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インタビュー画像取締役 新事業開発統括マネージャー 城山 憲明 1960年広島県生。土木建築業を勤めた後、1987年に軽トラックを購入して物流業へ。弁当の配送等への進出をきっかけに事業を拡大し、広島・福岡・大阪に支店を構えた。通産省の電子ロッカー実証実験に参画後、京都では御用聞きサービスを検証し、東京の商社の子会社社長に就任。その後、物流コンサルタントとして活躍し、広島で株式会社ブラウニーを起業。2015年にウィルポート株式会社を立ち上げ、2017年より現職。

物流の仕事を始めたきっかけと、新規事業を企画するようになった理由を教えてください。

物流の仕事に関わって31年になります。建築の仕事を辞めた後、お好み焼き屋をやろうかと思っていましたが、当時の中曽根首相がテレビで「これから物流が発達する」と言っていたので、軽トラックを買って物流の仕事を始めることにしました。はじめはどこに営業に行っていいのかわからず、広島にあった大手運送会社のセンターの前に3日ほど座り込んだところ、軽四物流のベテランを紹介してもらって、そこでノウハウを教わりました。 3年ほど経験を積んだ後、独立して弁当の配達をはじめたんです。事業が拡大して、会社の体制が整い、物流業界での“やり方”を掴んだと感じました。その後、文房具の配送等もして、10年ほどで福岡や大阪、広島に支店を出すまでになりました。 そのころ、他人の荷物を運んでいるだけでは、もっと安いところが出てきたら仕事を取られると考えるようになり「自分じゃないとできない仕事を作らないといけない」と思ったんです。それが、新規事業を企画するようになったきっかけです。自分が主体でつくった仕事はなかなか取って代わられないだろうという感覚ですね。

現在の「宅配ボックス事業」や「生活支援物流事業」の原型となるサービスに出会った経緯はどのようなものでしたか?

20年前、通産省が、広島の本通り商店街でNECや沖電気等といった超一流企業と電子ロッカーの実証実験をするという話がありました。他の運送会社に声をかけたところ全て断られたようで、知り合いからの紹介で私にも話が入ってきましたが、これが大成功でした。物が注文されたら、4時間以内にその電子ロッカーに物を買ってきて入れるということを行っていました。このようにして、30代後半ではじめて、ITと電子ロッカーに出会いました。 「こういうのを覚えないと、仕事ばっかり真面目にやっても、体が壊れておしまいだな。人ができないことをやらなければ」と以前よりも強く考えるようにもなりました。 そして、京都の洛西地域で、“エリアで共同配送する”というアイデアを形にした「御用聞きサービス」を1年ほど実行し、検証しました。今の「生活支援物流事業」の原型ですね。これが東京の商社に高く評価され、その会社の子会社で社長に就任することになりました。41歳のときでした。

御社を設立した経緯を教えてください。

商社を辞めた後、東京で2年半ほど物流コンサルタントをした後、広島で生活支援物流を営む、ブラウニー株式会社をはじめました。 ブラウニーでもシステムを組んでやっていたのですが、10年ほどやっていろいろ問題が出てきたので「基盤システムを作りなおそう!」ということで、ウィルポート株式会社を立ち上げることにしました。そのとき、あらためて東京にも進出しました。 ちょうどその頃、Amazonの人を紹介され「Amazon Prime Now」の初期構想に出会い、参画することになりました。当社のノウハウは出前のような物だったので、「Amazon Prime Now」とは相性が良く、荷物の取扱量を順調に拡大していくことができました。 創業3年を迎える前に、業界で一番難しいといわれた「Amazon Prime Now」をやっているウィルポート、という実績を残せたのは良かったですね。この結果、当社がラストワンマイルを得意とすることが知れ渡り、ウィルポートに話をすれば上手くいく、という流れになったのではないでしょうか。

「宅配ボックス事業」へ大きく注目が集まったきっかけは何でしたか?

今後はEコマースが増えていくと考えました。そこで、通販の仕事や大手の仕事を取ってやってみると「不在だらけ」で困りました。元々やっていた生活支援サービスは、いわば「出前」。届けたら不在ということはなかったんです。不在の問題を解決するにはどうしたら良いだろうかと考えていたところ、20年前の電子ロッカーのことを思い出しました。 時代が進み、ドライバーもエンドユーザーもスマートフォンを持つようになっていたので「電子ロッカーの中にコンピュータはいらない」と考えました。通信が課題でしたが、新しい通信網ができるという新聞記事を見て、すぐに社員に相談し「宅配ボックス」の原型ができあがりました。そこで、一昨年の夏、ビッグサイトの展示会に出品したんですが、はじめは売れず、QRコードを取り入れるなど改良を続けているうちに少しずつ反応が出始めました。 2018年に日本経済新聞などを中心に「宅配クライシス」が報道されて話題になりました。そのタイミングで当社の製品が低コストの電子ロッカーとして導入事例が新聞記事に載ったことが、さらに大きく注目を集めるきっかけになりました。

普段から心がけていることを教えてください。最後に、応募者にメッセージをお願いします。

「昨日より1mmでも前に出てればいいや」と思ってやっています。それだけですね。 自分はこれまでこの業界で苦労をしてきましたし、全国に25万台あるという軽四物流をまとめてきれいにしたい、地域の主役にしたいという想いがあり、社会から求められる業態に近づけていこうと財団なども作りました。 ウィルポートとしては、3つの事業を合わせて、小商圏エリアを作って、共同配送ができる状況を作っていきたいですね。大手のどの伝票の荷物でも1つのツールで管理できるようにすれば、それも可能だと思います。テクノロジーの進化により技術的には可能にはなりましたが、大手同士では話がまとまらない状況です。そこを解決していきたいと考えています。 当社は“アドベンチャー企業”です。今まではお店に行ったらなんでも買える時代でしたが、これからは、少子高齢化がどんどん進み、宅配される物が売れる時代になります。それをもっと加速させるのが当社です。物流を通して、常に新しいことに挑戦して世の中に貢献したいという方にはぜひ当社に来てほしいと思います。

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