代表取締役 河上 隼人 広島県出身。高校・大学時代はラグビー部に所属。大学卒業後、アルバイトを経て通信機器を販売する会社へ就職。営業への適性をつかみ、Web専業の広告代理店に転職する。Webプロモーションや法人営業に携わり、頭角を現わす。30歳を迎える2010年、株式会社エイムプレイスを設立。代表取締役に就任し、数々のサービスをリリース。現在に至る。

社名を「エイムプレイス」にした理由を教えてください。

英語が得意ではないので、かなり悩みました。「エイム（aim）」には「的をしぼる」「照準を合わせる」などの意味がありますよね。私はそもそも狩猟民族タイプなので、これはいいなと思ったんです。そして自分の会社を、何らかの目標を達成する場所（place）にしよう、ということで「エイムプレイス」に決めました。ただ、目標というものは一度達成したら終わりだとは思っていません。何かを達成したら、常に次の目標を設定する。そんな終わりのないものだと考えています。“「おもしろい」「ありがとう」を引き出す価値あるサービスを創造する”という企業理念も同様です。「ここまでやれば終わり」という決まったゴールがあるわけではなく、常に追い求めていかなければなりません。「なりません」と言うと固いですが、追い求めている状態のほうがおもしろい、ということです。

どのような方と一緒に働きたいですか？

未経験領域ややったことがない業務でもチャレンジする人、とにかくチャレンジする人と一緒に働きたいと思っています。失敗を恐れて何もしないような人は評価をすることができません。失敗しても大丈夫ですので、自ら動ける人を評価したいし、そういう方と一緒に働きたいですね。これに関しては社員、業務委託、パートナー企業などすべて同じ考え方です。一見厳しいように聞こえるかもしれませんが、終身雇用が終わった現在、自分のキャリアを考えるならば自ら積極的に動けることが重要だと思っています。自ら動ける人でないと商売はうまく行きません。商売上手になりたい方であれば非常に学びが多い環境だと思いますので、ぜひ弊社に挑戦しにきて欲しいと思います。

個人で大切にしている考え方・価値観

大切にしていることは「楽しいか、楽しくないか」で考えること。そして難しく考えないことです。シンプルに考えるようにしていて、少しでも面白そうと感じたら「すぐにやればいいじゃん」と思ってまずは行動をする。負けるのが嫌だからという理由ですぐに行動に移せない人もいますが、まずはやってみて負ければいい、負ければ見えてくるものがあると考えます。最初からすぐに勝つことはできませんが、続けていくうちに勝つことができます。失敗から得られるものは非常に大きいので、「まずは行動、失敗して経験を積む」を大事に色々なことに挑戦しています。これは社員にも大事にして欲しい考え方ですね。

そういえば、社員の方には「趣味が大事」という話もされているそうですね。

できれば生きがいと呼べるほどの趣味を見つけてほしいと思っています。趣味ができると、お金も時間も、自然とその趣味に振り向けるようになりますよね。そうすると、趣味が生きがいと呼べるほど大切なものになっていくはずです。「もっとお金を稼いで良い物をそろえよう」「もっと生産性高く働いて、趣味に使う時間を確保しよう」、そんなふうに自分の日々の暮らし方、自分の生き方を本気で考えるきっかけになる。それが趣味の良いところです。一番いけないのは、何も思わないで生きること。朝起きて、髪を整えて、電車に乗って、会社に着いて、気づいたら1日が終わっている。自分の人生、“いい感じ”になればいいなぁと思っているけれど、それは他人が決めてくれると思っている…。私にはそういう生き方はできませんし、社員にもしてほしくないんです。

ありがとうございます。最後に、改めてメッセージをお願いします。

私は特別な人間ではありません。広島の一般的な家庭に生まれ、特別な教育や訓練を受けることなく育ちました。学生時代はラグビー漬けだったので、「社会に出たら自分はこうなりたい！」というイメージを持ったこともないです。今でこそ会社の社長をやっていますが、「一大決心をして会社を作った！」というよりは、おもしろいと思えることを追求したかったからです。おそらく今の20代、30代の方々と何も変わらない、ふつうの人間だと思っています。ただ、迷わず直感に従った、ということは言えます。迷っていて行動に移せないまま時間だけが過ぎているのだったら、あまりにもったいない。ぜひ当社に来て、生きがいをつかんでください。そして人生を他人任せにせず、自分の直感に従って一つひとつ選択し、決定していきましょう。エイムプレイスという会社が、そのきっかけをつかむ場所になれれば、私も嬉しいです。