Weekly&Monthly株式会社

Weekly&Monthly株式会社は、家具・家電付きマンスリーマンションのポータルサイトでトップシェアを獲得して、急成長を遂げているシステム開発会社。社名と同じ名を持つポータルサイト『Weekly&Monthly』は、全国47都道府県にあるマンスリーマンションやウィークリーマンション、簡易宿所、民泊、ホテル等、長期滞在できる部屋を約9万室掲載。家具付き賃貸専用サイト『LIVLIL』では27万室掲載し専用サイトとしては日本一。

他にもマンスリーマンションのポータルサイトがある中で、後発ともいえる『Weekly&Monthly』が、急速に掲載件数を伸ばしてナンバー1のポジションを獲得できたのは「ユーザビリティ」にこだわったからだと、代表取締役の黒木氏は分析している。

「従来のマンスリーマンションのポータルサイトに比べ、『Weekly&Monthly』は圧倒的に多くの写真を掲載できます。他社が10枚ぐらいしか掲載できないところを、当社のサイトは50枚まで掲載できます。さらに動画もサイト内に組み込めて、マンスリーマンションの利用者に多くの情報を届けることが可能です」（代表取締役・黒木健次郎氏）。

50枚も写真を使えば、対象物件の案内だけでなく、近隣の施設や店舗の紹介も可能となる。長期滞在が前提となる家具付きマンションを決める時には、近隣の情報も判断材料として重要。利用者が滞在中の生活をイメージできると契約に結び付きやすい。

「全ての設備をアイコン表示して、利用者が自分にぴったりのマンスリーマンションを選べるように工夫しています。また、タグ付けにも独自のこだわりを持っており、ユーザーがキーワード検索で希望の物件と出会えるようにしています。最適なタグ付けはSEO対策にもなり、物件を管理する不動産会社にとても集客力アップに繋がります」（黒木氏）。

タグ付けで希望の物件を探しやすくしているだけでなく、希望条件を伝えておくだけで、サイトに掲載されていない物件や掲載前の最新物件の情報が届く「物件リクエスト」の機能もあり、サイトで必要事項を入力して送信すると、希望に合致した物件を提案してくれる。

Weekly&Monthly株式会社が追求するのは、利用者のユーザビリティだけではない。マンスリーマンションの運営サイドにとっても、使い勝手の良いサービス展開を志向している。そのためのツールがマンスリーマンション予約管理システム『wellmo（ウェルモ）』だ。

『wellmo』は、マンスリーマンションや家具付き賃貸の一元管理を可能にする独自のシステム。Webや電話予約、メール等、全ての予約を一元管理でき、24時間稼働の予約カレンダーで残室や予約状況を把握。契約書や入居案内書、請求書・見積書・領収書等、不動産契約に必要な帳票を出力できる。

「『wellmo』はポータルサイト『Weekly&Monthly』と連動したシステムで、利用者が『Weekly&Monthly』に借りたい日程を入力すれば、『wellmo』にその情報が登録されます。物件の利用単価を事前に設定しているので、簡単に見積もりを作成することができて、マンスリーマンションの予約管理業務の手間を飛躍的に改善します。『wellmo』を活用すれば、少人数でのマンスリーマンション運営が可能となります」（黒木氏）。

マンスリーマンションのポータルサイト運営に力を入れているが、Weekly&Monthly株式会社の本質はシステム開発会社。岡山市に本拠を置く不動産会社が、北海道・帯広にある不動産会社のシステム子会社をM&Aして設立されたのが、Weekly&Monthly株式会社なのだ。

「今後は『Weekly&Monthly』の運営をメイン事業にしますが、当社は基本的にシステム開発会社で、不動産会社のシステムやホームページ制作を得意としています。『Weekly&Monthly』のサービス開発において、システム開発会社であるメリットは大きく、エンジニアの技術的なノウハウや経験がなければ、『Weekly&Monthly』をここまで急成長させることは難しかったと考えています」（黒木氏）。

Weekly&Monthly株式会社では、システム開発やホームページ制作を、企画立案からデザイン、開発、マーケティングまでトータルサポートする。SEOに強い構造設計とデータを活用したマーケティング分析で「集客し、結果が出せる」デザイン性の高いWEBサイト制作を得意としている。だからこそ、ポータルサイト『Weekly&Monthly』を短期間で日本一に育て上げられたのだ。

利用者と管理者にとって使いやすいポータルサイトを提供することで急成長している『Weekly&Monthly』だが、他方でマンスリーマンションの利用法を広く周知する取り組みにも積極的にチャレンジしている。

マンスリーマンションを利用する際に役立つ情報やアイデア、ヒントの発信するWebメディア『W&Mジャーナル』を運営し、SNSアカウントを運用、今後は動画共有サービスも活用していく予定だという。

「民泊やAirbnbに代表されるように、ショートステイのために家具付きの部屋を利用するカルチャーは日本にも広がりつつあります。しかし、1か月以上滞在するマンスリーマンションの場合、まだまだ活用方法が分からずにいる人が大半だと考えています。テレワークやワーケーションといったビジネス利用だけでなく、通院、受験、住み替えの際の仮住まい等、マンスリーマンションの活用方法を広めることで、マンスリーマンションの市場全体を成長させたいと考えています」（黒木氏）。

マンスリーマンションの活用は、生活様式や働き方が変化している現在、まだ実現していない新しい生きた方・暮らし方を実現できるという。

「夏は北海道に住んで、冬は沖縄に住むといった、住みやすい場所を選んで住む、マンスリーマンションならそんな生活スタイルも可能です。実際、私の自宅は岡山にありますが、今は大半を札幌のマンスリーマンションで暮らしています。当社はリモートワークOKなので、将来的には岡山の自宅から仕事をする日が来るかもしれません。エンジニアも仕事や会社に慣れれば、全国どこで暮らして働いても大丈夫にしたいです。今後は海外進出も視野に入れており、世界各地を家にして働く新しい生活様式のプラットフォーマーを目指しています！」（黒木氏）。

不動産会社とシステム開発会社のノウハウを最大限に活用して、新しい生活様式のプラットフォーマーを目指すWeekly&Monthly株式会社。社員9名のうち、男性3名というシステム開発会社にしては珍しいメンバー構成。華やいだ雰囲気のオフィスで、札幌発の自社サービスを開発したいエンジニアのチャレンジを求めている！