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インタビュー画像神谷 勇樹 代表取締役 CEO ボストン コンサルティング グループ、GREE、すかいらーくを経てリノシスを起業。GREEではKPIモニタリングシステム構築やビッグデータ分析チームの立上げ等を経験。すかいらーくではデータ分析チームを立上げ、マーケティングのROI改善、事業機会の特定と強化、またモバイルアプリの責任者としてオンラインマーケティング領域の強化も推進。2021年1月、リノシスの子会社化を機にエンバーポイントのCEOに就任。

すかいらーくを退職して、自ら起業した理由を教えてください。

すかいらーくの前はGREEに勤めていて、データ活用に関する経験を積みました。GREEで培った経験を、当時まだITとの親和性が低かった飲食業界で横展開したいと考え、すかいらーくに転職しました。ネット業界では当たり前とされることを実行した結果、わずか1年で売上も利益も一気に改善できました。 そのとき私が感じたのは、「ビジネスとテクノロジーを結びつければ短期間で改善できるにもかかわらず、それをやる人が少ない」ということです。何より、ビジネスとテクノロジーを結びつけることは、BtoBで完結する話ではなくBtoBtoC、つまりエンドユーザーの生活を豊かにします。すかいらーく時代、モバイルアプリのキャンペーンを知った妻がママ友と「今日食べに行こう!」と話している姿を見て、そのことを実感しました。 そこで世の中の人たちにもっと喜んでほしいと思い、モバイルアプリを手掛けるリノシスを2016年に設立したのです。

そのリノシス様が、エンバーポイント様の傘下に入ったのは何故でしょうか。

私が目指すCRMには3つの要素が必要です。 1.「誰が何を求めているか」ということをつかむ購買データや顧客データ。 2.「晴れの日にはかき氷のクーポンを送る」など、様々なデータをもとに誰にどのように送るかを設定するアルゴリズム。 3.そして届ける手段です。モバイルアプリはもちろん、メール、LINE、あるいはコールセンターからのアウトバウンド。 この要素を取り揃え、一気通貫のCRMをソリューションとして提供したいと考えていました。 リノシスでは、設立後5年でモバイルアプリに関するノウハウとデータをある程度蓄積できました。アルゴリズムについては機械学習などで土台は作りましたが、まだ足りない。また、MAツールや、モバイルアプリ以外のコミュニケーション媒体が不足していました。そこで2020年、メール配信ではトップクラスのシェアを誇り、SNSやDMなどのサービスも持ち始めていたエンバーポイントの子会社になったのです。

エンバーポイントの代表として、これからどんなことに取り組む予定ですか?

まずサービスのブラッシュアップです。一つひとつのサービスについては細かい改修を重ね、機能を充実させる必要があります。また、新しいサービスも生み出していかなければなりません。 例えば2021年にMAツール『Engage Cros』のベータ版をリリースし、PMFの検証を経て2023年1月に正式リリースしました。自分たちが面白いと思ったから作る…ではなく、お客様(企業)にも、お客様のお客様(エンドユーザー)にも必要とされるサービスに磨き上げていくことが大前提です。ですから現在は様々なプロジェクトを通じて、お客様にサービスに関するフィードバックをいただき、競合の動向や技術革新にも目を配りながらサービスをブラッシュアップしたいと考えています。 エンバーポイントグループの一員になったメリットは大きいですが、「世の中の人たちにもっと喜んでもらうために」という私個人の観点ではようやく入り口に立った段階ですね。

「技術革新にも目配りを」とのことですが、現在注目している技術は?

いろいろありますが、お客様の立場になれば、生成AIは注目に値するのではないでしょうか。実際、私たちの業界は大きな影響を受けると考えています。 例えばメールマガジンの配信サポートにはクリエイティブが欠かせません。誰に、何を、どの順番で伝えるか。文章・画像・動画などのバランスはどうするか。こういったことを考えて実際にドラフトを作る。しかもエンドユーザー一人ひとりにフィットさせるにはかなりのクリエイティブを要します。もちろん私たちには可能ですが、一般企業のマーケティング担当の方にとってはハードルが高い…というか、限りなく不可能です。 マーケティング担当の方々に対して、生成AIの活用に関するサポートが必要となります。私たちがそのサポートをできれば大きな価値提供となりますし、ビジネスチャンスにもつながります。そこで現在は、生成AIを習得するための費用を会社が全額負担し、社員に学んでもらっています。

神谷様が考える「理想のメンバー像」を教えてください。

実は画一的なメンバー像というものはありません。というのも、担っているミッションによって求められる取り組み方が変わってくるからです。 例えば、メール配信システム市場では、当社は14年連続No.1のポジションにあります。『Mail Publisher』をはじめとする様々なサービスを長く使ってくださっているお客様がいて、寄せられる信頼も厚い。間違いがないように、一つひとつの仕事を確実に進める慎重さが求められるのです。一方で、『Engage Cros』やモバイルアプリなどの領域では、お客様のDXを推進する役割も担います。ビジネスプロセスの変革や、エンドユーザーに喜ばれる施策は、やってみないとわからないというのが実態です。そうすると、失敗を恐れずにチャレンジする姿勢が大切になります。 やるべきこと・守るべきこと・攻めるべきことが違いますから、それぞれのミッションにフィットする方に集まってほしいですね。

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