株式会社 プライサーのインタビュー

会社設立の経緯は？

会社員時代は自分のやりたいことができなかったんです。上司に何か提案しても“それはいいな”とは言うんですけど、自由にやっていいですか？ と訊くと“それはダメ”と。自分たちがいろんなところの視点から見て、ここを変えるべきだというのがわかっていても、その意見が反映されない。そういうのがいろんなところであって、それを解決するには、自分で会社をやるしかなかった。プレイヤーの意見がちゃんと反映されるような会社を作りたいと思ったんですよ。

上場するというのは設立時からの目標のひとつ？

みんなで会社を大きくして、たくさんの投資家から資金を集められる状態を作れたら、そこでいったんの成功じゃないですかね。そこまでは10年で到達したいなと思ってたんですけど、なかなか。人が増えたら難しいことしかなくて。それでも前に進んでいけるのは、一回自転車漕ぎだしちゃったから(笑)。設立2年目に会社の業績が落ち込んだ時に、あ、僕はいろんなものを背負ってるんだという、スイッチがしっかり入ったんです。

あとは、日本全国でサービスをするというのは最低限必要なことで、どこに行ってもPRICERって名前聞いたことあるよというブランディングをする。それと、インターナショナルで展開するというのはありますね。事業の内容に関してもたまたまできることがプログラムやサーバーといった仕事だったんで、今はそっちがウェイト大きいんですけど、別になんでもいいんですよ。服売って、でもいい。ITの世界のみで成功することにはこだわってないですね。

インターナショナルで展開という言葉が出てきましたが？

やっぱりやる以上は世界に通用するプラットフォームを作りたいと思っています。自分たちが延々作り続けるうえで、小さいものを作り続けてもいいんですけど、それって流行り廃りもあるし時代の流れに乗るのは難しいんで。自分たちがプラットフォームを作って、そのうえでみんなに何かをしてもらう。それをアプリにして世界共通で使えるようにしたら、いろんな情報を集めることができる。常に生きたデータベースを持つことができるのは、インターネットの醍醐味ですよね。

どんな人に入ってほしいですか？

もうなんか、ブッ飛んでる人がいいです(笑)。まぁ、こんな人じゃないといけないというのはないですが、ここの会社入りたい、楽しそうなことしてるな、自分だったらこんなことできそうというイメージがある人はOKです。自分はここでこういうことやってみたいというのさえ持ってくれれば、そして、それを叶えるために僕は動くんで。あとは、自分でちゃんと考えるということですかね。やりとりのなかで、「これってどうしましょうか？」というのが何べんも出てくるじゃないですか。そのひとつひとつのことに対して、自分で一回しっかりと考えたうえで「僕はこうしようと思うんですけど」があったうえでの「どうしましょうか？」だったら、それだけですべてがうまくいくんですよ。

最後に、プライサーの魅力は？

天才がいるってことですね。僕じゃないですよ。結局、物作る人って自分よりもスキルが高いとか見たことのないものとか、そんなことができる人に憧れるんですよ。スーパーマンのような存在がいるのが売りで、エンジニアの人はみんなそういう人と働きたいと思うんじゃないかな。あとは、すっごい面白い会社です。たぶん今までにない会社で、反骨精神みたいなのは強いですね。たとえば、こういうことしたいけど、これは無理やろなと最初の一歩を踏み出さない人がいる。PRICERの場合は、とりあえずやってみたらいいやん。やってもないのに無理というのはなしで。っていう感じです。まぁ、考える前に跳ぶということですよ。