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インタビュー画像代表取締役 池谷 大吾 1976年生まれ、埼玉県出身。明治大学大学院卒。新卒で日本ヒューレットパッカードに入社しシステムエンジニアとして活躍、2004年にサイバーエージェントグループに入社、グループ会社取締役、社長を歴任。 2011年に「世界中の子どもたちの生きる力を育てたい」をテーマにスマートエデュケーションを創業。知育アプリは国内シェア1位、幼児向けのICT教材は、全国2,000施設の幼稚園・保育園・こども園に採用されている。 趣味はスキー、キャンプ、渓流釣り、子育て。

スマートエデュケーションを創業した際の想いを教えてください。

大学院卒業後大手企業に入社しましたが、もともと起業意欲が強く、色々なことを経験したいという思いからサイバーエージェントグループに飛びこみました。 サイバーエージェントグループでは、取締役や子会社の社長まで経験させてもらい毎日が楽しく、ビジネスマンとして大きく成長する機会になりました。順風満帆な日々でしたが、親として子どもの教育にも関心を持つようになりました。自分の子どもが通っている幼稚園の保育を見ていると、私が子どもだった40年前と全く変わっていない事に驚きました。時代はこれだけ変化し、多様性や創造力が求められる時代に違和感を感じるとともに、私が技術者として培ってきたICTが教育業界にメスを入れることができるのではないかと思い、教育をテーマに起業を決意しました。 私たちは教育をテーマにした企業ですが、小学校に入学する前の未就園児を主にターゲットにしています。教育分野での研究では、幼少期の頃に良質な教育を体験した方が大人になってからの人生が経済的にも精神的にも豊かになる事が証明されたいたり、LEGOのようにノンバーバル(非言語)の教材であれば、世界に展開できる可能性が高いと考えたためです。よって、私たちの教材は小学校の先取り学習を目的とした文字や数字を学習するドリル型の教材ではなく、絵を描いたり、音を作ったり、興味があるものを観察したり、調べたり、遠くの人とコミュニケーションできるツール(道具)を開発しています。 スマホやタブレットが普及し、子どもたちの多くは家庭でICTに触れています。ただし、その使い方の多くはゲームやYouTubeといった受動的な使い方に終始していると思います。私たちが開発したツール(道具)を使えるようになれば、家でのスマホやタブレットの使い方も創造的で探求的になるはずです。

創業から10年経ちましたが、振り返ってどう感じていますか。

この10年間、「世界中の子どもたちの生きる力を育てたい」というビジョン、そして「子どもたちに多くのチャンスを提供する、その時代で最高の手段を用いて」というミッションのもと、さまざまな挑戦をしてきました。 もっともインパクトが大きかったと感じているのが、コンシューマー向け知育アプリの開発から、幼稚園・保育園・こども園向けの教育サービスへとピボットしたことです。 創業から5年はEテレやアンパンマンといった有名IPを使った知育アプリを中心に、順調に業績が伸びていきました。しかし、私のなかでは「この事業で『世界中の子どもたちの生きる力を育てたい』というビジョンが達成できるのか」という疑問も湧きあがってきました。そこで誕生したのが、「きっつ」です。「きっつ」は、幼稚園・保育園・こども園の先生・子どもたちがICTを道具として活用し、遊びや学びの体験を深めるための教材です。 世の中が激しく変化し、子どもたちの生活も大きく変化しています。その一方で、教育は150年間形を変えることはありませんでした。不安定で不確かな未来を力強く生き抜いていく力を身につけるためには、より魅力的で多様な経験の場を子どもたちに提供し、多くのチャンスの中から子どもが自分にとって最適なものを自ら選ぶ力を育むことが必要です。そのために保育のあり方、教育のあり方に風穴を開けたいと考えました。 もうひとつ、大きなできごとだったのが、コロナ禍で新たに「おうちえん」という保育の可視化ツールが生まれたことです。一回目の緊急事態宣言下では、園が休園措置を取らざるを得ない状況になってしまいました。保育を止めたくないという先生方の声を聞き、わずか2週間で園向け動画配信サービス「おうちえん」を開発しました。多くの園さんに大変喜ばれ、すごい勢いでユーザーが増え、今では全国で2,000園以上に導入されています。コロナが落ち着いた今でも新たな機能を付加しながら、どんどん進化しています。 創業10年で一番誇りに思うことは、スマートエデュケーションの理念に共感し、目標を持って頑張ってくれている仲間がいることです。世界で3000万ダウンロードを突破したTO-FUブランドのアプリや、「きっつ」のさまざまな教材、前述の「おうちえん」など、ベンチャーらしいスピード感で質の高いサービスを生み出してくれるメンバーが揃っています。 「教育サービス」というと保守的なイメージがあるかもしれませんが、私たちは先生や子どもたちを「創造的」にすることに重きを置き、挑戦し続けるクリエイティブカンパニーです。 教育事業は社会の変化を敏感にとらえることが大切です。現状に満足せず、常にアンテナを張って、新しいことをやり続ける、そんなカルチャーをこれからも大切にしていきたいと考えています。

教育・保育におけるICTの意義について、どう考えていますか。

社会のデジタル化や教育現場でのGIGAスクール構想などを背景に、幼児教育・保育にICTを取り入れることに前向きな思いを持つ先生方も非常に増えてきました。一方で、いまだに「子どもは自然の中で遊んでいるのが一番いい。iPadなんてとんでもない!」と考える方もいらっしゃいます。いろんな考え方があってよいとは思いますが、私からしてみると、ICTは「道具」であって、それ以上でも以下でもありません。「ICTは後でいい」という考えは、ひらがなは「あ」から教える、数字は「1」から教えるというというように、簡単なことから始めて難しいことをしていくという昭和時代の積み重ね教育の名残のように感じます。 学びにおいて一番大切なことは、学び手の主体性です。例えば「表現したい」という強い思いがあったときに、その思いを最も実現できる手段がiPadなのであれば、iPadを使えばよいと思います。まだクレヨンでちゃんと描けていないからiPadは使ってはいけない、というのはナンセンスです。手段を選ぶのは子どもで、先生はフェアに道具を提案(環境設定)するのが仕事なはずです。 今でも保育現場ではICTというと、先生方の業務を効率化する道具として活用されることが多いですが、私は「ICT=業務を効率化する手段」ではなく、「ICT=人を創造的にするツール」だと思っています。 子どもも園の先生たちも非常にクリエイティブな存在です。今の子どもたちにとってICTは非常に身近な存在です。YouTubeを見たり、ゲームで遊んだりというように受動的な使い方ではなく、道具としての創造的な使い方を提案するのが先生や園の役割であり、先生や子ども創造的にする(主体的にする)環境を提供するのが我々の使命だと考えています。 この事業をやっていてとても嬉しいのが、最初はICTにネガティブだった先生が実際に使っていくなかで、どんどん楽しくなってクリエイティブになっていく姿を見ることです。私たちのサービスと出会ったことをきっかけに、教育や保育のあり方について改めて考え、新しいことに挑戦してくださる先生がたくさんいらっしゃいます。 ICTは自分を表現したり、探究心を刺激したり、多様な価値観と出会ったりできる非常にクリエイティブな道具です。ICTの新たな価値を世の中に啓蒙していきたいと考えています。

池谷さんの仕事観を教えてください。

私自身は仕事するうえでは、「楽しむこと」を一番大切にしています。 仕事は人生の糧です。楽しくないことに時間を使うのは、道徳的にも市場的にも意味がないことなのではないかと思います。社員にも、ここで働くことを心から楽しんでもらいたいと思っています。 現在スマートエデュケーションには、得意分野の異なる個性豊かなメンバーが集まっています。 働き方や人生に対する社員一人ひとりの価値観はそれぞれですが、無理して合わせる必要はなく、お互いの考え方を尊重し、楽しく働きながら、事業については一致団結してやっていけたらいいな、と思います。子どもたちの未来を創る仕事をしているので、園の子どもと同じく社員も主体性を発揮できる職場環境でありたいと思っています。 今はPC1台あれば、いつでもどこでも働くことができます。もし子どもがいて、マーケティングがてら子どもと一緒に過ごしながら働いた方がよい、というのであればそうしてもらって構いません。 もちろん、自分の役割をしっかり果たし結果を出すことが大前提ですが、色々な働き方を実現できる環境を整備していきたいです。 そして、もうひとつ重要なのが「チャレンジ」です。チャレンジは全社員に平等にあるチャンスです。挑戦する限りは、失敗してもプラス評価です。私たちの理念に共感してくださる方にご参画いただき、一緒に新しいことに挑戦できたら嬉しいです。

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