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インタビュー画像代表取締役 下方 彩純氏 1985年、大阪府生まれ。2007年京都産業大学法学部卒業。WEBメディア運営会社の企画職を経て、同年9月株式会社フリープラス入社。システムエンジニア派遣の営業に携わる傍ら会社の理念構築などにも関わる。2009年にWEBマーケティング事業を立ち上げて成功させ、2011年取締役就任。2017年6月辞任。同時にMchS株式会社を設立し代表取締役就任。趣味はダンスミュージック。週末などにはDJとして活動することも。

理念型経営を行う理由をお話し下さい。

私はもともと起業する意識はありませんでした。しかし前職の会社が経営方針の変更で国内向けのWEBマーケティング事業から撤退することになったため起業することに決めたわけですが、そのときにただお金儲けをするだけではやる意味がないと思いました。 もちろんまずはお金がないと駄目だと思っています。生活ができないのに社会的意義を追求することなど出来ません。ですからビジネスとして成立していることが大前提です。ただ、お金だけを追い続けることに対する空しさは感じていました。 私は前職時代に25歳で取締役となり、様々な経営者の方とお会いする機会が増えました。その中にはお金に走る経営者とビジョナリーに生きる経営者が存在しました。 前者は高価な服を着て、毎週のように海外旅行に行くような生き方です。その姿を見て年収何千万と聞いても、個人の人生においてそんなに必要かなと思いましたし、人間の欲求には限界があると感じました。 一方後者は、年収はほどほどなのですが、いつも楽しそうにされています。顔が生きていますし、私のような若造にも敬語で接して下さいます。とても器が大きい方が多かったです。また、会社の業績が継続して成長している会社も後者でした。 両者を比較して憧れたのは後者です。それがビジョナリーな経営を選んだ理由です。 また、一緒に創業した渡部とどんな会社にしたいかを話し合う中で、2人の考えが一致したこともあって、現在掲げている理念や使命を前面に押し出した会社作りをしていくことに決めました。

理念やビジョンを具現化していくために意識して取り組んでいることはありますか。

組織のマネジメントとしてはかなり自由度を高くしているつもりです。あまり強制しすぎると、1人1人の個性を潰しかねません。 例えば、この春に新卒で営業を採用しましたが、営業の方法は本人に任せています。私自身はずっとテレアポで実績を作ってきたのでテレアポしかないと思っていました。しかし彼女は学生時代のインターンで身につけた方法を実践して成果を出しています。まずはやらせてみたところ成果が出たのです。 もちろんやらせてみて思った結果が出なければ、制限して調整していきますが、一人一人違う人間なので自分の経験や体験だけで物事を決めずに、まずは個人の色でやってみるという考え方を共有する会社作りを行っています。 その他にクレドカードも活用しています。会社の理念や使命、行動指針の浸透を図るとともに、個人の夢を相互に共有しています。それによって誰かの行動が、会社の理念・使命・行動指針、または自分自身の夢と外れていると気づいた時には、声を掛け合うということもやっています。当社は個人面談の回数も他社と比べて多いと思っているのですが、その中でもこのクレドカードをもとに話をするようにしています。 それから私自身が意識して取り組んだことではありませんが、社員同士がメンターとしての役割を果たすことで、当社の理念・使命が浸透していっていると感じることもありました。私は、社員は家族であると考えており、それを行動指針の中にも書いています。家族なら成長が遅い子供であったとしても決して見捨てることはありません。みんなダイヤモンドの原石として、光り輝くまで磨いて行こう。このようなことを書いてあるのですが、まさに全員がそれを体現してくれています。

普段は会社の中はどういう雰囲気ですか。

たまたま女性社員が多いということもありますが、実感としては女子校の教室です。多分、誰も私のことを社長だとは思っていないですよ(笑)どちらかというと女子校の担任です。もちろん怒る必要がある時は怒りますし、価値観が一致しているので、規律が乱れることはありません。 先ほどクレドカードを共有して、お互いに指摘し合うという話をしましたが、私自身も自分が書いたクレドカードの内容をもとに、「下方さん、それ違うんじゃないですか」と突っ込まれて、「すみません」と謝ることもあります。そういう風に言いやすい風土です。基本的にはみんな自由にやれば良いと思っています。

一方で、社員の方にここは頑張って欲しいと考えていることはありますか。

会社の中で出世するという考えではなく、社会の中における自分の立ち位置を理解して成長して欲しいと考えています。会社の先輩が教えてくれることを学ぶだけではなく、外部で自分の学びを多く持って成長していって欲しいです。 そのための制度も整えています。具体的には副業も支援したいと考えています。それによって社会の中で自分がどれぐらいなのかを学べます。契約書や経理の知識などを学ぶ機会にもなるでしょう。   私は10年以内に社会から会社という組織がなくなるのではないかと思っています。今の社会で成長している企業には必ず理念があります。そういった会社は今後、そのビジョンの下に集まってくる個人事業主の集まりになってくるのではないかと予測しています。 背景にはこれまでの社会のように、企業が個人の面倒を見れなくなっていることがあります。それは働き方改革や副業支援などの動きからも明らかです。だから個人は自立した人間にならなければいけないと思っていますし、当社の社員には社会的価値をひたすら上げていって欲しいと思っています。

現時点で御社に参画する魅力をお話しください。

創業間もないスタートアップに参画する1つの魅力は、経営者の隣で仕事が出来ることです。私自身の前職時代がそうでした。社長と密接に関わりながら仕事ができるので、営業以外の全てを教えていただきました。大手企業の看板で仕事をしている人なら、その看板がなくなった時に自分がどれだけ仕事ができるかを確認する機会にもなります。    現在の弊社ならポジションががら空きです。だから自分が希望するポジションを狙うこともできますし、将来の担当役員候補という待遇で迎えることも出来ます。当社においてもこれからは年を追うごとに採用基準が上がっていきますので、現在参画するメリットは大きいと思います。   さらに成果を上げられる人なら、新規事業の計画立案にも関わっていただけます。社員にはいつも、私ではなくあなた方が作って欲しいと言っています。現場で仕事をしているのは私ではなく社員なのですから当然です。計画が上がってくれば、大手企業よりも格段に早いスピード感で実現出来ますし、将来的には子会社の社長として活躍していただくことも出来ます。私自身は子会社の社長になるつもりは全くありませんので。   これまでいくら頑張っても成果が出なかった人間が、最終的に子会社の社長になれたら、それこそ世の中のポテンシャルを飛躍させることになりますし、社会的価値を持つことにつながるのではと思っています。

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