能力」です。 GENEROSITYは、常に新しい潮流を取り入れたプロモーションサービスを提供しているため、そういったエンジニアとして必要な部分が身につく環境があると言えます。

エンジニアの立場から、今後社会はテクノロジー的にどのように変化していくと考えますか?その中でGENEROSITYができることや、チャンスのある分野などがあれば教えてください。

近い将来にAR/MRがもっと社会に普及し、社会は必ずAR/MRと共存していくことになると思います。さらに、5Gの低遅延・高速・大容量データ通信が普及するにより、サーバーとリアルタイムに通信して処理の多くをサーバー側に任せることでバッテリーやCPUを軽量化したメガネ型ウェアラブルデバイスや指輪型ウェアラブルデバイスも再度脚光を浴びると思います。 5Gの通信技術に加えて、人工知能による効率化、センサー技術が使われる場面はもっと増えていき、自動運転や自動配達を行うロボットも普及していきます。 そのあたりのキーワードを拾うと、GENEROSITYの技術的な強みは、画像認識や画像処理、AR/MR分野になります。TensorFlowやChainer、Unreal EngineやUnityなどのコアエンジンを作ることは人材的にも企業規模的にも開発戦略的にもないですが、それらのツールを使ってプロダクトに応用する部分の開発力は、GENEROSITYの強みになります。 GENEROSITYとしては、AR/MRのコンテンツ開発力や体験デザインの知見を日々向上させています。また、常に新しいプロモーションをしたいというクライアント企業の性質上、前述の通り、いろいろな技術の分野にチャレンジする機会も多いですし、実際にプロモーションの施策として採用してくださるクライアントも多いです。 そしてプログラミング言語や開発のスキルを伸ばすことだけを目的とはせず、その先のサービス開発や体験を創造したいエンジニアの方にはとても良い環境だと思います。 自分が作ったサービスが多くの人の目に触れて、実際に体験してもらった際の驚きのリアクションや笑顔を見られる機会が多いのも嬉しいです。

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