代表取締役社長　藤井 健一郎 氏 1977年東京都出身。慶應義塾大学経済学部卒。PWCコンサルティング株式会社（現IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社）入社後、主に大手メーカーに対するBPRプロジェクトに戦略コンサルタントとして参画する。 その後、あずさ監査法人での監査業務及びSOX法対応コンサルティング業務を経て、投資会社に入社、M&A業務、投資先及びグループファイナンス子会社経営の責任を担う。公認会計士・税理士。

「イージフ」の社名の由来は？

逆さに読むと、「フジイ」というのは冗談のようですが少しだけ本当です（笑）。 ギリシャ神話のゼウスの盾を表す「イージス」とものごとを前に進めるという意味の「フォワード」を合わせた造語です。企業を守るIT・会計システムを提供するので、この名前をつけました。ロゴはスイスのCIデザイナーに知り合いのつてで作ってもらったもので、私の好きな色であるオレンジを基調に若さと楽観を表現しています。

御社が理念として掲げ実践する社会貢献とは何でしょう？

当社で言う社会貢献とは、ボランティアや無償奉仕ではなく、社会貢献を追求していくことが結果として企業に利益をもたらす仕組みを創りだすことです。 「ペイフォワード」という映画をご存知でしょうか。人から受けた厚意をその相手に対してPay Backするのではなく、 他の誰かに違う形で先贈りして善意を広げていく＝Pay Forwardすることで、世界が変わっていくのです。このコンセプトをビジネスでも広げていきたいと考えています。 例えば、我々のコアのビジネス領域であるオープンソースの世界でも似たようなことが実現しており、また、さらに広い範囲で実現しつつあると言えます。対価を求めずにまず成果を公開する開発サイド。自己リスクで試用・検証・フィードバックあるいは改善を行うコミュニティサイド。それぞれが長期的なメリットを信じて主体的に行動していくことで、結果としてビジネスの分野でも大きな影響を与える存在になってきているのです。 ボランティアで成り立っているわけではなく、利益と社会貢献が両立されていると言えます。 このような考えを主眼に置いてビジネスを考えるのが、当社の特徴とも言えます。

今後の展開について教えてください。

社会に貢献し続けていくためには、ある一定の会社規模が必要ですので、会社としての成長は欠かせないと考えていますし、2013年くらいを目処にIPOを目指します。 事業面では、例えば30年後にイージフが何をしているか、正直、分かりません。というのも、マーケットに必要とされ、貢献していける事業であれば、それが当社の取り組むべき事業分野となるからです。 今後、ここで働く人と、市場がそれを決めていくのです。ただし、メンバーの専門性を軸に新規事業を立ち上げていくことは間違いありません。

大手コンサルファームでなく、イージフで働く理由は。

自分の人生を自分でコントロールできることでしょうか。 当社のメンバーは、大手コンサルファーム、監査法人、SIer、メーカーなどから集まっています。 彼らが共通して言うのは、「前の職場では仕事も一緒に働く相手も選べない」ということ。自分達の会社だからこそ、主体的に働き方を選べますし、一緒に働きたいと思う仲間がそろっている。 私としては、「イージフだからできる仕事」の範囲を広げて行き、当社で働くメリットを皆が感じられるようにしていきたいと考えています。

休日の過ごし方を教えてください。

仕事のことは考えないでリフレッシュを大切にしています。どちらかと言うとインドア派で、ひたすらゲームですね。（笑）おなかが空くと、友人と一緒にラーメンを食べに行きます。お気に入り？渋谷のはやし、新代田のバサノバ・・・数え上げたらキリがありません！