代表取締役　白石 玲二氏

ご略歴をお教えください。

白石氏：25歳で小規模のシステム開発会社に入り、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。その会社は大手SIerの下請けとして開発だけ引き受けるところで、私は銀行の通信システムや工場の物流システム、駐車場の管理システム等、もっぱら業務系を手掛けました。5年ほど勤めたところで、Webマーケティングの独自ツールを提供している会社に転じます。そこでは、サービス開発ではなく自社の情報システムの構築や運営を担う部署に入り、基幹システムや情報セキュリティマネジメント等に携わりました。経営を支えるシステムに関わる中で経営に近い立場となり、上場も経験します。その後、管理本部長に就任して全社のマネジメントを担いました。 7年半ほど勤めたところで、会社員として“やり切った感”を覚え、従業員としてできることの限界も見えてきました。そこで、知人2名とWebマーケティングプラットフォームを提供するスタートアップを起業します。私はCTO兼リードエンジニアとしてプロダクト開発を担い、Web接客やアクセス分析、プッシュ通知、チャットボット、離脱防止といった全ての機能をつくりました。 このプロダクトは1,000サイト以上に導入されるという、成功を収めることができました。 この会社で4年ほど経営したところで、「自分にはもっと大きな役割があるのではないか」と思うようになったのです。手掛けてきたWebマーケティング領域には優秀な人が沢山いて、みんな躍起になって社会をより便利にするプロダクトをつくっている。いわばレッドオーシャンです。自分はそこで覇を競うのも楽しかったのですが、もっと大きなテーマを追求することで経営者としての価値も上がるのではないか、と思いました。 そこで、関心があった“自分を知る”ことにテーマを置き、人類の知の進化に貢献する仕事をしようと独立してマイシルを起業したという経緯です。

仕事観をお聞かせください。

白石氏：社会に出てからの自己形成、自己探求の場であると思います。当社を創業した経緯とも繋がるのですが、私は人が真に望んでいるのは自分とは何者で、何がやりたくて、どんな役割があるのか、といったアイデンティティを知ることではないかと考えています。仕事は、まさしくそんなアイデンティティを見出し、それを満たすことで充実した人生を送る自己実現の場ではないでしょうか。この“自分を知る”機会を、私はマイシルで提供していきたいと思っています。

人生で大切にしていることとは？

白石氏：常に相手には与えることを優先する、ということです。Give & Give、という感じですね。与えることによって信頼関係や友愛関係をつくり、それをベースにすることでいい仕事ができると信じているからです。その先は、長い目で見れば巡り巡ってベネフィットが返ってくる経済合理性のようなものがあると思います。 また、オンタイムで常にPCに接しているので、オフタイムでは完全にPCを閉じ、自然の中を散歩したり、温泉でゆっくりしたり、電子書籍ではなく紙の本を読む、といった時間を大切にしています。

社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。

白石氏：できるだけ早く会社の中心人物となり、事業や会社をつくるキーパーソンになってほしいと思っています。そうする中で最も大事にしたいのは、メンバーが自由でいられること。何かにとらわれて生きるのではなく、人生の既成概念を取り払い、自由に生きるきっかけを当社で得てほしい。その自由を礎にして、自分のやりたいことを見出し、実現させてほしいと願っています。そのやりたいことが仮に飲食店経営といった場合でも実現できるよう、協力・支援は惜しまないつもりです。

求職者にメッセージをお願いします。

白石氏：前述の通り、当社ではすぐにでも中心メンバーとなって大きな裁量を持ち、事業をつくっていける環境があります。また、その成果に応じて、世の中の水準よりも多くの報酬で報いたいと思っています。会社に利益を貯め込むよりも、社員への還元を第一に考えたい。そして、何より自由に仕事をしてほしい。そんな環境で、自分を知り、自己実現を果たし、人生を楽しんでほしいと願っています。