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株式会社フライング・ペンギンズ

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • マスコミ・エンターテイメント・メディア系

プロトタイプベースのUX駆動開発!成功するUXデザインを提供するコンサルベンチャー

企業について

株式会社フライング・ペンギンズは、UXデザイン手法で新規事業や新規サービスのコンサルティングを手掛けるイノベーションファーム。「モノの消費からコトの消費へ」といわれている昨今、「デジタルによる製品・マーケティング・技術の融合」が必要とされており、製品機能の優位性、技術の先進性だけでは成功しない時代において、UXデザインはビジネスのあらゆるシーンで求められている。

フライング・ペンギンズの具体的な事業内容を見る前に、押さえてほしいポイントがある。役員陣の経歴だ。

COOの土屋氏は、大手電機メーカーに在籍した15年間、パソコンを皮切りに数々のUXデザインに関わってきた人物で、ゲーム機のホーム画面等、主要機能のプロダクトマネージャーを務めてきたUXデザインのプロフェッショナル。デザイン型イノベーションを得意とし、約30の特許に名を連ねている。

「私と一緒に役員を務めている成岡も、大手電機メーカーでユーザー体験を作ってきたメンバー。成岡は私が大手電機メーカーに入社した時の上司に当たり、UX/UI黎明期よりAV機器およびアプリケーションソフトウエアの開発に携わるUIデザイナーの草分けとしてのキャリアを持つ人物です。製品やサービス、Webサイト、アプリ等を開発する際にユーザーの使いやすさを中心に据えて設計する考え方『人間中心設計(HCD=Human Centered Design)』の専門家で、『人』を対象にしたライフ・コーチとしても活動しています」(COO/UXイノベーター・土屋晃胤氏)。

大手電機メーカーでいくつものユーザー体験を作ってきたメンバーが、これまでに培ったUXデザインのノウハウを生かして大手企業のビジネスをサポートしている。CEOを務める福井啓志氏も、コンサルタントとして新規事業立ち上げおよび組織デザインの領域で活躍してきた人物だ。

「当社のCEO福井は、ITコンサルティング会社のファウンダー兼元社長という経歴を持ち、フライング・ペンギンズでも会社の立ち上げと組織デザインを主導してくれました。社長は退任していますが、ITコンサルティング会社への影響力は今も強く、クライアントに大手企業の名前が並ぶITコンサルティング会社でUXデザインが必要な場合は、当社に声が掛かります」(土屋氏)。

UXデザイン、ITコンサルティング、新規事業・サービス立ち上げの領域において、ビジネスの最前線で経験を積んできた猛者が集まっているのが、フライング・ペンギンズの何よりの強みといえるだろう。

フライング・ペンギンズで手掛けているUXデザインは、WebサイトやWebシステム等、ITサービスがメイン。渋谷スクランブルスクエアの業務ポータルシステムや、オンワードの「KASHIYAMA the Smart Tailor」のリニューアル等を手掛け、新規事業向けの『インサイト発見型ワークショップ』を開催して、大手企業を中心に成功するUXデザインのノウハウを提供している。

渋谷スクランブルスクエアのプロジェクトでは、開発ベンダー向けに「プロトタイプベースのUX駆動開発」を提唱。約9カ月の工期でリリースにこぎ着けた。

「プロトタイプベースのUX駆動開発とは、とにかくプロトタイプをどんどんアウトプットして、それをもとに方向性を決めていくUXデザインの進め方です。一般にUXデザインを進めるには、ペルソナを考えてそれに沿ったカスタマージャーニーを作成し、クライアントの同意を得てプロトタイプの制作を進めます。このやり方では、スピード感に欠けるだけでなく、一度走り出すと方向転換が難しく、その結果、ありきたりのサービスやプロダクトが出来上がります」(土屋氏)。

プロトタイプをどんどん生み出して、クライアントと合意を形成しながら、UXデザインを煮詰めていく手法は、システム開発における「アジャイル開発」に近い発想だ。

「生み出したプロトタイプに対する合意を形成しながら、修正を繰り返して改善していきます。リリースまでを最短にするため UXデザインの各工程を同時に走らせるイメージです。当然、ペルソナやカスタマージャーニーは脳内にありますが、それをアウトプットしてクライアントを納得させて動き出すのではなく、プロトタイプを見せて納得させ、プロジェクトが実際に走り出した後にペルソナやカスタマージャーニーを言語化します」(土屋氏)。

ITやWebの世界で、新サービスを生み出すのにウォーターフォール型の開発がそぐわないのと同じで、ペルソナやカスタマージャーニーを前提に作ると、それに束縛されてしまい自由な発想が生かされない。アジャイル型で走りだしてから改善していく手法なら、自由なクリエイティブで斬新なサービスやプロダクトを生み出せる。

「一般的なUXデザインが上手くいかないのは、ペルソナやカスタマージャーニーを作ることが目標となってしまうからです。大企業の場合にありがちなのですが、偉い人の意見をいくつも繋ぎ合わせてカスタマージャーニーを作り、それをもとにプロトタイプを作っても凡庸なものが出来上がるのが関の山。行儀よくカタチを守ってもイノベーションは生まれません。もっと自由に発想するフリースタイルUX思考だけが、イノベーティブなサービスやプロダクトを生み出せます」(土屋氏)。

2019年6月に創業したフライング・ペンギンズ。事業自体は2018年の夏にスタートし、初年度(2019年度)から営業黒字を達成し、2年目で4倍近く売り上げを伸ばす等、売上好調。2021年に入り、会社を次のステージへステップアップさせるため、UXデザイナーとPdM(プロダクトマネージャー)の採用に踏み切った。

ターゲットとなるのはWebデザイナー、Webエンジニア、WebディレクターといったWeb系の人材。UXデザイナーとしてキャリアアップにチャレンジできるチャンスといえる。
「UXデザイナーの人材は市場にまだ少なく、当社でUXデザインを学んでもらえればと考えています。UXデザインといっても難しく考える必要はありません。Webデザイナーなら誰しもユーザー体験については考えているはずです。それを言語化できればクライアントを納得させることができます」(土屋氏)。

より上流を目指すWebデザイナーやWebエンジニア、あるいはコンサルタントを目指すWebディレクターやSE。UXデザイナーになれる人材はWeb業界にいる。大手企業の新規事業・サービスの開発において、コンサルティングファームや大手広告代理店に近いポジションで働ける仕事だけにやりがいは大きい。

「常にクライアントを越えていくのがフライング・ペンギンズの価値創造。クライアントよりもクライアントのビジネスを考え抜き、成長にコミットする。我々のアウトプットによりクライアントのエネルギーを引き出す仕事です。クライアントよりも広い視野で多くの要素を並列して思考し、オーバーコミットしてください。『アウトプットを早く、沢山出す』ことが事業の根幹をなしている会社ですから、論理的帰結や前置きの長いウンチクは評価の対象にはなりません」(土屋氏)。

規格外の人材を求めている会社だけに、チャレンジを推奨する社風を持つ。自由にデバイスを購入して、色んなことにチャレンジできる。

「世の中で起きていることを知らないとお客様を越えていけません。だから、チャレンジはどんなものでも大歓迎です。テクノロジー、サイエンス、デザイン、アート、ビジネス、エシカル、宇宙…色んなことに興味を持って、イノベーションのために仮説立案・検証プロセスを回すため、当たり外れに関係なく率先してトライし失敗することを厭わない会社です。UXデザインの再定義をしていきたいと考えています。そのために、会社を一緒に作っていく仲間を求めています!」(土屋氏)。

インタビュー

株式会社フライング・ペンギンズのインタビュー写真
土屋 晃胤氏 COO / UXイノベーター 大手電機メーカー出身のUXデザイナー。パソコンを取り扱う事業部で活躍した後、グループ会社に移籍して、ゲーム機のホーム画面等のプラットフォーム機能のプロダクトマネージャーを担当。ゲーム機のリリース後は、プロジェクトマネジメントのコンサルティング会社に転職。その後、ITコンサルティング会社の創業者でもある福井啓志氏とフライング・ペンギンズを立ち上げる。

── これまでのキャリアを教えてください。

プログラミングを始めたのは高校1年生の時。大学でも大学院でも、プログラミングを続け、10年間プログラムの勉強をしました。当然、自分は社会人になったらエンジニアになるものだと思っていました。しかし、新卒で入社した大手電機メーカーで、入社1年で会社からプログラミングを禁止されました。上司からプログラミングではなく、UIやUXの設計が向いていると判断されたようなのです。プログラミングだけではなく、企画やデザインに口出しする姿を見ていたのかもしれません。言われたことをそのままやらないで、自分の考えを表現して相手のアイデアを越えていこうとする性格なのを見抜かれたん... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社フライング・ペンギンズ

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

IT/Web・通信・インターネット系 > モバイル/アプリサービス

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > 広告・デザイン・イベント

資本金

580万円

売上(3年分)

2020488000000

2019425500000

設立年月

2019年06月

代表者氏名

代表取締役CEO 福井 啓志

事業内容

・UXデザイン / コンサルティング
・UX駆動開発
・新規事業支援
・トレーニング / ワークショップ

株式公開(証券取引所)

従業員数

7人

本社住所

東京都千代田区神田小川町3-6-9 神田第2アメレックスビル9F

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