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インタビュー画像代表取締役・西原氏 1971年生まれ。大阪府出身。大学在学中から卒業後2年間までバーテンダーとして働いた後、庭師を経験。5年後、東京に出てエンジニアとなる。会社員、個人事業主として合計6年、SES業界でインフラエンジニアとして実績を積む。34歳で参画した通信系企業の現場でチームリーダーを任されたことをきっかけに、自身のゼネラリストとしての適正に気付き、2008年2月、株式会社ジェネスティコンサルティングを設立し、代表取締役就任。

今掲げている企業理念は、会社を設立した当初からのものですか。

おそらく、もともと私の中にあったものだと思いますが、言語化するようになったのはわりと最近のことですね。そもそも私が会社を設立したのは、自分を知ることで人生が上手く回り出すという私自身の経験きっかけでした。自分の適性や長所を生かした職種やスタイルで仕事が出来ればストレスなく成果を出せて評価も上がります。それは多分みなさんも同じではないでしょうか。 ただ私もそうでしたが、20代の頃は、自分を正しく理解することがなかなかうまく出来ないと思います。キャリアの軸を作るには、自分軸と外部環境軸の両方が必要です。自分軸というのは、自分が人よりも上手く出来ることは何かということです。外部環境軸は、周りの人や組織からどのような役割を求められているのかです。20代の頃は両方ともわからない。私はだいぶ遠回りしましたが、その大切さに気がつきました。それを見つけてからは、自分の人生が少し楽に、またうまく回るようになっていったと感じます。そこで、一緒に働く仲間に対しても、それぞれの良い部分を引き出してあげたいという思いが強くなり、会社を立ち上げることに繋がっていきました。 究極的に言えば、人が働く理由は、それぞれが幸せになるためです。しかし、幸せは何かと聞けば、それぞれの価値観があり、しかも1つとは限らない。好きなことがやりたい、家族との時間が欲しい、生まれ育った故郷で暮らしたい、など複合的なものです。ジェネスティコンサルティングという会社で一緒に仕事をしている社員には、ただ生活費として給料を稼ぐだけの場ではなく、一人一人が幸せや自己実現を果たせる、もしくはそこに少しでも近づいていけるような、そういう会社にしていきたいと強く思うようになりました。それを言語化出来たのが、ちょうど2年前ぐらいのことだと思います。

企業理念の中に「今までとは異なる価値観を持つ新しい企業の在り方」を目指すとあります。具体的にお話し下さい。

私は、会社の存在意義がそろそろ変わって良い頃ではないかと考えています。株主至上主義は極端な例ですが、どんな企業理念を掲げていても、現存する多くの企業が、結果的には、売上利益を上げることを最終の目標にしていると感じます。もちろんそうではない会社もありますが、まだメインストリームではない。そういう考え方は、もう変わっても良い頃ではないでしょうか。 人類の歴史では、様々な技術革新によって生き方も働き方も変わってきました。生きるために狩りや採集をしていた時代から、定住して農耕が始まり、産業革命が起きて、会社が誕生し経営者と労働者が生まれました。近年ではIT革命があり、我々は今、大きな時代の変化の中にいると思います。このような世の中で、会社という存在も、単に売上利益を追求することに価値観を置くところから変わっていっても良いだろうと思うのです。 私自身は、一緒に働く社員が自己実現を叶えられる会社を作りたいと思っています。すでにどこかにあるかもしれませんが、私自身はまだ知りませんので、我々ジェネスティコンサルティングがそれを体現してやっていきたいと考えています。 みんなの自己実現を叶えられることをビジネスにしていく。それが大きな利益を生み出さなくても、例えば1円でも継続して黒字化でき、それで社員の自己実現が叶うのならば、私はそのビジネスはやる価値があると考えています。例えば海外で働くことが自己実現だと思っている社員がいれば、現地でできる仕事を作るために海外に行ってみる。これまでの価値観ならお金が儲かるから海外で事業をやろうというところがスタートラインになりますが、我々はそうじゃない。社員の自己実現を叶えるがために、皆でアイデアを出してチャレンジしようという感覚の会社にしたい。社会的にもSDGsやサスティナビリティといった概念が広まっていますので、そういう流れはあると思います。

そういった考えのもと、将来もSES事業を続けていく理由をお話し下さい。

SESにはすごく良い部分もたくさんあります。弊社のように各自がやりたいことを選ばせていくスタイルであれば、その時代にあったものや自分が興味ある案件を定期的に切り替えて取り組むことが出来ます。自社サービスの場合、技術的にはほぼ同じことを長期にわたってやり続けなければいけないケースもあります。私たちは成長のため意識的に参画プロジェクトを変えて行くので、短期的に自分が興味を持った分野でスキルアップしたい場合にはメリットになると思います。個人の意向が通らない会社ならきついと思いますが、弊社のスタンスはそうではありません。SESは多様な業界の仕事があるし、技術も幅広く、様々な経験が出来ます。そのメリットは享受しつつ、足りないところは自分たちで作って行けば良いと考えています。 おそらく社員の選択肢を増やす文脈では、SESだけでは難しいと思います。ただ、コロナ禍になって、SESでもリモートワークが導入され、定着したところもあります。客先常駐型ではないSESという選択肢も生まれているわけです。今後は意識的に、そういったクライアントを増やしていきたいですし、そこから受託開発に繋げていきたい。そうしてSESや受託案件でいろいろな領域を経験出来る環境を維持しつつ、自社内で働きたい人たちに対しては、自社サービスという選択肢を提供していければ良いと考えています。

新規ビジネスの基軸をお話し下さい。

新しいビジネスの基軸は、弊社の目指す、もっと自由により楽しく働けるワークスタイル実現に関連することや新しく人と出会うこと繋がることなどがアイデアの中心になっています。 最初に始めたコワーキングスペースは、エンジニア専用でしたので、他社のエンジニアの方々も利用されていました。そういう方たちにもジェネスティコンサルティングが受注した仕事を、副業として共有して、お互いに成長できるようなプラットフォームにしたいという想いがありました。Web上で完結するマッチングサービスもありますが、私は対面で繋がれるものにしたいと考えていました。 また個人的な趣味レベルでいけば、コーチングやキャリア相談が出来るバーをいつかやってみたいと考えています。私は3年前にキャリアカウンセラーの資格を取得し、今はコーチングの勉強もしています。私自身、20代にキャリアで迷走していた時に、縦のラインで相談できる存在がいませんでした。たまたま入ったバーのマスターが、いろんなことを経験してきて、今は会社を経営し、コーチングをやってくれる。そんな風に、気軽に相談出来る場所があれば、楽しそうだなと思います。

若い社員の皆さんにはどのように仕事に向き合っていただきたいとお考えですか。

可能であれば、“ライフワーク”と言えるものを見つけて欲しいと思っています。 理想を言えば、「十分にお金を持っていたとしても続けたいと思える仕事」 私自身は、誰かと関わり、その人たちの人生が前に進むようなことをやり続けたいと考えています。誰かのライフワークを見つける手伝いをしたい。それが自分のライフワークだと考えています。そうなると、それはもう労働という感覚ではなくなってきました。自分が健康で働いていられる限りこれを続けていきたい、まさに“ライフワーク”と言えるようなものになってきたと思います。 何かをやらされているという感覚の労働ではなく、オーナーシップを持って行動できる、ライフワークの一環として仕事を捉えられるようになれると良いですね。そのためには、仕事をする時間、場所、スタイルなどの自由があること、また、多様性を受け入れることが必要だと考えています。そのプロセスにはきっと楽しさ、充実感、幸せを感じる瞬間があり、仕事に対する向き合い方が変わっていくことでしょう。 今いる社員の中でも、この環境を活かせている人ほど楽しく、生き生きと働くことが出来ていると思います。そういう人を、どんどん増やしていきたいですね。これから入ってくる皆さんにも、「十分にお金を持っていたとしても続けたいと思える仕事」を見つけて欲しいですし、ぜひその手伝いをしたいと思っています。 会社が大きくなればなるほど出来ることが増えていきます。理想は“100人100事業”です。私がやりたいことだけじゃなくて、全ての社員が自分の自己実現にチャレンジ出来る会社に出来たら嬉しいです。また、その結果として、会社の在り方みたいなものを再定義できたらと考えています。

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