代表取締役　浅見 俊祐氏

ご略歴について、お教えください。

学校卒業後に神奈川県でNo.1の石油ディーラーに就職しました。2年後に東京の営業会社に転職し、その後、ほぼ2年おきに様々な営業会社からスカウトを受け、ポジションと待遇を上げながら渡り歩いていきました。そして、JASDAQ上場のインターネット広告代理店に行き着き、そろそろ独立して、何かで日本一の会社をつくりたいと思っていたのですが、そんな時に探偵業界の広告事情を知り、「これならNo.1になれる！」と感じ、不透明な体質の探偵業界に、「明瞭会計且つ低価格」を打ち出し業界に風穴を開けて「1つでも多くの笑顔を取り戻す」という理念を基に当社を創業したという次第です。

御社を設立して7年間で実現したこととは？

探偵業界は伸び悩んでいますが、そうした中で急成長を遂げ、業界で当社を知らない者はいないぐらいの存在になれたと思います。その最たる要因は、価格破壊をして業界を完全に変えたことです。当社が参入するまでの料金体系は、1案件につき30万円が相場でした。1案件あたりの稼働時間は1～8時間程度ですが、1時間あたり4万円が平均です。そこを、当社は業界で初めて「1時間2万円」という料金体系を打ち出したのです。完全にプライスリーダーとなり、現在ではその料金体系が業界標準になっています。また、業界初の行動（尾行）調査の成功報酬制度も打ち出し、業界にイノベーションを起こしました。

社員に対して、どういった存在になってほしいかという思いをお聞かせください。

“いてもいなくてもいい人”ではなく、“いなければ困る人”であってほしいと思います。全員がそういう人になれるために成長してほしいですし、会社としてそういう環境をつくっていきたいと思います。当社は何でも自由にできる環境があり、社員の自由な発想はできるだけ聞き入れて活かしたいと思っていますので、やりたいことがいくらでもできるはず。逆にいえば、サボろうと思えばいくらでもサボれるでしょう。しかし、そんな人は結果的にいたたまれなくなると思います。ぜひ当社の環境は自分自身の成長や自己実現に生かし、会社の成長にも繋げてほしいと思います。

浅見さんにとって“仕事”とは？

自己実現の手段だと思います。思えば、社員時代と経営者になってからでは仕事観は大きく変わっていますね。社員時代は、個人的な夢を実現するために仕事をしていました。「いいところに住みたい」「いい給料がもらいたい」といったことです。経営者となった今では、会社を日本一の存在にして、ここで働く社員に喜ばしく感じてもらいたい、そのためにもお客様から感謝されるような仕事をしなければ、という思いが強くあります。ですから今は、仕事とはお客様満足、従業員満足を達成させる手段という感じですね。

趣味や、オフタイムの過ごし方とは？

ゴルフですね。月に8～10回はラウンドしています。趣味ではありますが、経営者仲間とラウンドすることが多く、人脈づくりの機会として活用しています。実際にゴルフ場で企業調査を依頼されたり、弁護士事務所と提携話に発展することもよくありますよ。ちなみにベストスコアは78です。