株式会社シー・エス・イー

株式会社シー・エス・イーは、1971 年に創立されたセキュリティに強みを持つ老舗のシステム開発会社。長年培ってきた技術やノウハウを強みとして「世の中にお役に立てる情報を提供する」という創業精神をもとに正社員1,000 名規模の中堅 SIer として、IT 業界の開発の最前線で多くのエンジニアが活躍しています。

コロナ禍以降、私たちの生活や働き方は大きく変わりました。デジタル技術の進化により現実世界と仮想世界の融合が急速に進んでおり、インターネットにつなぎさえすれば、家に居ながら仕事やショッピングも行えるようになりました。

しかし一方で、サイバー攻撃、情報漏洩が後を絶たず、デジタル社会には不安がいっぱいです。安全性が確保できなければ先進技術を活かすこともできません。これからは、あらゆるモノがインターネットに接続されていく世界。未来はますます不安になっていくのではないでしょうか？

シー・エス・イーはこども達が夢に描くような明るい未来にするために、現実世界や仮想世界が融合するデジタル社会を“安全・安心”にしたいと考え、「ミライのこどもに安全で、豊かな、ワクワクするデジタル社会を。」というビジョンを掲げています。

事業内容は「セキュアビジネス事業」、「セーフティライフ事業」、「スマートインダストリー事業」の 3 事業。1 つ目の「セキュアビジネス事業」は情報セキュリティ基盤である認証/認可技術を強みとし、サイバー空間の脅威から膨大な情報を守り、安全と安心なビジネス環境づくりに貢献しています。

まずは、特許 28 件取得している自社プロダクト「SECUREMATRIX」です。「ID」×「パスワード」×「証明書」を全てワンタイム化する国産の認証製品。境界型ネットワークでもゼロトラスト型ネットワークでも、 NO ID・NO 認証デバイス・NO アプリで多要素認証を実現し、ユーザーの新しい働き方をサポートしています。

また、クラウドをはじめとしたインフラ領域にも力を入れており、特にオンプレミスで構築してきたシステムでのノウハウを活かして、新しい働き方に合わせ、クラウドシフトの推進やゼロトラストモデルをベースとしたセキュリティプラットフォームの導入や構築を支援。また、認証/認可技術の強みを生かし、サーバー空間の脅威から膨大な情報を守っています。

2 つ目の「セーフティライフ事業」はデジタル社会のライフラインとなる超高速、低遅延な通信ネットワークを構築し、安全と安心な暮らしづくりを支えています。主にキャリア通信ネットワーク技術を強みにしており、エネルギー、データセンター、警備など、私たちの生活にかかわる重要なライフラインとなっているシステムやネットワークを構築し、生活を守っています。

3 つ目の「スマートインダストリー事業」は IoT の進展による自動化、省力化を進めるとともに、法令、規格、標準化の知見を高め、安全と安全なモノづくりの現場をソフトウェア技術で支えています。主にハードウェアの制御開発・ソフトウェア組込開発、生産ラインの製造実行、生産管理、サプライチェーンのマネジメントまで、IoT のエッジ領域を一気通貫でスマート化を実現しています。

さらに、シー・エス・イーは、独立系 SIer（システムインテグレーター）であることを強みとし、ベンダーに依存することなく、クライアントのビジネスに最適なソフトウェアやツール、サービスの導入支援やインテグレーション・ソリューションを提供。IT 業界全体のクラウドシフトが進む中、レガシーシステムからのマイグレーションに終始することなく、「自動化」「見える化」「安心化」を付加して情報の価値を高め、クライアントのビジネスや働き方を変えていきます。

1971 年創立のシー・エス・イーは、創業 50 年を超え、未だに成長を志向している。2002 年にオリジナル認証システム製品『SECUREMATRIX』を開発。現在に至るまで、セキュリティ領域をはじめとしたプロダクト開発とシステム開発事業の両輪で、競争の激しい IT 業界で生き残ってきた。

2014 年には、現社長が就任。これまでに培ったクライアントからの信頼に依存することなく、積極的に自社の技術力を上げてクライアントに価値提供できる SIer を目指して事業を発展させてきた。

「システム開発事業では、受託開発の割合を増やしていく計画です。セキュリティに関する自社プロダクトもあり、セキュア&セーフティを強みに、シー・エス・イーにしか提供できない価値創造にチャレンジし続けます。お客様・パートナー様と共に、お客様や社会の問題解決・価値提供に貢献するために、中途採用のエンジニアを必要としています」（コーポレートマネジメント本部 人財活性部 人財活性課・藤永純平氏）。

人材育成も中途社員向けを強化。PM 育成に注力し、受託開発のプロジェクトを任せられる人財を早急に育成する。

「新卒採用を続けているから、若手エンジニアは沢山います。彼らを率いてくれる経験豊富なエンジニアを迎えたいと考えています。マネジメントや上流工程にチャレンジしたいエンジニアも歓迎。他社で上のポジションが埋まっている等、キャリアアップが望めないエンジニアにとっては、ステップアップするチャンスです。また、セキュリティ領域に強い SIer は業界では少ないため、是非当社に入社いただき、力を発揮していただきたいと思います。これからセキュリティに携わりたいという方も大歓迎です」（藤永氏）。

シー・エス・イーでは、会社が一緒にキャリアをデザインするスタンスで、エンジニアの育成に力を入れている。システム開発会社によっては、既に持つ技術の現場ばかりで、スキルアップのチャンスがないというケースも少なくない。その点、シー・エス・イーでは、未経験の技術にもチャレンジするチャンスがあり、エンジニアが確実にステップアップできる環境が整っている。

「エンジニアの成長を歓迎します。やりたいことを発信すれば、会社は希望に沿うように努力します。今の技術を売るだけでなく、成長できるプロジェクトにアサインし、エンジニアのキャリアが上方に開けるように会社はサポートします。常に新しい風が吹いており、良い意味で落ち着こうとしない会社です」（藤永氏）。

シー・エス・イーは、創業以来、「和」を社是にしてきた歴史を持つ。主体性を保ちながら、他との調和を図る。チームワークを重視する思いがこもっている。

「当社では SES でも一人で常駐することはありません。ひとりひとりの個性を尊重しながらも、チームで活躍する価値観を大事にしています。私は転職組ですが、エンジニアが働くお客様先のプロジェクトだけでなく、本社のコーポレート部門もみんな話しやすい人達ばかりで、コミュニケーションが取りやすいです」（藤永氏）。

シー・エス・イーでは、3 年ごとに中期計画を立て、ワークライフバランスを重視した新しい働き方に取り組んできた。

2014 年～2016 年の中期計画では「スマート CSE へ！」をスローガンに、時間採算性経営をスタート。経営の見える化や業績データの開示、社内のペーパーレス化を推進。ワークスタイル委員会を発足させて、残業削減・有休奨励・健康診断推進等をコーポレートマネジメント本部が先導して進めた。

「“生産性＝利益÷時間”と定義し、時間採算を意識した働き方の徹底で、クライアントにクオリティーの高いエンジニアサービスを提供すると同時に、エンジニアが仕事以外の余暇に時間を割けるように、働き方を変えました。管理職を集めた定例会では、それぞれの部署の残業時間を細やかにチェック。残業が多いエンジニアがいる部署には、管理責任者に是正を求めます。その甲斐あって、直近は残業時間を 9.5 時間まで削減しました」（藤永氏）。

2017 年～2019 年は、本部へデータを集約し、Web ERP を導入して日次勤怠や工数の管理をスマート化。人事制度を拡充して、地域格差を撤廃し、子育て支援やシニア層の活躍を後押しする等、業務改善と分散データの一元化を実現した。

「シー・エス・イーは、東京渋谷の本社のほか、大阪と仙台と長野にオフィスがあり、名古屋にもサテライトオフィスを持っています。組織を『支社制』から『事業部制』に変革し、各支社で管理していたデータを本部に一元化しました」（藤永氏）。

2020 年～2022 年は、「フレキシブル協創ワーク」と称して、社員の見える化を推進。タレントマネジメントシステムやオンライン会議を導入し、デスクトップからノート PC へとデバイスを変更。一人一台のノート PC で仕事を進める形に変えた。給与テーブルを一本化し 、1on1 面談を取り入れ、社員の成長と評価に力を入れた。

CSE では、「OS：社会人としての基盤能力」と「アプリ：業界等の特性に応じた能力」の 2 つの評価軸で人財育成を行っています。期初にビジョン実現シートで目標設定。1on1 で軌道修正しながら、半年後に達成度合いを評価します。また、グレードとバージョンで給与マトリクスが決まっており、それらを組み合わせたものが基本給となっております」（藤永氏）。

給与テーブルが一本化されたことで、エンジニアは収入アップのロードマップが描きやすく、ライフプランも立てやすい。結婚して子供が生まれる世代にとっては、安定感がある会社はありがたい。エンジニアがスキルアップにチャレンジして市場価値を高め、安定経営の企業だからこそ、自身・家族のライフプランに沿って豊かな人生を歩むことができる。安定と挑戦をバランス良く備えている会社。それがシー・エス・イーなのだ。