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インタビュー画像代表取締役 原野 朋弘氏 京都府出身。大学卒業後、飲食店のFC本部事業を展開する会社へ入社し、加盟店開発に従事。その後、不動産会社へ転職し、経営企画室でウィークリーマンション事業を立ち上げ、成功へと導く。2009年退職し父親が経営するFC事業を継承。同時にインターネットメディア事業に参入。2010年4月、株式会社プラスワンを設立。2016年8月、WEBコンサルティング事業を立ち上げ、現在に至る

起業の経緯を教えてください。

私が起業したのは、複合的なタイミングが重なった結果です。 前職は不動産会社の経営企画に所属していました。当時、その不動産会社は、賃貸マンションの経営でも課題を抱えていました。「なかなか部屋が埋まらない…」と社長がこぼしていたのを聞いて、その不良資産を有効活用することで会社への貢献につながると考えました。 京都で賃貸契約を結ぶと通常2年契約という条件が付きます。私はこの「2年」という期間がネックなのではないかと考えました。当時、京都ではマンスリーマンションは存在しましたが、競合となりそうなウィークリーマンションは存在しませんでした。社長の承認をもらってスタートしてみると、近くに病院があるなど短期需要が見込める立地だったことも功を奏して、順調なスタートを切ることができました。その際、集客装置として機能したのがインターネットです。SEO対策がうまくいって、電話がひっきりなしに鳴りました。 そこでインターネットのポテンシャルをまざまざと見せつけられ、いずれ自分でビジネスを立ち上げたいと考え始めた時に、父親が30年間続けた事業を清算しようと考えていると聞きました。幼少期から漠然とですが、家業を継ぐのは自分だと考えていたことと、長年のお客様に対する社会的な責任を考えて、事業を継承することにしました。ただし、家業だけでは、将来的な発展は難しいと考え、同時にインターネットメディア事業も立ち上げることにしました。

2014年に経営理念と行動指針をまとめたことによる成果をお話しください。

最大の成果は、会社全体で向かうべき方向性が定まったことです。 起業当初のマネジメントは、新しい社員が入るたびに、これだけは守って欲しいということをA4の紙1枚に書いて渡す程度のものでした。社員にとって、それを守る動機は「社長が言うから」に過ぎません。なぜそうすべきなのかという本質に根差したものなのではないので、社員同士での継承には結びつきません。いつまでたっても私が一人ひとりに直接、伝えていかなければいけない。もちろん、社員一人ひとりと経営者が直接コミュニケーションをとることは大切ですが、先輩社員から後輩社員やアルバイトに伝えることで、より深い浸透が図れるという効果が期待できます。行動指針としてまとめたことは、それまで紙に書いていた内容と基本的には変わっていませんが、なぜそうしなければいけないかを説明することができるようになったことで、考え方を共有することができるようになりました。 また、経営理念や行動指針は、私自身が迷った時、迷った時に立ち返るべき場所でもあります。くじけそうになった時に、経営理念に立ち返ることでもう一度自分を奮い立たせることができる。まさしく自分の原点となっています。 経営理念や行動指針がなくても会社は続いたのかもしれませんが、個人事業の域を出ることはなかったと思います。尊敬する稲盛和夫さんの勉強会に参加をさせていただき「全従業員の物心両面の幸せ」「世の中に新しい価値を生み出す」という方向性が定まったことで、家業から事業に転換することができました。この経営理念がなければ、地域貢献の手段や社員成長の場としてWEBコンサルティング事業を立ち上げることはなかったと思います。

コンサルティングの手法はどのようにして身に付けたのでしょうか?

WEBコンサルティングで大切なことは、お客様の課題に真摯に寄り添い、向き合い、かといってお客様の言葉に流されず本質を見抜くこと。そして愚直に相手の期待を超えるようなクオリティとスピードで実行することだと考えています。弊社は他の制作会社やWEBコンサルティング会社と比べて特別違ったことをしているとは思っていません。ただ、当たり前のことを一所懸命にやる「凡事徹底」が大切だと考え、常日頃、社員にも伝えています。 WEBサイトは納品して終わりではありません。納品してからお客様のビジネスはスタートします。だから制作だけのお客様でも、近くに行ってタイミングが合えば、お伺いして顔を合わせて話を聞くようにしますし、納品後の定期的なご連絡は欠かさないようにしています。それは何も特別なことではないですけど、その積み重ね、それしかないと思っています。 それはWEBコンサルティング事業に限ったことではありません。会社経営に奇策はないと私は考えています。当たり前のことを丁寧に、愚直に取り組むことこそが成功への最短ルートだと思っています。

今後の戦略をお話し下さい。

短期的な計画としては、新しい人材を採用してWEBコンサルティング事業のベースを作り、その上でさらに事業を拡大していきたいと考えています。加えて、インターネットメディア事業については、プラスワンを代表するようなメディアを作って育てていくことを目標として取り組み始めたところです。 一方で長期的な事業戦略に関しては、特に今の時代、あまり気にしすぎても仕方がないのではないかと私個人は考えています。5年後、10年後を見通せる能力は誰にもありません。5年前は誰もInstagramをやっていません。10年前は誰もLINEをやっていません。また、日本を代表する複数の家電メーカーが、次々と経営破たんしたり買収されたりすることなど誰も予測しませんでした。だから私が一生懸命考えているのは1年後のことです。1年後、2年後のことならある程度は予測が出来ます。 中期経営計画というものも、銀行や投資家に出す資料として恰好はつけられますが、体裁を繕うだけのものだと考えています。そのようなものは大体うまくいきません。目の前のことを一所懸命やるということと、トレンドに対して敏感になり、環境に適応していくことが企業にとっては大事だと考えています。

御社の仕事のやりがいを教えてください。

WEBは成果を得られるのが早い分野です。朝思いついたアイデアを夕方には形にし、リスティング広告などを活かせば、その日中に成果を出すことも可能です。そういうスピード感、ダイナミズムの中で仕事をしていると、本当に成長を実感できます。特に、弊社では社員が「こんなことをしたい」と相談に来たことは、どんどんやらせる方針です。具体的な根拠があるなら、採算ベースに乗るかどうかは別としても、「まずやってみよう」という風に意思決定しています。気になることがあればアドバイスして修正はしますが、アイデアを全否定することはまずありません。自分のアイデアを実行し、その成果を実感しながら成長することができることが、弊社で働く上でのやりがいです。 弊社は小さなベンチャー企業です。2軍で基礎練習をしっかりしてもらうというより、とりあえずは1軍で打席に立ってもらいます。どんなに下手でも、三振をしても良いからまずは打席に立ってもらって、1軍の球に慣れてもらいます。そこでする失敗は必ず後で役に立ちます。実戦の中でしか得られない経験がある。そのような環境に興味を持ってもらえるなら、未経験の方にも、弊社は面白い会社だと思います。 また、業界経験者であれば、これまでに培ったキャリアを生かして活躍できる環境があります。敷かれたレールの上を走って行くのではなく、社員が主体となって作っていけることに魅力を感じていただける人がいれば、渦の中心となって事業を牽引して行って欲しいと考えています。

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