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インタビュー画像代表取締役 CEO 石井 大智氏 早稲田大学在学中にHAITに参加。元々人工知能に特別な興味があったわけではないが、「面白そうだからやってみないか」と知り合いに誘われて参加を決める。いざ参加してみると、その面白さや必要性を知り、HAITの代表を務めることになる。

起業の経緯を教えてください。

2016年の3月に、AIを勉強してみたい学生10名ほどが集まって東大人工知能開発学生団体『HAIT』が設立されました。当時話題になっていた技術であったためメンバーは順調に増え、一時は80名ほどにまでふくれあがりました。ところが、1年後には再び10名程度にまで減少。原因は、機械学習の敷居の高さでした。当初は、学生それぞれが参考書などを使って自主的に勉強していたのですが、難解な内容に次々と挫折していき、ほんの一部のメンバーだけが先に進んで、残りの大多数はまったく力がついていかなったのです。 一方で、私自身はインターン先の動物病院でAI技術が社会の中で活用されている様を目の当たりにする機会に恵まれました。AIによる皮膚病の画像診断です。この技術のおかげで通院できない遠隔地の動物も診断でき、治療へ進むことができました。「やはりAI技術は人の役に立つ」。この技術を操れる人材の有用性をあらためて実感することができました。 ところが、日本はアメリカや中国、イギリスなどに比べて、AIなど先端ITを担う人材が圧倒的に少なかったのです。今後、人材不足の深刻さが増していくことも知りました。なぜ、日本では人材が育たないのか? その原因を考え、多くの仲間たちを挫折へと追い込んだ、とっつきにくさや学習の難しさにあるのではないか――このことに気づいたとき、一人の技術者として先端ITに携わるよりも、教育する側に回って、一人でも多く先端IT技術者を世に送り出す道を選びました。

とはいえ、学習の仕組みをつくることに関しては素人だったと思いますが、どのように学習講座の中身をつくりこんでいったのですか?

学習に挫折したサンプルは、周りにたくさんありました(笑)。まずは、HAITでの苦い経験を無駄にしないため、学習の阻害要因を洗い出していったのです。そこで明らかになった要因を克服するためには、どのような学び方が必要なのか、思考を深めていきました。また、専門家の知恵も借りるべく、東京女子大学情報処理センター研究員博士の浅川伸一先生に技術監修として加わっていただきました。こうして形になったAI_STANDARDをHAITのメンバーに何度も試してもらい改善を繰り返しながら精度を高めていったのです。 当初は、あくまでも学生の育成に主眼を置いて活動していたのですが、AI_STANDARDで学んだメンバーを知り合いの企業に紹介した際、「なぜ、短期間で育成できるのか?」と興味を持っていただけたのです。考えてみれば、対象を学生に限定する必要はなく、むしろ社会に出ている人のAIスキルを高めるほうが、より実務に結びつくのではないか、と。ここから法人向け事業をスタートさせ、AI_STANDARDで学習した学生と企業をマッチングさせる2軸の事業スタイルが確立されました。

将来的にAI以外の技術学習の仕組みを手掛ける予定はありますか?

まずは、AIエンジニアの充足を全力で追い求め、AI_STANDARDのブラッシュアップに注力していきます。しかし、私たちが目標としているのは先端ITエンジニアの輩出であってAIに限定しているわけではありません。2018年の夏頃を目標にAI_STANDARDの精度向上に目途をつけたら、ラインナップの拡充も考えています。どのような技術を加えるのか、ブロックチェーンなのか、今は話題になっていないもっと別の技術なのかは分かりませんが、企業や社会のニーズにアンテナを張りながら、先を見越して先手を打っていきたいと思います。

これから加わる社員に期待することは何ですか?

行動規範を実践してくれることです。たとえば、「欲しければ、5倍バリュー」という考え方があります。これは自分が要求するものの5倍の価値を相手に与えることを目指すという考えです。お客さまに喜んでもらい、お客さまから選んでもらうには、そのくらいの価値を提供しなければならないと思うからです。また5倍の価値を提供できれば、それが自分の存在価値にもなります。 今いるメンバーは、こういった想いや考え方を共有しているからこそ、一緒に働く仲間として楽しく仕事ができているのだし、組織として大きなパフォーマンスを発揮できるのだと考えています。そのため、ここでズレが生じてしまうと、加わる社員にとってもつらいことだろうし、STANDARDとしてのパフォーマンスを阻害することになりかねません。だから、設立時に、理念やビジョンを実現するため、ここに共感し、同じ行動規範で動ける人間のみで組織をつくろうと決めました。

最後に、求職者へメッセージをお願いします。

私たちが取り組んでいる事業は、日本で不足している先端IT人材の充足に貢献するものであり、社会的にも企業やそこで働くエンジニアたちにとっても、win-winの関係構築に結びつく意義深いものだと自負しています。この魅力的な事業に共感してくれる人と共に、ゼロ-イチベースで価値を与えられる人材へと成長し、世の中にプラスの影響を与えるプロダクトを生み出していきたいと思っています。我こそはと思う方は、ぜひ一度、話をしてみましょう。お待ちしています。

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