株式会社ウェビリティー 代表取締役　藤本 武氏

ウェビリティーを立ち上げた経緯を教えてください

以前、ITの会社でアルバイトをしていたことがありました。その経験を生かして、当時の最先端だった「FeliCa」という非接触型IC技術を使った事業をしようとウェビリティーを立ち上げたんです。その後すぐにiPhoneが登場したことから、事業をウェブに移行し、いろいろな事業を考え始めました。 実は、一緒に会社を立ち上げた前職時代からのメンバーがあまり営業が得意でなかったんですね。そこで、「営業をしなくても事業ができるように」と考えて社内のスキルを重視し、自社メディアを立ち上げたという経緯があります。 私自身は、いろんなことを考えて実行したりするのが好きなんです。ですから、メンバーたちはそんな私を技術力・創造力で支えてくれる貴重な仲間。ほとんどのメンバーが、かなり長い付き合いですね。

力を入れている事業と、事業にかける思いを教えてください

これからは、Webサービスの中でも「飲食」「不動産」「福祉・教育」という3つの柱を伸ばしていこうと考えています。特に、子供たちへのプログラミング教育の事業はかなり成長性があると感じており、力を入れていきたいですね。 といっても、ただ教えて終わりではありません。就労まで繋げられるような仕組み・バックヤードをしっかり作ろうと考えていて、そのために必要な教育・福祉系の基幹システムの構築を進めているところです。障害を持った子供たちでも独り立ちできるようなカリキュラムを作り、彼らの自立をサポートしていきたいと思っています。 はっきり言って、このシステムができれば業界はがらっと変わると思います。それくらい、自信のあるものを作っています。

ウェビリティーはどんな社風の会社ですか？

社員同士はよく飲みに行ったりしているみたいです。会社の近くにはおいしいお店がたくさんありますし、みんなとても仲がいいんです。私ですか？　みんなとは昔からの付き合いですし、しょっちゅう一緒に……という感じではないかもしれませんね。たまに一緒に行くくらいです(笑) ただ、メンバーの誕生日をみんなで祝う事はずっとやっています。私が人にプレゼントをあげたり、「何をあげたら喜ぶかな？」と考えて探すのが好きなので、それが一番の理由かもしれません（笑）。せっかく一緒に働いているわけですし、お互いのことをそうやって思い合うのは大事なことなのかなとは思っていますね。 私自身、人と関わってコミュニケーションをとることは好きですが、それを第一に考えるタイプではないのかもしれません。昔からよく言われるのは、「機会や場をつくるのがうまい」ということです。だからこそ、できるだけ自分からいろんな行動を起こすようにはしています。そこから仕事が生まれることが実際のところ多いんですよ。

社員の皆さんへの思いを聞かせて下さい

私は、みんなのことをものすごく信頼していますし、尊敬しています。それは「自分ができないことをやってもらっている」という気持ちがあるからです。これはうちの組織の特徴ですが、それぞれの役割をしっかり分けて、「自分の持ち場を一生懸命にやろう」と常に言っています。すごくフラットに役割分担しているんです。だからこそ、いざというときにはきちんとサポートをすることが大事だと思っています。 とはいえ、私の方から多くを語ったり、細かく説明したりはあまりしません。「何でも言ってきて下さい」という姿勢。それこそ、プライベートなことでも何でも聞いてくれという関係性ですね（笑）。その分、メンバーのことはものすごく見ているつもりです。顔色、声の抑揚など、ちょっとしたことから「今日は調子が悪そうだな」というのはだいたい分かります。そうじゃないと、いざというときにサポートなんてできませんからね。 声を掛けやすい雰囲気をつくったり、常にコミュニケーションをとれるよう、みんなが自分の持ち場で最高のパフォーマンスを発揮できるように工夫し仕事がしやすい環境は今後も作り続けていきます。

ウェビリティーに興味を持った方に、メッセージをお願いします

「一緒に面白い仕事をして、一生をかけてかっこいいものを創ろう」 これが重要だと思っています。 私は、今のメンバーともそうであるように、一緒に働くと決まったら、一生の付き合いになるような関係性をお互いに築きたいと考えています。あまり重たい意味ではなく、Win-Winになれるよう、お互いの人生の中で仕事を一緒に楽しめる関係性を作っていきたいんです。あまり利害関係とかは気にせずに、です。 せっかくなら楽しく働きたいじゃないですか。「労働」ではなく、楽しいことを考えるためにたくさん時間を使ってほしい。だからノルマもなるべく無いようにしていますし、細かいことを言ったりもしないんです。本人次第で、楽しめる環境はあると思います。ぜひ一緒に「かっこいいもの」を創って、たくさんの人を驚かせたいですね！