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インタビュー画像取締役事業部長 坂口 憲一氏 高校・大学と情報処理を学び、新卒でロシア貿易を手がける大陸貿易株式会社に入社する。2年目にソフトウェア開発子会社の設立と取締役就任を命じられ、1997年11月の株式会社テクノソリューションの設立に伴って取締役に就任。以来、取締役事業部長として同社の事業を統括している。2010年には中小企業診断士資格を取得。趣味は登山で、休日には丹沢や奥多摩などで登山を楽しんでいる。

経歴と御社設立の経緯を教えてください。

私は高校、大学と情報処理を学び、大学在学中にはロシア連邦のサンクト・ペテルブルグ国立大学への留学も経験しました。そして、大学卒業とともに“日本とロシアの架け橋”となって活躍する貿易商社マンを夢見て、日露貿易のパイオニア的存在である大陸貿易株式会社に新卒で入社したのです。1年目は財務会計や人事給与システムのオフコンからクライアント・サーバ型システムへの移行などを担当しました。 ところが入社2年目のある日、急きょ先代社長に呼ばれ、ソフトウェア開発子会社の設立と取締役就任を命じられたのです。何の実績もないソフトウェア会社が、どのように営業をしていけば良いのかわからず、引き受けるかどうか悩みました。転職も真剣に考えましたが、「若いから、なんとかなるかな」と挑戦することを決意。そして1997年11月に株式会社テクノソリューションの設立に伴って取締役に就任したのです。

お客様との直接取引にこだわっている理由は?

大規模なシステム開発の場合、元請けの会社があって二次請け、三次請けの会社が開発をするのが一般的です。確かにこの仕組みはそれぞれの役割が明確にされているので素晴らしいと思います。しかし私は、開発に携わるエンジニアは、エンドユーザーの業務を良く理解した上で開発することが大事だと考えています。そのため、お客様の声が直に聞ける直接取引にこだわっているのです。 お客様とお話する際に、エンジニアはどうしても技術の話をしがちです。しかしお客様の多くは、技術やシステム自体にはそれほど興味を持っておられるわけではありません。関心があるのは、自分たちの仕事がいかに効率的になるか、そしてコストがどれだけ安くなるかです。そんなお客様のご要望を理解するためには、お客様の元に足しげく通い、直接お話を聞くのが一番です。

御社が研究開発を開始した理由を教えてください。

ソフトウェア業界で働いているエンジニアの多くがメンタル問題に悩んでいる状況を改善したかったからです。「これからはAIだ、IoTの時代だ!」とIT業界は世間から注目されているにもかかわらず、それを担う多くのエンジニアは日々疲弊しています。その業界にいる人間として本当にこれでいいのか、自分たちが元気にならないと日本も元気にならないのではないかと思ったのです。 そして、言葉にならない苦しみを分かってあげる術はないかと考えて注目したのが、ウェアラブル端末などで生体データを集めて分析する生体センシング技術でした。この技術を活用することによってメンタル問題の原因を究明し、早期発見できないかと考えたのです。そして2016年11月に「生体センシング研究開発チーム」を発足させました。

仕事に当たって大切にされていることは何ですか。

感謝の気持です。お客様に対しては当たり前ですが、一緒に仕事をしてくれている社員や協力会社の皆さん、支えてくれる家族などまわりの人たちに感謝することは、絶対に忘れてはいけないと思っています。 じつは10年前まで、私はそうではありませんでした。きっかけはリーマンショック後の2008年に業績が大幅にダウンしたときです。その原因を考えているうちに「自分はこんなに頑張ったのに、なぜみんなは頑張らないのだろうか」と、社員に責任を転嫁している自分の情けない心に気づきました。そして、そんな自分自身の言動がこのような悲惨な結果を招いたのだと思ったのです。それ以来、まずは「社員を信じよう」と心に決め、いつも笑顔で「ありがとう」を意識的に話すように心がけました。すると肩の力が抜けて楽になり、自分のことも客観的に見ることができるようになりました。

これからのビジョンを教えてください。

当社は設立から20年以上経ちますが、最初の10年間は苦しい時期もありました。しかしその後はおかげさまで順調に成長を続け、10年以上にわたって利益を出し続けています。とはいえまだ組織は小さくて、創業期と成長期の間にいる状況です。 そして、2019年度からは、これまで蓄積した利益を投資することに経営の舵を切りました。「5年先・10年先の当社を考えた場合、積極的に投資をして飛躍できるチャンスは、今しかない」と判断しました。決して楽なことではありませんが、失敗を恐れずにやるべきことを迅速に進めていきます。 「健康登山アプリ」や「CADデータのインテリジェント化」をはじめ、新しい領域での製品開発にチャレンジしていきたいと思います。 またロシアITビジネスは、日露双方にとって、まだまだ成功事例はありません。25年ぶりにロシアの地を踏んだことがきっかけで、変貌を遂げたロシアの経済社会を直接見ることができ、とても驚きました。25年前のロシアのことを知っているITエンジニアは、誰もいません。私はロシア語を話すことができます。25年前に思い描いた志を実現する時が来た、と感じました。 日露両国にとって新しい時代を築きたいと考えています。

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