SBIビジネス・ソリューションズ 株式会社のインタビュー

まず、略歴からお教えください。

2005年、ソフトバンクBB株式会社(現ソフトバンク株式会社)入社。2008年、SBIアカウンティング株式会社(現SBIビジネス・ソリューションズ株式会社)へ転籍。グループ内外のべ50社の経理業務を担当。アカウンティング・サービス部長を経て、2017年6月代表取締役就任。

SBIビジネス・ソリューションズのビジョンをお聞かせください。

SBIビジネス・ソリューションズは、バックオフィスの作業負担を減らすサービスを提供しています。具体的にはクラウドサービスや経理のアウトソーシングサービスの提供を通じて、バックオフィスに携わる人々の単純作業を減らし、彼らが専門知識を効率よく経営のために役立てる環境を作り出しています。企業の生産性と競争力を高めることで事業の発展に貢献し、規模や所在にかかわらずどのような日本企業でも世界を舞台に活動できる世の中を実現していきたいと考えています。

SBIビジネス・ソリューションズの好きなところを教えてください。

ありきたりな表現ですが、「人に恵まれている」ところです。卒業していったメンバーを含め、ビジネスの面でもプライベートの面でも人生に気づきと刺激と勇気を与えてくれるメンバーが揃っています。だからこそ望めばどのような成長も描ける。これからも、人と人との関わりの中で研鑽が積める、個性や能力が活かされる場としていければと考えています。
また、SBIグループやソフトバンクグループという金融、IT分野で最前線の企業とつながりが深く、最先端の技術や知識にすぐに触れられるところも魅力的だと感じています。

仕事の面白さはどんなところにありますか。

アイデアを実現すること。当社の祖業がSBI、ソフトバンクの経理のシェアードサービスですが、そこで得た業務を効率化するための知識や経験をITツールに置き換え世の中に便利なサービスとして発信することができる点はやはり面白いです。当社の基幹商品である「経費Bank」シリーズも「承認Time」もこれからリリースするサービスも、すべては実務を通して「あったらいいな」というものを作っています。発想から開発、サービスのリリース、そして一番の顧客が社内にいてブラッシュアップされていく。一連の過程では一筋縄に行かない部分もありますが、具現化した際は感無量です。
社長としては、メンバーの成長を通して、自身の成長を感じられるところですね。メンバーの技術の成長はもちろん、対になる価値観の成長を感じることにやりがいを感じます。自分と他者を認めることで当社の企業風土が培われていますので、価値観の面での成長を感じることはうれしい限りです。

社員の皆さん、これから入社される方に期待することを教えてください。

一人の人間が社会人として、プロフェッショナル意識を持って業務に当たることで社会に貢献し、自身の存在を社会の中に見出せる人であって欲しいと思います。このように表現すると抽象的で、プロフェッショナルというと大それていますが、コミュニティの中で自身の役割と責任を果たせるようになって、コミュニティの中での自分をしっかり認識できる人になって欲しいです。そうすれば自ずと担っている役割に自信が持て、プロフェッショナルになっていけると思います。
また、現代社会では、周囲と自分を切り放して考え、「自分さえよければよい」とか「自分が一人でこんなにやってやったのだ」といったスタンスがあたり前のようになり、そのため、組織全体に迷惑をかけつつ、自分自身も寂しい思いをするという自己矛盾的な悲劇が、世の中のあちこちに社会病理的に現れています。我々は、単なるビジネス上の成功や拡大を目指すのではなく、新しい時代に必要とされる価値観を共有した企業組織を目指し、当社メンバーには自身と他者の個性を生かすことができる人であって欲しいと考えています。