代表取締役社長　横井 司氏 1968年5月27日生まれ。大学卒業後、印刷会社に入社。2年半、経験を積んだ後に、クレオに入社。営業部門を中心にキャリアを重ね、入社から14年後、先代の跡を継いで社長に就任した。趣味は、マラソンで、本格的に走りこんでいる。フルマラソンに幾度も挑戦しており、3時間50分を切るタイムで完走するスポーツマン。

会社に対する想いや目指す会社像について教えてください

クレオは父が創業した会社であり、設立した年に私が生まれました。そのため、自分がここまで成長できたのは、会社のおかげだという気持ちが強いのです。だから、恩返しの意味も込めて、まずは私自身が会社以上に立派な人間へと成長し、会社が今後も永続的に成長できるようにするのが役目だと考えています。 そのためには、これまで通り「やりたいことができる会社」であり続けることが重要です。思い出話になりますが、営業時代、あるお客様の案件で、プロレスラーにお弁当の監修をお願いしたことがありました。私自身、プロレスが好きだったこともあり、店頭の販促企画のアイデアも次々と浮かんできて、実行するときのフットワークも軽かったように記憶しています。結果的に記録的な売上を残せたのも、会社が私のやりたいようにやらせてくれたからです。この仕事は、決まった答えや型がない分、自由に発想し、挑戦することが重要なのだと思います。

人生で大切にしていることや座右の銘を教えてください

ありふれたものですが、「人間、一生勉強」だと思っています。学生の頃から何となく意識していた言葉ですが、社会人になってから痛感する機会が増えました。 社会人になると、学生時代のテストや卒業といった、「このときまでにこの程度勉強しておけばいい」といった明確な区切りがありません。あるのはプロジェクトやビジネスの期日であり、そこまでに成果をあげるため、何を勉強すればいいかという明確な答えもありません。次々と現れる課題を乗り越えるための方法論が自分の中になければ、新しい知恵や知見をさまざまなところから吸収していかなければならないわけです。 そのため、常に新しいことを学び続けようとする意識を持ち、自らを成長させていかなければ、行き詰ってしまう。だから、単純ではありますが、この言葉を大切にしていきたいと考えています。

社員に対する想いや、社員に求める仕事への取り組み方について教えてください

私自身は、デザインもマーケティングも専門分野の人間ではありません。優秀な社員が日々、努力を重ね、会社を盛り立ててくれることで生かされているのだと感謝しています。 ただ、社員に忘れてほしくないのは、やりたいことをたくさん持つということです。ビジネスをしていると成功体験を積み重ねていきますし、それは自信や自己成長につながるため、とても大切なことです。しかし、成功体験が足かせになることも少なくありません。「こうすれば間違いない」という思い込みが、新しい一歩を踏み出すことへの躊躇につながってしまい、過去を超える成果を生み出せなくなる危険性があるからです。 だから、やりたいと思ったことがあるなら、自分から蓋をするのではなく、その気持ちを大切にして挑戦してほしいのです。当社には、上司がその気持ちを無理やり押さえつけるようなことはなく、むしろ後押しする風土が根付いています。

ご自身の職業観について教えてください

私にとって、仕事をすることは、心臓が動くことと同じくらい当たり前のことで、「働く」ということを必要以上に意識したことはありません。好きか嫌いかといったレベルのものではなく、おおげさにいえば、生命活動の一部なのだと思っています。そのため、家族と過ごしている時間以外は、移動中や食事中、くつろいでいるときなどでも、ちょっと時間が空くと、いつの間にか仕事のことを考えています。 しかし、同じことを社員全員に求めようとは思っていません。仕事を通して充実感や達成感などを味わってもらいたいと思っていますが、仕事との向き合い方は社員それぞれであり、公私のメリハリをつけたほうが仕事にも集中できるといった人も多いでしょう。だから、社員には、自分なりの働き方を見つけてもらい、当社でそれを実現してもらいたいと思っています。

最後に、求職者へメッセージをお願いします

およそ50年という歴史ある会社であり、売り場を起点としたマーケティング・セールスプロモーション分野では多くの実績を残してきたという自負もあります。経営基盤も安定しており、今後とも社員が安心して生活できる待遇を提供していきたいとも思っています。 ただ、デジタル領域に関しては、現状、先進的な技術や革新的なノウハウを持っているわけではなく、これからクレオ流の形をつくり上げていかなければなりません。ここに魅力を感じ、私たちと一緒に挑戦してもらえるフロンティアスピリッツ溢れる人材を求めています。売り場というリアルにおいては充実した知見やノウハウがあるので、ここにデジタルを掛け合わせることで、私たちと一緒に、お客様に満足いただけるマーケ・プロモーションの提供に力を注いでみませんか。