株式会社セブンエージェント

株式会社セブンエージェントは、クライアントに寄り添うパートナーとして、システムやサービスの永続的な発展を目指すITトータルソリューション企業だ。
クライアントへのヒアリングから課題を発見して、最適なソリューションを企画・提案。システム開発を行いリリースした後も、伴走しながら改善を繰り返してクライアントの発展に尽くす。
設立以来15期にわたってクライアントの信頼を重ねてきた同社は、これからの5年後10年後を見据えて社内体制を強化する。
クライアントと「共に考え、共に歩む」関係性に共感を覚える新たな仲間を求める。

創業者であり代表取締役の藤本哲哉氏は、大手システム開発会社で小売・流通サービスを専門にしたコンサルティングの他、開発・営業にも従事していた人物だ。その後ベンチャー企業へ転じCTOへ就任。上場へ導いた実績を持つ。
豊富な知識と経験をベースに、2006年5月トータルITソリューション企業である同社を設立した。
設立から間もなく、大学生の勉学・生活支援事業を開始。大学生活スタートのためのWebサービス『Vsign』をリリースした。現在進行形で改修と機能追加を重ね、発展し続けているWebサービスだ。
新規顧客を開拓して受注を繰り返すスタイルとは一線を画し、既存クライアントと共にサービスを磨き続ける。そんな同社の姿勢が表れる事例である。

アジャイルな開発体制を採り、直接契約のクライアントと密接な打ち合わせを行いながら迅速にサービスをリリース。使いながら改善を重ねるスピーディーなPDCAサイクルが持ち味だ。
クライアントからダイレクトな反応を得て、自身の考えを即時で開発に反映していけるのは、同社エンジニアのやりがいの一つだろう。
また課題発見、企画、提案からシステム開発、運用、改善という全ての工程を手掛けるだけに、エンジニアの志向性に合わせたキャリアアップやスキルアップが望める。
コンサルティング、サービス企画、システム設計、サーバ周辺のインフラ構築等、カバーする領域は広い。Ruby on Railsを用いたWebシステム開発を極めたいというスペシャリスト志向も歓迎だ。
コンサルティングやプログラミングを含めた幅広い分野で高いスキルを持つ藤本氏の間近で働く意義は大きい。ITエンジニアリングはもちろん、ビジネス全般や経営、人生観まで学ぶことが多いと社員が口を揃えていたのが印象的だ。

藤本氏は大手企業とベンチャー企業の両方を経験しているため、それぞれのメリットを理解し、バランス良く取り入れた風土が特徴だ。
チームワークを発揮する組織力を持ちながらも、自身の考えを積極的に発信して主体的に進める裁量を併せ持つ。
管理部部長小西久美子氏は「小回りが利く組織で、常に新しい技術を取り入れようというのが基本の考え方。日頃から、技術トレンドやIT関係の時事ネタ等ワイワイと楽しい雰囲気で話し合っています。また悩んだ時にひとたび声を上げれば、皆がさっと集まって話し合いを始めます。他人事だと思わず、何でも自分事と捉えて解決に挑む前向きさがありますね」と話す。
中小企業のビジネスを支えたいという思いをベースに、販売、在庫管理、予約管理、物流関係等、多様なシステム開発を手掛けてきた同社。豊富な実例を吸収できる環境でスキルアップが叶う。

同社は「クライアントと共に歩む」を理念に掲げ、クライアントのビジネス拡大への貢献を第一に考える。
自社を大きくするよりもクライアントに喜んでもらうことが大事だとして、上場は考えていない。外部の資本が入り自分達のやり方に制限がかかることを避けて、自己資本の下でクライアントファーストを追求したいという。

自社サービスを手掛けるのも、そこから得たノウハウをクライアントのビジネス発展に活かすためだ。業務効率のためのクラウドサービスや会員制オンライン動画配信サービスの提供等、いくつかの自社サービスを展開する。
「足元ではお客様のシステムリプレイス等、優先的に取り組むべき案件に携わっていただきますが、自社サービス開発に取り組んでみたいという希望があれば将来的にはそれも可能。当社はとにかくチャレンジを奨励する風土です」と小西氏は言う。
藤本氏は常日頃、「失敗は悪いことではない。失敗してもそこから学べば良い。だからやりたいことをどんどんやって、チャレンジしてほしい。うちは失敗しても給料が上がる会社だから」と社員に笑顔で伝えている。
このおおらかさが、社員の心理的安全性に一役買っているようだ。

ワンフロアに社員全員が集って働く同社。快活な藤本氏のキャラクターと、「失敗してもいいから挑戦しよう」という前向きな風土で、社内は明るく活気に満ちている。和やかながらも率直な意見交換で、コミュニケーションは円滑だ。
小西氏は「リモートワークと出社どちらがいい？と聞いたら、全員が出社したいと言いました。仕事環境として整っていてやりやすいとか集中できるというのもあるようですが、合間にお喋りするのもリフレッシュになるようです。藤本代表からケーキの差し入れがあることも。楽しく仕事できる雰囲気です」と笑みを浮かべる。

業務管理等でITツールを利用しているものの、直接言葉を交わす交流を心掛けている。
疑問が生じた時は自分で調べることも大事だが、周りに聞いた方が早いなら、ためらわずに相談しようという文化だ。そのため、自分の思いや意見をきちんと出してほしいと話す。
「当社は活発なコミュニケーションを通して、チームで高め合える職場です。そのため、“謙虚だけど遠慮しない方”を求めたい。謙虚に学ぶ姿勢を持ちながらも遠慮せずに意見を言ってもらって、共に成長できる方に出会えたらいいと思います」と小西氏。
藤本氏も「無知の知（無知であることを知っていること。即ち自分が分かっていないと自覚すること）」という古代ギリシアの哲学者ソクラテスの言葉を引用して、社員に謙虚に学ぶ必要性を伝えている。
他にも、世阿弥の能楽論から「離見の見（舞台にいる自分を観客のように客観的に見る）」という言葉を引用して、独り善がりな主観ではなく全体を俯瞰して見る大事さを説いたこともあった。
若い社員が、「代表は自分達の目線まで降りて説明してくれるので、とても分かりやすくて勉強になる」と話していたのが印象的だ。
藤本氏の教養に溢れる言葉や社員同士の活発な意見交換を通じて、日常的に刺激を受けられる環境だ。800冊近い技術書を自由に読むことができる他、最新トレンド誌配布等の書籍購入制度もある。学んで成長したいと願うならば、この上なく魅力的な職場に違いない。
小西部長は「持っているスキルを高めたい、広げたいという意欲がある人はうちへ来て損はありません。当社でのさばってもらう立場でもいいし、うちからビジネスセンスを盗んで“独立するねん”という人でもいい。チャレンジしたい人をお待ちしています」と力強く呼び掛ける。
少しでも感じるものがあったならば、是非ともコンタクトを取ってもらいたい。