代表取締役　林田 裕氏 中学時代にパソコンと出会い、将来、エンジニアになると決意する。大手SIerでスキルを磨き、システム部門の立ち上げに携わった後、フリーランスに。アズネットソリューションを起業したのは、お客様からの一言がきっかけだった。

起業までの経緯を教えてください。

エンジニアとしてのキャリアはフジテレビ系列ソフトハウスから始まりました。後に派遣という形でNECに配属され、大学や専門学校向けにシステムインテグレーション業務に7年間携わった後、広告代理店のシステム部門立ち上げに携わり、ここで自治体や財団法人などへ販路を拡大していくことになります。その後、リーマンショックの影響でシステム部門を廃止することになったのを契機にフリーランスとなり、お付き合いのあったSIerさんを通じて、自治体などを対象としたITインフラのコンサルティングや提案、開発、保守・運用に携わっていました。 6年くらい経った頃でしょうか。仕事も順調で依頼も増えてきたとき、お客様から「君が倒れたら、どうするんだ！」と。この一言で、お客様への責任を全うするには、仲間が必要だと痛感し、アズネットソリューションの起業を決断しました。このときまでにお付き合いさせていただいた自治体や財団法人とは、今でも取り引きが続いているため、IT関連の相談を受けることが多いのです。

仕事をする上で心掛けていること、大切にしていることは何ですか？

お客様ありきの仕事であることを忘れないように心がけています。たとえば、お客様にシステムの説明をする際、高度な技術用語は極力使わず、わかりやすい表現に置き換えるようにしています。システムを使うからといって、技術に詳しいとは限りませんからね。 それから座右の銘ではありませんが、好きこそものの上手なれという言葉は、その通りだなと感じています。私自身、中学生のときに近所のディスカウントストアでシャープの『MZ80』という８ビットパソコンに出合い衝撃を受けたことが、この世界に入ったきっかけでした。MZ80は高価で買えませんでしたが、富士通の『FM-7』を買ってもらい、プログラムを覚え、ピンポンゲームのような簡単なゲームをつくったりしていました。 あの頃からコンピュータ好きなところは変わっていません。次々と新しい技術が登場したり、自分にできることが増えていったりしたことで、ますます好きになっていったようにも感じています。そして、現在まがりなりにも会社を構え、お客様から信頼していただけるだけのソリューションを提供できているのは、好きな気持ちを失わずに、夢中で頑張ってきたから。だから、一緒に働く人も、コンピュータ好きであってほしいし、好きになってほしいと思っています。

社員に対する想いや期待することを教えてください。

せっかくアズネットソリューションという同じ場所で、同じ目標を目指して働くのだから、社員とは仕事だけでなく、結婚や出産といったライフステージをも共有して、一緒に喜びを分かち合える仲間でありたい。そして、小さい会社で幅広い業務、多様なプロジェクトに携われる機会があるのだからこそ、一人ひとりが高いスキルを身に付けて、たとえ一人でも食べていくことができるエンジニアになってほしいと強く思っています。 そうなれるだけの環境が当社にはあるとも思っています。社内検証ラボであれば、実際、技術に触れることができます。何度でも失敗を繰り返しながら、真に技術を扱えるだけのスキルを身に付けることができます。多くの案件が、コンサルティングや提案といった開発の上流工程から経験できるので、お客様の要望に応えるシステムの在り様から考える力を培えます。技術というものと深く、広く向き合うことができます。

最後に、求職者へメッセージをお願いします。

当社は、技術に対して強いこだわりと誇りを持っています。そのため、社員一人ひとりにも貪欲に技術を吸収してプロフェッショナルになってもらいたい、本を書けるほどの知識力を培ってほしいと思っています。過去には、「（当社の技術）レベルの高さについていけない」と辞めていく人もいました。 それでも、挑戦したいという気概ある人を待っています。一緒にエンジニアとして成長し、お客様に最良のソリューションを提供していきましょう。