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株式会社 タダノのインタビュー

株式会社 タダノ

技術者とデザイナーの連携で取り組む技術革新。国内トップから世界No.1へ

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技術研究所長 工学博士
野口 真児氏

神戸商船大学機関学科卒業。油圧機器メーカーの研究所でアクティブ制震装置の制御研究に携わる。1992年に株式会社タダノへ入社。徳島大学との共同研究に携わったことをきっかけにドクターコースへ進む。当時開発した高所作業車の『4 motion control』では機械振興協会賞を受賞。1999年に設計部へ異動し高所作業車のコントローラを担当。2005年設計部マネージャー、2014年技術研究所副所長を経て、2016年から現職。

技術研究所全体のマネジメント方針をお話し下さい。

先ほど機械を自律させたいと申し上げましたが、私は技術研究所の組織自体を自律的な組織にしたいと考えています。柔軟な発想をもとに、手段だけでなく研究テーマも自分たちで考えてテーマアップすることが理想です。

それを実現するためには新しい風も取り入れる必要があります。そこで現在、中途採用に力を入れているところです。我々が必要とする技術領域の広がりとともに、最近は天文学や地球物理学、量子力学など、これまで接点がないと思っていた領域の研究者のスキルが実は有効であると気付きました。ゆえに工学系の研究者にこだわらず、ターゲットを広げて採用活動を行っています。その上で従来から在籍する技術者と中途採用者をペアにして、そのシナジー効果を生むよう図っています。

転職活動をされているデザイナーの方にメッセージをお願いします。

次のモデルのプロダクトデザイン、さらにその先;将来のプロダクトデザインが主たる業務です。デザインも他の技術同様に、従来方法に留まってはいられません。3D動画の制作や、様々な表示/表現デバイスへの対応など、デザインの領域でも我々が持たねばならない技術は沢山あります。ぜひそういう新しい領域も一緒に開拓していっていただきたいと考えています。そういった領域でも経験を持たれた方なら、即第一線というだけでなく、先駆者としてもご活躍いただけるでしょう。

弊社はLEの事業領域に特化しています。その領域の範囲の中で、“腕を磨く;機械構造物を進化させる”,“操作性を磨く;制御性を高める”ことが目的であれば、その手段は限定しないとしています。最低限守ることは,法律と道徳のもとで正しいことかというのみです。積極的な提案をお待ちしていますし、実現に向け一緒に取り組んでいきたいと考えています。そういう意味でも自由度の高いチームだと思います。

実は、建築の工期全体の中で、クレーンや高所作業車は非常に長い期間使われている機械です。しかもほとんどの現場で使われています。建築業界ではこれからBIM;Building Information Modeling 化が進行していきますが、その中でLEが変われば建築のプロセスそのものを変えて行ける可能性があります。今なら、その潮流をまさにど真ん中で体験していただけることになります。ぜひその醍醐味を味わって欲しいですね。

技術研究所が担うミッションをお話し下さい。

技術研究所では、3年先から10年先ぐらいを見据えた技術の研究をしています。10年先というのはモデルチェンジ2回分ぐらいの期間です。2周り先のモデルチェンジを見越した技術が、物理的に可能かどうかを検証するフェーズから始まり、実機で確認するフェーズを経た後、設計部隊で信頼性やコストなど量産化へと作り込みへと進みます。そのタイミングが製品化の約3年前ということになります。

製品化に結び付いた最近の例としては、2016年に発売を開始した『ラフテレーンクレーンのG4シリーズ』に搭載した『ヒューマンアラートシステム』があります。建設用クレーンでは当社が世界で初めて実現した機能となっています。

技術研究所が1997年に発足して17年の間は自前主義で、ほとんどを社内だけで研究をしていました。しかし、そのような研究開発の進め方では世界で戦ってはいけません。そこで、2014年以降は自前主義をやめ、積極的に外部との共同研究を進めて来ました。初年度で大学/企業との共同研究を4テーマ、今は20テーマほど他者との研究をしています。オープンイノベーションに切り替えたことで、研究テーマは一気に3倍ぐらいに増えました。

2017年に、開発部門から技術研究所を独立させた理由をお話し下さい。

弊社は、2008年に事業領域をLE;Lifting Equipmentに集中することを決めました。それによって技術研究所の方向性も明確になりました。国内の労働力不足を背景にして、国交省からi-Constructionが発表(2015年,経済財政諮問会議)され、また世界情勢の不安定化など、深刻な課題が増え社会が急激に変化する中、研究開発もこれまで以上にスピーディに取り組まねばなりません。そこで意思決定を早めるために、社長直轄の部署として独立しました。

現在、社長から技術研究所に与えられている研究方針は「腕を磨く、操作性を磨く」というものです。クレーン、高所作業車、ともに伸び縮みするブーム(アーム)を備えています。“腕を磨く”というのは、この“腕”の部分を洗練させていくということです。具体的なテーマの1つは、機械自体の軽量化です。我々の使命は、より重い荷物を高く遠くに移動させることです。自分自身が軽くなることで、より重い物を持つことが出来ます。また、弊社製品の強みである機動性;mobileを発揮するためにも、軽量化は重要です。
一方の“操作性を磨く”というのは随意化と自律化を指します。人間の意志のままに自由に動かせることが随意化です。そして、建設機械;ロボットが自分で判断して自分で動くことが自律化です。現在技術研究所では、以上の方針のもとで研究を行っています。

デザインユニットは量産品のプロダクトにも関わっているのですよね。

そういう意味では、デザインユニットの動きは技術研究所の中でも特別です。しかし過去には「こんなクレーンの形が良いね」といった、絵から生まれた製品や機能もありますので、メカニカルな設計からスタートするだけではなく、ビジュアルのデザインが先行する形があっても良いと考えています。

10年先の技術を作るということは、将来どのような世の中になっているかを想定しなければ出来ません。その将来像をイメージすることは技術者が担う部分でもありますが、技術者が頭の中に思い描いたことをイラストなどの具象化されたイメージにしてもらうことで、より発想が膨らみ、実現の手段も考えやすくなります。

また工学系の技術者は、すぐに実現する手段を考えてしまいます。すると実現可能なアイデアしか生まれません。デザイナーはその逆で、実現する手段はともかく、こうなっていくのではないかという世界観を思い描いて、そこからアイデアを導いてくれます。そういったお互いの特性を生かして協力しながら、10年先の技術ロードマップを作り、実現に向けた計画を立てていくとういうことをやっていきたいと考えています。

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