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インタビュー画像代表取締役社長 塩出 晴海(しおで はるうみ) 北海道大学工学部電子工学科卒業。2008年、スウェーデン王立工科大学にてComputer Scienceの修士課程を修了。その後父とともにヨットで3カ月間の洋上生活を送る。2008~14年の間、三井物産に籍を置き、東南アジアにおける電力事業開発などを経験。退職後、米ハーバード大ビジネススクールのMBA課程を修了。同大在学中にNatureを立ち上げる。

そもそも、いつから「起業」しようと思っていたのですか?

私が小学5年生のとき、父がゲーム制作の会社を立ち上げました。プレイステーション向けの3Dレーシングゲームを作っていたんです。私も実際にプレイしたりバグ取りに協力したりと、子供ながら父の仕事を手伝っていました。父は私に、ビジネスの仕組みや仕事の流れなど、いろいろ教えてくれました。私はその父の背中を見て育ちましたし、そのころから「いつか自分でビジネスをやりたい」と思っていましたね。 父からは、仕事以外にも大きな影響を受けました。大学院時代、早く修論を仕上げたらその分早く卒業できると聞き、冬休みを返上して早く作成して提出。さらに父とともにヨットで3カ月間、洋上生活を送りましたね。その中で私は「人間も動物である」ことを改めて実感しました。さらに、動物である以上人間も、自然の中にありたいという欲求が本来あるのではと考えたのです。それが今の「Nature」という社名にも現れている、自然とともに生きるというテーマに繋がりました。

起業する前には会社勤めも経験されていますが、どんな経験をしましたか?

私は、ビジネスやテクノロジーの力を使って、人間の生活の中に「自然」とのつながりを取り戻したいと考えました。 海外に留学し、大学院を卒業するという段階になって、この後どうしようかと考えた際、研究者になるのと、事業開発、つまりビジネスを作り出すということと、どちらをやろうかと悩みました。結果、事業開発の道に進むことに決心し、その中で学びの多い環境はないかと考え、三井物産に就職しました。 三井物産入社後は、アメリカのベンチャーに対する投資管理などをしていましたが、自分の思い描くテーマである「Nature」に合うような、自然エネルギービジネスにフォーカスしたいと考え、入社2年目に電力を担当する部署に異動させてもらいました。当時としては、異例の措置だったと思います。スウェーデンにまで留学にいった変なヤツがいる、というようなことを聞きつけた方が引っ張ってくれたようでした。

実際に起業するきっかけとなった出来事があるとか…

部署異動後は、電力やエネルギーのことを基本から学び、東南アジアにおける電力事業開発を経験しました。その中で、インドネシアの炭鉱を、小型機に乗って空から見た風景が私を揺さぶりました。露天掘りの、はげ山に囲まれた炭鉱で掘り出されている、火力発電用の石炭。周辺の村々。その風景を見たときはショックでした。今の電気は、多くの人々の犠牲の上に成り立っていることに気づかされたのです。 そして、炭鉱から戻り、宿舎で見たニュースでは、東日本大震災、そして福島の原発事故が報道されていました。あの3・11の直後だったんです。2つの出来事を同時に経験して、何気なく使ってきた電気が、いかに「使う人間」の都合ばかり優先して作られてきたかを実感し、もっと違う仕組みを作りたいと強く思いました。それが、今のビジネスの原点となっています。

仕事に臨むにあたって、どのような姿勢で取り組まれているのですか?

日々仕事に臨むにあたって心がけているのは「自分がされて嫌なことはしない」ということ。以前ハーバードに留学中に卒業生の尊敬する起業家からメンタリングを受けてたときに「逆の立場ならどう思う?」と返されたことがありました。それがとても心に響いて、自分らしいフェアな判断をするときにいちばんの問いかけだと感じたので、今も日々「これは、逆の立場ではどう思われるだろう」ということを意識して行動しています。 誰かの指示ではなく、自分でビジネスをしていると、やることの自由度は高いですが「どこまでやっていいか」の線引きは難しいですよね。それを「自分がされて嫌なことはしない」という基準で考えるとそれが自分らしくフェアな判断になるというわけです。 さらに長期的な視点からいえば、自分の取り組むテーマに合うのかどうか、それをベースに仕事内容を選んでいます。私自身、自分がどう生きたいのかを考えた結果、今の仕事の効果を極大化することにすべてを捧げることにしましたから、私個人のやりたい/やりたくないではなく、Natureとして目指す未来に合致するかどうかで考えています。

現状、御社にはどのような課題があると認識されていますか? 読者へのメッセージもあわせてお願いいたします。

課題……、そうですね、とにかく人材不足です(笑) 皆いつも忙しくしていますし、今後ビジネスが大きく広がっていくには、当社にマッチした人材が必要だと考えています。 短期的には、今展開中のデバイス「Remo」をいかに普及させるか。数は公表していませんが、すでに国内にはそれなりの数が出回っています。さらにこれを広げて、大手メーカーと話ができるくらいのレベルに早く到達したいと考えています。そして、中・長期的には、Remoで繋がった顧客の数をベースに、会社のアセットを合わせて、私たちが実現したい「エネルギーの新世界」の構築を目指します。 もしも、私たちのビジネスに興味をもっていただけたら、ぜひ一度気軽に遊びに来てほしいですね。いい人に出会えたらと思っています。

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