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hiqers株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • マスコミ・エンターテイメント・メディア系

「士業×IT」強みを活かし新規サービスの人材事業を始動 変革の第二創業フェーズへ

上場を目指す
自社サービス製品あり
シェアトップクラス

企業について

hiqers株式会社は、弁護士や税理士等、『士業』に特化したWebサービスを提供するITベンチャー企業だ。2010年の設立以来、Webでの集客支援を中心に、ホームページの運用代行や採用活動のサポート等、士業事務所の運営に貢献するサービスを提供してきた。知見と経験を積み重ね「士業×Web」という強みを確立した同社は、税理士紹介事業をはじめとする新規サービスを立ち上げた。

掲げるのは「士業界をリードする会社に生まれ変わる」という新たなビジョンだ。設立から12期目を迎え、新たな成長戦略を打ち出した同社は、第二創業期ともいえる変革フェーズで戦力となる人材を求める。

創業者であり、代表取締役を務める三嶋秀成氏は、インターネット関連会社で大手企業向けにWebマーケティング戦略のコンサルティング業務に従事した人物だ。最年少マネージャーに抜擢されてマネジメントの経験を積んだ後、教育支援サービスでセミナー講師を担当。Webビジネスを成功に導く豊富な経験とノウハウをベースに、2010年同社の前身となる会社を設立した。

当初は業種・業態を問わない地域特化型のWebマーケティング事業が主体だった。その過程で、司法書士事務所のWeb戦略を手掛けたことがターニングポイントとなり、士業特化型へと舵を切る。

「士業は専門職であり実務に強く、集客やマーケティングとは思考が違います。そのため、ウイークポイントをサポートする我々のサービスは、とても喜ばれました。また士業の集客支援を通じて、多くの人が何かしらの不安や問題等の悩みを抱えながら生きていることを痛感しました。ITを使って士業をサポートすることで、その先にいる不安や悩みを抱える人達が安心して暮らせる社会づくりに貢献したいです。この思いが、士業特化型へシフトチェンジした背景です」(三嶋氏)

こうして2015年に現在の社名へ変更。売上高は右肩上がりとなり、順調な成長を遂げた。しかし同社は好調な経営状況に安穏としない。「人々の悩みを解決するサービスを創造し提供する」という理念を追求するため、新規サービスの立ち上げに着手した。

新たなサービスとは、税理士紹介事業『シリイゼ』、人材事業『スキフル』、メディア事業『Back Office Magazine』だ。

「これまでも当社は新規事業にチャレンジしたことはあったのですが、事業部を立ち上げ本格的に取り組むのは初の試みです。0から1を創り出し、1を5にも10にも拡大していく重要なフェーズです。それだけに各人の考えと行動がダイレクトにサービスの質に反映されます。非常に挑戦的な環境です」(事業責任者 湯本晋一氏)

先陣を切って立ち上げた『シリイゼ』は、各分野における高い専門性を持った税理士のみを厳選して紹介するサービスだ。要望を丁寧にヒアリングしたコンシェルジュが、ベストマッチする税理士を無料で紹介する。税理士ごとに専用の紹介ページをWeb上に用意し、詳細なプロフィールや得意領域、インタビュー動画を掲載する。「相性」を確認するため、2カ月間半額で顧問契約できるトライアル制度も特徴だ。『シリイゼ』は既にサービス開始の準備を整え、今後は利用者拡大のフェーズに入る。

続く『スキフル』は、公認会計士や税理士、社会保険労務士等の資格保有者の他、経理・財務、法務等の管理部門で高度な経験やスキルを持つ人材を対象にする転職エージェント事業だ。士業に特化した転職エージェントは他にもあるが、管理部門まで網羅するのは珍しい。

湯本氏は「例えば税理士と経理、社労士と人事労務が業務連携を行う機会は少なくありません。管理部門や士業事務所における各職種の業務スキルを深く理解している当社だからこそ、その道でのキャリアやスキルを積み重ねていく転職サポートが可能なのです」と話す。

また、同社はWebマーケティングを専業にしてきただけに、Web集客に対して圧倒的な強みを発揮する。

「転職エージェントは、大手人材事業会社が母体になっていることが多いのですが、そうでない小規模事業者の場合は集客が弱いのが一般的です。当社は長年顧客にサービスを提供してきただけに、人材事業で必須の集客において豊富なノウハウがあります」と自信を見せる。

まさに「士業×Web」という強みを最大限に活かす事業展開であり、知見と経験を積み重ねた今だからこそ実現できるサービスなのだ。

このように同社は、既存事業である士業事務所の集客・運営支援関連のサービスと、培ってきた知見を活かす新規サービスの人材事業関連に大きく区分される。今後は後者に注力し、主軸事業へ育てていく方針である。

安定した位置に留まらず、さらなる成長を目指すのは「当たり前を創り変える」という意志が根付くためだ。湯本氏は「安定が良いとは思っていません。上場を果たしたいですし、そこまでいってこそ、という思いがあります」と力を込める。

業務の生産性を上げながら競合他社との差別化を行い、いかにして勝つか。常に「No.1のサービスづくり」を見据える同社の姿勢はアグレッシブだ。

社員には指示を待つのではなく、自ら動いて仕事を作り出そうというベンチャーマインドを期待する。
「新規事業は変化のスピードが非常に早く、昨日と今日で物事が全て変わることもあります。決められたレールを進みたいタイプには全く合わないでしょう。またトライした上での失敗は咎めず、失敗を分析し改善策を立てて、次の準備に役立てることを重要視しています。“やりたいことをやって楽しもう”をモットーにする自走自立型のチームです」と湯本氏。

湯本氏はチームを率いる立場として、社内政治や意味のない気遣いは無用だと断言する。ウェットな人間関係に煩わされることなく、自ら考えて行動し自身の経験を高めることに集中してほしいという。

「定量の仕事ばかりでないので成果だけを見るわけではありませんが、明らかに品質が良くなければ、そこは厳しいです。当チームに関しては、外資的なカルチャーといえるかもしれませんね」(湯本氏)

そうかと言って、人間関係がドライなわけではない。向かうべきは人ではなく、あくまでもゴール。本質を理解し、目標達成を共に目指す同志の関係性なのだ。

学習のための書籍購入制度があり、スキルアップの支援には積極的。大幅に増床し移転した新オフィスでは社内ドリンクを無料で提供する等、社員が快適に働けるように気を配る。個を発揮し、思う存分実力を磨いていけるフィールドだ。

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企業情報

会社名

hiqers株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > Webマーケティング・ネット広告

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > 広告・デザイン・イベント

企業の特徴
上場を目指す、自社サービス製品あり、シェアトップクラス
資本金

1000万円

設立年月

2010年02月

代表者氏名

代表取締役 三嶋 秀成

事業内容

メディア事業、人材事業、税理士紹介事業、士業プロデュース事業、Webマーケティング事業

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

20人

本社住所

東京都千代田区神田西福田町3 RBM神田ビル3F

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