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インタビュー画像代表取締役/CEO・大原 壮太郎氏 東京大学大学院工学系研究科修了後、ソニー株式会社に入社し、GPS、NFC、デジタルテレビ等の半導体開発に従事。 5年半後に退社し、鈴木誠氏と神野響一氏と共同でソナスを創業する。 小学生のとき、スピードスケート選手の清水宏保さんが口にした「我以外、皆我が師」という言葉を座右の銘にしている。

起業までの経緯を教えてください。

大学院を出てソニーに入社後、半導体の研究開発部門に在籍していました。ソニーでは、バリバリのエンジニアとして結構なハードワークをこなしていました。といっても、当時は無理をしている実感などなく、充実した時間を過ごせていたと思います。 それが、3年位から何とも言えない違和感を抱くようになったんです。そしてある日、朝起きると会社にいきたくないな、と思いました。どうして決められた時間に出社して与えられた仕事に勤しんでいるんだろう、型にはまった働き方をしているのだろうと、漠然と思うようになったんです。 その少し前から社内ベンチャー制度を活用してみようと、自分なりにいろいろ新規事業のアイデアを考えていたこともあって、「自分で何をやるかは、自分で決めよう!」と、起業するために会社を辞めました。それが、2015年7月末のことです。

それがソナス設立へつながっていくわけですね。

といっても、すぐに会社を立ち上げたわけではありません。最初のビジネスアイデアがいきなりうまくいくほど世の中は甘くはありませんでした。このアイデアは2カ月ほどで諦め、自身の成長のためにも小規模のスタートアップをいくつか見ていこうと考えたのです。 その頃、大学院時代の研究室の先輩であり、現在CTOを務める鈴木と飲みに行く機会がありました。「今何をしているんだ」とお互いの近況を話す中で、鈴木が『UNISONet』の原型といえる技術について語ってくれたのです。「これは良い技術だ」と直感で思いました。鈴木という人間は、何の確証もなしに「良い」と言ったりはしません。長年の付き合いの中で、この人が良いというからには良いものなのだろうと確信しましたね。 ただ、まだサービスとして提供できるレベルではなかったため、一度東京大学先端科学技術研究センターに戻って、一緒に研究に取り組むことに。そこで3人目の創業メンバーとなる神野と出会いました。

『UNISONet』によってIoTの世界をどのように変えていきたいか、イメージはありますか?

2000年頃からユビキタス社会とか、ユビキタスネットワークといったワードが盛んに語られるようになりました。「いつでも、どこでも、何でも誰でも」がネットワークにつながり、さまざまなサービスを享受することで、豊かな生活が実現するといった世界が描かれていました。 しかし、ユビキタスの発展型であるIoTの現状はどうでしょうか? 物足りない、つまらないとは思いませんか? 「ネットワークが安定しない、見張っていないと動いているかどうかもわからない」、 「電池がすぐ切れてしまって一週間に一度電池を交換して回っている」、「データが届くかどうかわからないので信頼性の求められる場面では使えない」。そういった声をよく耳にします。 結果として、適用可能なアプリケーションが限られ、その可能性は大きく制限されているのではないでしょうか。このボトルネックになっているのが無線の難しさだと認識しています。 『UNISONet』は、このボトルネックを解消できる可能性を秘めています。ユビキタス社会が話題になっていた頃に描かれた、もっと便利で、もっと豊かな社会を実現できるポテンシャルがあると考えています。そこへ向かうためにも、『UNISONet』をIoT無線のグローバル・スタンダードにしたいと本気で思っています。

社員への想いや期待することを教えてください。

「ソナスという船に乗ってくれてありがとう」という感謝の気持ちが一番です。今集まっているメンバーは皆気持ちの良い人たちばかりで、注文したいことはあまりありません。共に仕事に取り組んで、プライベートも充実させて、成長していければいいなと思っています。 私は、会社でのworkはlifeの一部に過ぎないと考えていて、プライベートを犠牲にして仕事に取り組んでほしいとは思っていません。ソニー時代、往復3時間かけて通勤していた頃、子どもと一緒に食事をする時間がとれないことに疑問を感じたりもしていたので、今は、家族との時間を大切にするため仕事を早めに切り上げたり、休んだりしています。会社だけの生活はその人を貧しくしてしまう――だから、社員が自ら働き方を選べるよう、さまざまな制度を充実させているつもりです。 といっても、社員同士が疎遠ということもなく、仕事終わりに希望者が集まって飲みに行ったり、部活動をしたりしています。もちろん、各自が仕事に対して責任を持ち、自己管理しながらやるべきことをやってくれます。だから、気持ちの良い雰囲気があるのだと思います。

最後に応募者へのメッセージをお願いします。

私たちが成し遂げようとしていることは、本当にチャレンジングなことです。グローバルな規格を日本のベンチャー企業がつくろうとしているのですから。でも、夢を追いかけてばかりいるわけではありません。企業であるからには、きっちりと利益も追求していて、毎年、着実に売り上げも伸ばしています。地に足をつけながら、精一杯、手を伸ばして夢をつかもうとしているのがソナスという会社です。 当然、目標を達成するには数多の壁を乗り越える必要がありますが、それほど不安は感じていません。画期的といえる技術を持ち、それを進化させていける技術力のあるメンバーが集い、しっかりと前を向いて着実に前進していける力もある会社だと思っているからです。 当社のビジョンやビジネスに共感や関心を持ち、スピードを加速させてくれる仲間を増やし、共に夢の実現に向けて邁進していきたいです。ご応募、お待ちしています。

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