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インタビュー画像専務取締役 秋尾 弘史氏

略歴を教えてください。

1966年8月生まれです。1989年に大学卒業後、扶桑社に入社し販売部に配属され、雑誌や書籍の流通に関わりました。2年後に『SPA!』編集に異動し、12年ほど編集担当や副編集長を務め、2003年1月に編集長に就任します。2006年にはSPA!グループ統括編集長に就任しました。この『SPA!』を手がけた間には、小林よしのりさんの『ゴーマニズム宣言』でいろいろ騒動が起きたり、「オヤジギャル」や『だめんず・うぉ~か~』などの流行を生みだすといった経験をしました。2010年に『SPA!』を離れて『ESSE』や『住まいの設計』などを担当する第1編集局長に就任します。その後、いろいろ兼務があって、2014年に経営管理局長、2016年6月に取締役に就任し、現在に至っています。

秋尾さんにとって、仕事とは?

『SPA!』の編集に就いて、徹夜して仕事し、明け方から昼過ぎまでお酒を飲み、夕方出社するといった生活をしていたわけです。そんな中で、ずっと自分は何のために働いているのかを考えていました。 そして10年ぐらい前に結論を出したのですが、それは「仲間のため」ということです。きれいごとのようですが、それが一番しっくり来る答えでした。仲間とは、同僚や上司、部下だけでなく、記事をつくってもらっているライターさんやカメラマンさんなどの外部スタッフもそうですし、もっと言えば顔の見えない読者もそうです。 そういう人たちのために、目の前の仕事をしっかりこなしていこうと考えてやれば間違えることはないと。自分一人だけ儲けようと思えば、この仕事ではないほうがいいわけですから。そう結論を出して、すっきりしました。

社員には、どんな存在になってほしいと考えていますか?

当社ではいま、コンテンツのマルチユース化と、それを推進するため、スタッフのマルチタスク化を進めています。マルチタスクを外部スタッフから見ると、それまで週刊誌だけをやっていた編集担当者は自分が書いた原稿や撮影した写真を週刊誌だけで使う人だったのに対し、マルチタスク編集者は、週刊誌だけでなく別冊やWebサイトや電子書籍などでも使ってくれる人になるわけです。すると「この人と仲よくなっておけばメリットは大きい」と思われると思うのです。世間的に感謝される存在になると。人が生きていく上で、誰かに感謝されるというのはお金に代えられない価値ではないかと思います。当社はそんな人間関係をつくっていける環境があるということですね。これは編集者だけでなく、編集に関わることになるWebディレクターにも当てはまることです。 出版社の事業は、我々だけでなく外部スタッフという“生態系”が潤うものでないと成立しない、一蓮托生なのです。最近、いわゆるキュレーションサイトの事件が話題になりましたが、まさに外部のライターを使い潰すような構造をつくってしまい、結局メディアそのものが潰れてしまいましたね。雑誌は、いろいろな価値観を1冊にまとめているようなものですが、お金や労力をかけ、多くの外部スタッフの力を最もいい形で吸収しなければ読者の価値判断に一石を投じるような価値観など伝えられないと思います。ある人にとっては無駄な価値観かもしれませんが、その無駄こそが大事だと。ですから、我々にとって、短期的な収益を追うことの優先順位は低いです。その結果、『SPA!』や『ESSE』などを長く続けられていると思っています。 それともう一つ。「棒ほど願って針ほど叶う」ということわざがあります。望みは大きくても、実際はわずかしか叶わないものだということです。最初から針ほどしか望まなければ、何も叶わない。だからこそ、高い目標を掲げなければならないですし、その結果に対しては謙虚に受け止める姿勢が大事だろうと思っています。

休日やオフタイムの過ごし方を教えてださい。

週末はもっぱらジョギングをしています。健康のために、1日あたり10kmほどゆっくり走る感じですね。昔はレース志向でフルマラソンに出場したこともありましたが、今は完全に健康志向です。足裏に脳の海馬を刺激するツボがあると聞いたのですが、10km走ると1万5000歩ほどになり、1万5000回海馬を刺激していることになるわけですね。海馬は短期記憶を司る器官ですから、物忘れせず、頭がすっきりクリアになっていいアイデアが出るんじゃないかと信じて走っているところもあります(笑)。

最後に、求職者にメッセージをお願いします。

ずっと紙メディアを手がけてきた当社は、デジタルメディアはまだまだ手薄な状況です。今まさにデジタルに移行している過渡期にありますが、この動きは今後一層進展することは間違いありません。ですから、デジタル人材は非常に重宝されると思います。当社が必要としているデジタル人材は、エンタテインメントや出版といった領域をいかにデジタル化し読者に届けるかといった側面が強くありますので、エンジニアリングだけわかればいいという技術に専門特化した方には向かないかもしれません。しかしながら、エンタテインメントと絡みながら成長していきたいという方にとっては絶好の環境があると思います。ご応募をお待ちしています。

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