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インタビュー画像代表取締役・加藤弦氏 1985年3月生まれ。大阪市出身。大阪学院大学卒。新卒で大手ゴルフ用品量販店へ入社。2年間販売員として勤務。24歳で、ゴルフのレッスンプロへと転身。国内最大手のスタジオに在籍すると同時に個人としても活躍。プロゴルファーからアマチュアまで幅広くサポートしてきた実績を持つ。その中で、ある経営者との出会いをきっかけに起業家を志し、2013年5月、株式会社ダイニング・クエストからの分割によって株式会社リスビーを設立。

前職のゴルフのレッスンプロという仕事と、現在、リスビーで行っている建築の仕事には共通項はありますか。

私が起業を志した時に考えたのが、ゴルフのレッスンプロとして培った「人の悩みを解決する」スキルを生かすことでした。 私はレッスンプロの中でも特にツアープロコーチを目指してました。ツアーに出場するプロゴルファーからからアマチュアまで、多くのゴルファーの悩みを解決することがコーチの役目です。そのような仕事をする中で気が付いたことは、経験や実績が豊富で有名なコーチが必ずしも正しいわけではないということです。 プロコーチにも様々なランクがありますが、実績豊富かつ有名なコーチのレッスンを受けたからといって、必ずしも成績が伸びるわけではないのです。私がレッスンプロ1年目の時に出会った方もそのような悩みを抱えていました。その方はそれまでに、世界トップクラスのプロゴルファーを指導したことで有名な、1回のレッスン料が5,何千万円もするプロコーチを始め、様々な有名コーチの指導を受けてきました。それでもなかなか成績が伸びなかったにも関わらず、レッスンプロとして1年目の私がレッスンをしたら急に上達されたのです。 実績豊富でなおかつ有名なプロコーチにはそれぞれの型があります。私の場合はレッスンを受ける方の悩みをじっくりヒアリングしていました。人の想いを形にするには相性の問題もありますので一概にどちらが良いとは言えません。ただ相性などは必ずあります。相性がなければ、プロゴルファーもいろんなコーチに教わることはないですよね。 その時のお客様にとっては私のやり方が合っていたのだと考えています。 店舗やオフィスの改装も同じです。大手の建築会社は、個々の案件に応じて提案を変えるということはしません。それに対して弊社はベンチャーであり、チャレンジャーです。型を持たないので、何度もお客様を訪問し、時間をかけてヒアリングをした上で、お客様ごとに最適だと思われる提案をします。そこで受注に至らなくても、お客様にとっては選択肢が1つ増えることになります。そのようなメリットを提供することが私たちの存在価値であると考えています。 私たちがお客様が多くの建設会社の中から選べる「ひとつの選択肢」になることで、私は100%メリットがあると考えております。それは、私達がいることで他社との競争原理があり、私達がいることで比較できるからです。ブラックボックス化した建設業界を一緒に変えていきましょう!

起業の経緯をお話し下さい。

ゴルフのレッスンプロは実績を積んでいけば、仕事をした分だけ収入も増えていきます。お客様の悩みを解決する仕事は大きなやりがいもあります。したがって、レッスンプロとしての3年間は充実していました。その反面、ゴルフ人口は減少し続けており、衰退産業であるという認識を持っていました。このままで良いのかなと、自分の人生を客観的に振り返る機会が次第に増えていきました。 一方、ゴルフのレッスンプロという仕事をしていると、様々なお付き合いが生まれます。その中である経営者の方と親しくなり、経営のこと事業に対する思いなどの話を伺う中で、企業経営に興味を持ち始めました。特に心に残ったのが、「お金のことはどうでも良い。自分が死ぬときに1000人の人に泣かれたい」という言葉でした。自分も仕事を通して沢山の人々に感謝され、自分の存在価値を感じたいと考えました。それが起業しようと思ったきっかけです。 建築分野を選んだのは、「起業するなら成長分野の建築業」と、その経営者の方のアドバイスがあったからです。ちょうど実家が営む会社に休眠中の建築部門があったので、新設会社としてではなく分割でスタートすることになりました。

建築業界未経験でどのようにしてスタートし、成長させてきたのですか。

最初はお客様もいないし、工事をしてくれる職人さんのネットワークもありません。飛び込み営業をする一方で、タウンページで業者を探し、電話口で頼み込んで引き受けてもらいました。 まずは店舗のメンテナンスのニーズを拾うことからスタートしました。「仕事を下さい」とは言わずに「何か困っていることはないですか」と聞いて回ると、ドアノブが壊れて鍵が使えない、塗装が剥げている、サッシが壊れているなどなど、様々な依頼が入ってきました。 そして、それらの依頼を精査して、「ここは塗装屋さん」「こっちはサッシ屋さん」「こっちは軽天屋さん」と業種で分けて、それぞれの業種を電話帳で調べて電話をかけていきました。「このような案件がこれだけあるので、1日時間を空けて私に付き合ってください」と頼み込みました。その上で、日替わりである日は塗装屋さんと1日回り、ある日はサッシ屋さんと1日回る、ということを繰り返しました。 初年度は1人でメンテナンスだけで6,000件受注しました。業者さんと一緒に現場を回って、作業を手伝っていたら、必然的に知識がついていきました。電気設備も外構もできることは断らずに全て引き受けたので、お客様が、どのようなところで困るかということもわかるようになっていきました。同時に店舗のメンテナンスはワンストップで全部引き受けてくれる会社という認知をしていただけるようになりました。 大手チェーン店との取引も創業当時から始まりました。本部から依頼を受けて店舗を訪問し、工事終わったら必ず店長さんに他に困っていることがないかを聞くと、本部の目が届かないところで困っていることが結構出てきます。そういったことを本部に報告していくと感謝していただけました。店舗が増えすぎて、本部も管理が行き届かなくなっている。そこに私たちが介在することで、本部と店舗のギャップを埋められる。それを繰り返すことで、信頼を獲得してきました。 お客様の悩みを解決するのが、私の仕事スタイルであり、その思いが伝わりリスビーのファンになって頂き成長できていきました。

組織づくりを進める上でのビジョンをお話ください。

弊社は未経験者ならではのユーザー視点を強みとしてきた会社です。現在、在籍する社員も全て未経験者です。そこで大事にしているのが、各自の長所を伸ばしていくことですが、その一方では、企業としてのルールは守らなければいけないとも考えています。ルールというのは、モラル、知識、マナーです。各個人はこれまでの経験があり、その経緯によって価値観は異なります。しかし、他社が当たり前のようにやっていることをやらないだけで、お客様からは「常識がない」と思われてしまいます。今の時点で知らないことは仕方がないことですが、その知らない状態がベストでないのであれば、その状態を変えていかなければいけません。だからこそ必要とされるモラル、知識、マナーを一致させるための教育には力を入れていきたいと考えています。 具体的な取り組みとして本格的に始めたいと考えているのが認定制度です。弊社は結果として数字を達成できれば良いという方針は掲げていません。各自、プロフェッショナルとして求められるマナーやモラル、知識が身に就いた上で、初めて達成した数字を評価するという制度を導入する予定です。 今はまだ小規模なので心配はありませんが、組織が拡大すれば、お金で動く人が出てくる。そうすると組織の方向性がずれてしまいます。弊社の仕事はお客様の夢をお預かりする仕事です。売り上げさえ上がれば良いというモラルのない仕事をしていたら、取返しのつかない事態が起きてしまいます。そのようなことを防ぐためにも、社内研修には時間をかけていきたいと考えています。 人材が成長していく中で、他社から手本にされるような社員育成を行いたいという思いがあります。

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