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インタビュー画像代表取締役・小名木 智宏氏 1965年生まれ。1989年3月、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業して、富士通株式会社に入社。法人営業や広報IR、経営企画、マーケティングなどを経験後、ベンチャー子会社経営を経て、2009年2月にフェアネスコンサルティング株式会社を設立。2000年3月、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)、日本キャリア開発協会認定CDA(Career Development Adviser)

フェアネスコンサルティング株式会社を設立した経緯を教えてください。

大学卒業後、いわゆる”大企業”へ就職し、営業本部で金融業界を担当することになりました。当時はちょうどその業界が大きく伸びていたときで、さまざまな幸運も重なり、基幹系システムの刷新プロジェクトの受注に成功。投資規模600億円というビッグプロジェクトであり、そのうち400億円の受注獲得です。それが20代後半のことです。 社長賞を貰ったり、また、年末調整で逆に所得税を追加で払うほどボーナスが上がったり、良い時代でしたね(笑) しかし、ちょうど時代はメインフレームからクラサバに移る過渡期であり、今後、これほどのビッグプロジェクトを担当することは困難だと明確に理解していました。 そのため、そのプロジェクトが終了したあと、少し引いたところから会社を、また自分のキャリアを考えたいと思うようになり、MBA留学制度を利用して2年間、会社を離れたり、自ら希望して子会社へ出向させてもらったりもしました。自分が本当にやりたいことは何なのか、常に自問自答する日を送っていたわけです。そんなとき、周りの若手からキャリアに関する相談を受けることが増えていったのです。振り返ってみれば、私自身、望んだキャリアパスを歩んできたわけではなく、周りに相談できる人もいませんでした。それならキャリアに悩む若者の力になることを仕事にしたらどうだろうか--そう考え、フェアネスコンサルティングを起業したのです。ですから、設立当初はキャリアコンサルティングがメイン事業でした。

システムビジネスが主要事業になったのは、なぜなのですか?

キャリアコンサルタントとして数多くの求職者の方と会う中で、IT業界、特に多くのエンジニアの相談に乗ってきました。プロジェクト単位での契約のために、プロジェクト終了ごとに仕事を探さなければならないとか、信じられないような長時間労働を強いられているとか、派遣切りにあったとか……。話を聞けば聞くほど、「本当にそれでいいのか」という強い思いがふつふつとわいてきました。若い有為な人材がこのような業界の慣習によってつぶされてしまうのが、納得できなかったのです。 しかし、キャリアコンサルタントという立場では、会社の制度や風土はもとより業界の慣習を変えることなどはできません。それならば、自社でエンジニアを雇い、彼らが安心して働ける環境、キャリアアップを考えられる環境をつくろうと思ったのがきっかけです。そうして採用した社員が、お客さまの信頼を勝ち取り、少しずつ事業領域やプロジェクト規模を広げてきた結果、システムビジネスをメイン事業とするところまで成長することができたのです。

社員第一主義を掲げるようになった理由を教えてください。

現在の会社の形になった経緯が、エンジニアの働き方やキャリアアップを考えた結果ですから、もともと社員に焦点を合わせて会社の形を整えてきたというのが、最も大きな理由です。もう一つきっかけとなったことを挙げるとすれば、会社への帰属意識というものを考えさせられた経験があったからです。 システムビジネスを始めた当初、増えていく顧客ニーズに応えるため、或るフリーランスのエンジニアと契約したことがありました。彼は、興味のあるプロジェクトの有無で仕事を選ぶ傾向が強く、プロジェクト在籍時も一匹狼的な働き方を貫いていました。そのような働き方を否定するつもりはまったくありませんが、どうせ一緒に働くならば、もっと楽しく、協力しながら働いていきたい。プロジェクトだけでつながるのではなく、同じ釜の飯を食べたといった会社というつながりを感じながら働いてもらいたいと思ったのです。元々、”カンパニー”とは、ラテン語の"companio"、すなわち「一緒にパンを食べる”仲間”」が由来です。少し青臭い言い方ですが、本来の意味のカンパニーを、仲間である社員と作りたいと思ったのです。そのためにも社員第一主義を徹底して、社員にとって魅力のある”理想の”会社を目指しています。

これから社員になる人に伝えたいことはありますか?

当社が顧客のプロジェクトに参加するときの基準は、「良好な人間関係である」「無駄な残業がない」「適切な休暇を取得できる」の3点です。プロジェクトがスタートした後でも、目に余るような労働環境だと判断すれば、顧客には環境改善をすぐにお願いします。それでも改善が図られない場合、当社から申し入れて、そのプロジェクトから引き揚げさせてもらっています。これは、誰がなんと言っても譲れません。そのため、時期的な変動はありますが、月の平均残業時間は10時間以内に抑えられていますし、ほぼ毎月、定時上がりの社員も珍しくありません。今では、社員の約7割が、自宅でのテレワーク勤務です。 こういったところに気を配っているのは、きつい労働環境を改善したいという思いだけでなく、社員に仕事だけの人生を送ってほしくないと考えているからです。人生を豊かにしてくれるものは、仕事以外にもたくさんあります。是非、こんな不確実な時代だからこそ、自分自身の人生を活き活きと送ってほしいのです。

最後に、転職者にメッセージをお願いします。

エンジニアは、50歳を超えると、周囲から求められるレベルが一気に高くなります。プロジェクトマネジメントであったり、システムの企画であったり、後進の育成であったり……。しかし、これらは経験によってしか、そのノウハウを培うことが難しく、いちエンジニアとして働いている限り、その機会を得ることも簡単なことではありません。 しかし、当社では、社員のキャリアアップには全力で応えることを約束いたします。 実際、プログラマーから上流工程へステップアップした社員もいますし、プロジェクトマネージャーへと成長した社員もいます。だから、思い描いているキャリアを相談してください。そういった前向きさを持っている人、思い描くキャリアを実現するため、真面目に頑張れる人を待っています。

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