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株式会社EVERSTEEL

  • IT/Web・通信・インターネット系

<環境保全と経済性を両立>鉄鋼材リサイクル×テクノロジーでカーボンニュートラルの実現を目指す東京の大学発「Climate Tech(気候テック)」スタートアップ

上場を目指す
平均年齢20代
自社サービス製品あり
カジュアル面談歓迎

企業について

株式会社EVERSTEELは鉄鋼材のリサイクルに着目した事業展開でカーボンニュートラルの実現を目指す、「気候テック(Climate Tech)」スタートアップだ。
同社が開発した鉄スクラップ解析アプリケーションは、鉄鋼材のリサイクル原料である鉄スクラップをAIで自動解析し、効率的な品質管理を可能にする。国内トップクラスの電炉メーカーやリサイクル業者との協働による現場検証を終了し、今後は本運用を開始して全国の鉄鋼関連事業者への導入を目指す。本格展開を目前に控え、同社は社会課題解決に意欲を燃やす人材を幅広い職種で募る。

気候危機を回避するため、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すと宣言している。脱炭素社会の実現には、世界のCO2排出量の9%を占める鉄鋼業における排出抑制の取り組みが不可欠だ。
鉄鋼の生産手段には高炉法と電炉法の二種類があるが、鉄スクラップを電気炉で溶解しリサイクルにより鉄を製造することでCO2排出量を大幅に抑制可能な電炉法生産プロセスへの転換に向けて国を挙げ後押ししている状況だ。

国際エネルギー機関(IEA)のレポートでも、世界的に電炉比率が高まる見通しが示されている。2050年には世界の鉄スクラップ発生量は現在の2倍以上のおよそ9億トンに上る規模で、今後はさらなる需要拡大が予想される。

こうした大きな流れの中で鍵となるのが、鉄スクラップの品質管理である。
鉄鋼メーカーおよびリサイクル事業者の現場では、検収員が鉄スクラップを選り分けて等級管理を行う他、スクラップの中に含まれる非鉄金属や爆発物等の異物を検出し除去する。毎日数千トンという膨大な量の鉄スクラップに対して、ごく少人数の検収員で対応している現状がある。検収員の高齢化と採用難により後継者が不足しており、鉄スクラップの需要拡大に反して供給量の不足や品質担保が難しくなることが懸念される。

この状況を打破すべく同社は、属人的なスキルの客観化と技術継承を行うためにAIによる等級判定や異物検出を自動で行うアプリケーションを開発した。
現在は現場検証実験を終えて、検収員に近い精度でのAI解析が可能だと確認した段階である。今後は実操業への導入を想定して、現場検収員と同等レベルのAI解析に向けて全力で取り組む。開発効率を一気に向上させることで早期に開発を完了し、全国の現場へ導入拡大を目指す。

鉄スクラップの等級判定や異物検出には、同社が独自開発した画像解析アルゴリズムを利用している。これは開発者自らが現場に通い、現場検収員の手法を学び理解することで開発を進めたものだ。代表取締役の田島圭二郎氏は開発時の状況について、次の通り話す。
「1年で50回は現場に行きました。建設資材メーカーでの現場検証では工場に2週間滞在して、早朝から夕方まで現場作業員として一緒に働きました。熟練工は単純な厚みやサイズだけに限らない、独自の査定基準を持っています。どこをどう見ているのかという検収スキルを学びながら実際に体験し、獲得した上で開発を行いました」
共同創業者である佐伯真氏も「現場に何度も赴き、何十年と作業に向き合ってきた検収員の方々から話を聞くことで、課題が肌感として実感できるようになりました」と話す。
開発者自らが現場を徹底して理解し体感することで、熟練者の経験とノウハウをアルゴリズムに反映。ユーザーと同じ目線での開発をモットーに、「現場で使えるAIシステム」をつくり出したのだ。
田島氏は、現場で働いていた期間の疲労は凄まじくスクラップの汚れが付いたまま寝落ちして朝を迎えていたと話す。疲れはあるものの、達成感はかけがえのないものだったとほほ笑む。

そこまで情熱を掻き立てる源は、一体何なのか。
それは「環境課題を解決させたい」という強い思いだ。環境課題に関心を抱いたきっかけを尋ねると、「大分で林業を営んでいた実家の影響です」との答えが返ってきた。田島氏によると、斜陽産業の林業では効率を求めて木を薙ぎ倒す経営者が多い現実があるが、その中にあって田島氏の父親は断固として森を保全する林業を貫いてきたという。
「環境保全と経済性は両立せず、苦しみながらも想いを貫く父を見て、自分こそ意志を継いで環境課題解決を目指したいと思うようになりました」という田島氏の言葉は印象的だ。

大学入学後は環境課題の解決に繋がるリサイクルに注目し、配属されたのは国内有数の鉄リサイクルの研究室だった。指導教官の理想とする世界観に触れる中で、鉄リサイクル業界から環境課題を解決する世界を作りたいと感じるようになった。
田島氏は「自分の熱意の根っこは父の姿でしたが、指導教官に出会い、影響を受け、佐伯と一緒に夢を温め、鉄鋼メーカーが応援してくれたことで情熱が増していきました。最初からあった情熱を削るのではなく、どんどんモチベーションが上がっているイメージです。今は『鉄スクラップによる環境課題解決こそがやるべきことだ』と確信しています」と力を込める。

共同創業者の佐伯氏は「最初は鉄スクラップに関する知見が乏しいこともあり、ピンとこなかったのが正直なところでした。しかしまったくブレることのない田島の熱意に触れるうちに、面白さを感じるように。現場に赴いたり鉄リサイクルに関する論文を読んだりするうちに取り組むべき課題の大きさを認識しました」と話す。
バックオフィスを支えるスタッフも「自分たちが目指す未来にここまで真摯に取り組む人達がいるのかと衝撃を受けました」と続ける。
田島氏の熱意が伝播して、周りが感化されていった様子が伝わる。彼らの環境保全に対する本気の思いが、重厚長大産業とされる鉄鋼業界に大きな変化のうねりを起こそうとしているのだ。

同社が目指すのはカーボンニュートラルの実現。それも環境課題の解決そのものを事業として、環境保全と経済性を両立させる展開である。
田島氏は「CO2排出量の抑制は、もはやした方がいいというレベルではなく、しなければならないことになってきています。我々はカーボンニュートラルを実現するために、CO2排出量が少ない製品やサービスを選択できるようにしたいと考えています」と展望を語る。

ここまでの説明の通り、同社が取り組むのは鉄鋼材のリサイクル原料である鉄スクラップをAIで自動解析するアプリケーションの開発である。
同AIシステムにより、検収員の業務負荷軽減やコスト削減、密閉・爆発物による危険防止の効果が期待できる他、24時間稼働が可能になることで不純物が減った高品質な鉄スクラップを増やしていける。それが鉄スクラップを活用する電炉化の促進となり、結果としてCO2排出量の減少に繋がっていく。

一方で同社が見据えるのは、実のところAI自動解析アプリの開発に留まらない。長期的なビジョンとして思い描くのは、鉄スクラップの由来・流通経路・利用状況、さらに廃棄後の再利用状況に至るまで、全ての流れを追跡できるプラットフォームの構築である。一体どういうことなのだろうか?

「鉄スクラップは、いつ・どこから・どのぐらいの量が出るか分からないもので、例えば建物を解体してみて初めて分かるようなイメージです。そのため需要と供給のバランスが取りづらく、電話で都度問い合わせて取引が行われている状況で、価格の変動も激しいです。また鉄スクラップになってしまうと、どこから出たものなのか、そもそも元が建造物なのか自動車なのか由来さえも分かりません。我々がプラットフォーマーとなり鉄スクラップの管理を行うことで、需要に適した鉄スクラップをきめ細やかに供給できるようになります。需要と供給をマッチングさせることで、価格の安定にも繋げられます」(佐伯氏)。

「プラットフォーム事業自体は、他社でもできます。しかし当社には自社開発のAI自動解析システムがあり、物理的にキレイにするところまでやり切れます。これまでつくることができなかった類の材がつくれるようになるかもしれません。鉄スクラップの流れをたどれるようにすれば、トータルでどのぐらいCO2を排出したかも算出できるようになります。そうすれば、消費者はどの材が環境にいいのかを比較検討して選べるようになります。『カーボンニュートラル材』といった構想も念頭にあります」(田島氏)。
世界の産業と気候変動に多大な影響を与えている鉄鋼業において、壮大なビジョンをベースに同社は革新をもたらす可能性を秘めている。

「重厚長大な産業である鉄鋼業界には、ベンチャーマインドを持つ人材が圧倒的に不足しています。テック企業等で活躍している人が入ってきてくれたら、とんでもないことが起こるでしょう」と佐伯氏。
田島氏は「当社では大いなるチャレンジが待っています。社会課題の解決に本気で挑みたい方は、是非ご応募ください」と呼び掛ける。
注目が高まる気候テック(Climate Tech)領域で、鉄鋼に特化したスタートアップは他にない。大きな影響力を発揮し得る企業の初期メンバーになるチャンスだ。

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インタビュー

株式会社EVERSTEELのインタビュー写真
代表取締役社長 田島圭二郎 東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻修了。2019年スイス連邦工科大学での研究開発を起点に、鉄スクラップに特化した画像認識システムを構築。大分の林業家系に生まれ、環境課題解決の従事へ。

── 環境課題の解決に取り組みたいと思ったきっかけは何だったのでしょうか?鉄リサイクルの促進という事業で起業に至った経緯を教えてください!

環境課題の課題解決に取り組みたいと思ったのは実家の影響です。実家は、鎌倉時代から代々、大分で森を守り抜いてきました。斜陽産業の林業で、誰もが効率を求め、木を薙ぎ倒してハゲ山を量産する中、父は断固として森を保全する林業を貫いてきました。環境保全と経済性は両立せず、苦しみながらも想いを貫く父を見て、自分こそ意志を継ぎ、環境課題解決を目指すと、自然と思うようになりました。
環境課題は解きたいものの、アイデアがなく苦しんでいる中で、大学の研究室に配属されました。国内有数の鉄リサイクルの研究室です。世界で最もCO2を排出する鉄鋼業界で、指導教官は、誰もが思い付か... 続きを読む

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企業情報

会社名

株式会社EVERSTEEL

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

IT/Web・通信・インターネット系 > モバイル/アプリサービス

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、上場を目指す、平均年齢20代、自社サービス製品あり
資本金

100万円

設立年月

2021年03月

代表者氏名

代表取締役 田島 圭二郎

事業内容

■鉄スクラップ解析アプリケーションの開発
鉄のリサイクル原料である鉄スクラップを画像認識AIで高精度に解析するアプリケーションを開発しています。鉄スクラップの品質を正確に判定することにより、鉄の効率的なリサイクルを促進し、CO2排出量抑制が実現可能となります。
このアプリケーションは、鉄スクラップを目視でチェックしている熟練者の人材不足問題を解決します。より精緻な鉄スクラップの品質管理を行うことで、製造コストを下げるのみならず、これまでは製造が難しかった鉄鋼材の製造を可能にし、鉄リサイクルの可能性を広げます。

株式公開(証券取引所)

非上場

主要取引先

東京製鐵株式会社 大和工業株式会社 朝日工業株式会社 トピー工業株式会社 三井物産株式会社(MOU締結)

従業員数

7人

平均年齢

28歳

本社住所

東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ202

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