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インタビュー画像代表取締役社長 鈴木貴幸

2015年8月にCCCグループとの業務提携によりTSUTAYAとの連携をスタートさせたことから、「Filmarks」がますます注目されています。つみきはもともと、「Filmarks」をつくりたくて起業した会社なのでしょうか。

いえ、起業の段階から「Filmarks(フィルマークス)」の構想があったわけではないんです。 創業時には企業から依頼を受けてWEBサイトやキャンペーンサイトをつくるクライアントワークのみを手がけていました。クオリティにこだわって、企業や商品のカラーに合わせたサイトづくりをし、それが評価されて、ひとつまたひとつとナショナルクライアントや大規模サイトを任される機会が増えていったんです。 おかげさまで、財務面も安定してきたので、そろそろ、という形で自社の新規事業を考え始めました。創業当時から自前で新規サービスをつくりたいという強い想いはありました。キャンペーンサイトづくりはもちろん面白いのですが、どうしても広告は賞味期限が短くなってしまう。つくるだけじゃなく、ユーザーの反応を見ながら、“育てていく”という経験がしたいと。 それが結果的にはクライアントワークの仕事の質にも還元されると考えています。

では、「Filmarks」はどのようにして生まれたのでしょうか?

ある日、映画でも観ようかと思ってレンタルショップに行ったときに、どれを借りたらいいか悩んでしまったことがありました。 こんなにもたくさんの映画が並んでいるのに、どれを選んだらいいか分からない。そんな経験をしたことがある方、意外と多いのではないでしょうか。 一方、月曜日にオフィスに行くと、スタッフが週末に観た映画の話で盛り上がっている。「あの映画みた?」「観た、観た。主演俳優の演技、良かったよね」なんて話していて、僕も観てみようかなと思ったりする。 レンタルショップでは悩んでしまったのに、職場では観たい映画が見つかる。わりと映画を好きな人は多いので、オフラインでは、みんな映画の話ってしているんですよね。もちろんオンラインやSNSでも映画の話題はあるんだけど、たくさんある情報の中の一部でしかないことが多い。そこで、レンタルショップに行ったときに、手軽に検索ができて、いろんなひとの意見が聞けて、観たい映画が見つかるサービスをつくってみようと。そんなことがきっかけですね。 映画のレビューサイトはすでにいくつもありましたが、Filmarksの場合、そのレビューサイトにソーシャルの要素を取り入れたことと、スマートフォンアプリとして最適なUIを突き詰めた。 そこが差別化につながっていると思います。 友達が好きな映画のレビューを読んだり、そこから劇場に行こうとコミュニケーションをとったり、好きな俳優や監督のファンになって出演作や監督作をチェックしたり、映画館で観た面白そうな予告編を忘れないようにクリップしたり。だからユーザーのリピート率が高いですし、滞在時間も比較的長めなんです。

「Filmarks」は、今後どのように進化していくのでしょうか?

サービス開始から約3年半が経った2016年4月現在で、レビュー数が1,500万件を突破しました。CCCグループとの業務連携を活かし、「映画と人をつなぐプラットフォーム」を目指して、さらに成長を加速させていきたいと思っています。 今後のFilmarksのビジョンを考えるにあたって、10年後の未来を自分なりにちょっと予測してみたんです。人の時間の使い方には、「睡眠」「食事」「労働または学習」という生活の基盤を支える大きな3つがありますよね。それ以外の時間を「余暇」と呼ぶとしたら、10年後は余暇の時間がもっと増えて、“余暇をより充実させていくこと”が人生の大きなテーマになっていくのではないかと。モノよりも、体験やサービスに時間とお金を使うという価値観が、今よりもっと広く深く世の中に浸透しているのではないかと考えました。 映画は、まさに余暇を充実させるもののひとつです。10年後も変わらず人から求められるコンテンツであり続けると思うんですね。だからこそ、映画に関するあらゆる体験をFilmarksでできるようにしたい。それこそが、私たちの目指す「映画のプラットフォーム」です。 例えば、観たい映画を見つけて、友だちを誘って、映画館の空席情報をチェックして、チケットを取って、観た後にレビューを書く。そして、その鑑賞記録をもとにまた新しいオススメ映画がレコメンドされて、その映画を観られるVODサービスが簡単に分かって・・・というように、映画にまつわるすべての体験がFilmarksひとつで実現できたら、すごく便利だと思うんです。余暇のさらなる充実を目的に、映画レビューにとどまらないサービスへ成長していきたいですね。

会社としての今後の展望を教えてください。

先ほどお話しした「余暇の充実」にフォーカスした考え方をもとに、ITという事業領域の中で、映画にとどまらずドラマやマンガといったコンテンツにも取り組んでいきたいと考えています。 ただ、冒頭でもお話しましたが、つみきはFilmarksありきの会社ではないんです。現在つみきには、Filmarksを運営・開発する映画事業部と、クライアントワークを担うUI/UX事業部のふたつがあり、両事業部ともに「こころをうごかす。」という理念のもと、モノづくりに取り組んでいます。 IT、Web業界は目まぐるしくトレンドが変化する分野です。その中で、トレンドを追いかけるのもひとつの手ですが、ユーザーはそれだけを求めているわけじゃない。もっと突き詰めて本質で考えると、楽しいとか気持ちいいとか、こころがうごく体験を人は求めているのではないかと。「こころをうごかす。」とは、言うなれば、いい仕事をしてクライアントに喜んでもらう、いいサービスを提供してユーザーに楽しんでもらうということ。事業部に関係なく、私たちがやるべきことはひとつです。 それから、人のこころをうごかすために、私たちはつくったモノを磨き続けることを大切にしています。ユーザーが「いいね!」と感じるモノを一発で作らなくてもいい。大事なのは、つくったモノに対するユーザーの反応を見て、要因を探り、検証して、改善・ブラッシュアップを続けていくことです。つみきでは「つくる、みがく、きずく」というミッションを定めて日々取り組んでいます。おかげさまで、今までは短期的なキャンペーンサイト等の制作が多かったのですが、クライアントの課題解決のために継続的なお付き合いができる案件もだいぶ増えてきました。今後も、そこはブレずに取り組んでいきたいですね。

この求人ページを見ている方へ、メッセージをお願いします。

何度かお伝えしてきましたが、つみきの企業理念は「こころをうごかす。」です。“世界中の人”じゃなくてもいい。まず“目の前の一人”が深い喜びを感じるモノをつくりたい。それを実現するために、つみきのスタッフはどういうヒトであるべきなんだろう?と考えまして、行動指針として表しました。 1.誰かを幸せにすることが、自分の幸せになる人 2.相手の喜びをイメージし、その期待を超えられる人 3.自分の情熱をきっかけに、新しいことに挑戦できる人 4.自分を磨き、その成果をチームに活かせる人 5.礼儀正しい人 なかなかハードルが高いらしくて、スタッフの中にはドキッとした人もけっこう多かったみたいで(笑) 私も含めて、この指針を皆で共有して日々切磋琢磨しています。 ちなみに、社内の雰囲気はほのぼのしているというか、ガツガツしていないというか、穏やかなタイプが多いかもしれません。それでいて仕事にこだわりがあって、ちゃんと自分の意志を持っている…闘志を内に秘めるタイプが多い、ですかね(笑) 最後に。つみきは、まだまだ成長途中です。できないことも色々あります。ですから、ぜひ共に成長していける方を仲間として招きたい。とても大切な採用だと思っていますし、いい出会いがあることを期待しています。 もし、少しでも興味を感じていただけたら、気軽にご応募いただきたいと思います。面接という堅苦しいものではなく、お互いを知り合う場としてお話しできたら嬉しいです。聞きたいことは何でも聞いてくださいね。お互いにとっていい縁になれば、と願っています。 ワクワクする体験を、一緒に世の中に届けていきましょう。

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