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株式会社泉平

  • 商社(卸売)・流通・小売り系

創業120年を超える歴史があり、西日本を中心に卸売など「食」関連の事業を展開する企業

企業について

株式会社泉平(Izuhei Company, Limited)は、西日本を中心に事業を展開する総合食品商社だ。創業は1896年(明治29年)と120年を超える歴史があり、兵庫県姫路市の本社のほか、神戸、大阪、岡山、福岡、北九州などにも拠点がある。また、中国でも2法人(総合食品卸売事業、外食および外食コンサルティング事業)を運営している。

泉平の起源は、明治時代に魚問屋を営んでいた創業者が、食料品問屋「泉平商店」を創業したことに遡る。昭和に入ると病院給食の委託や、外来患者向けの食堂開設などにもあたってきた。戦時中は空襲で大きな打撃を受けたが、戦後は顧客との”つながり”をもとに再び市場を開拓。売上を取り戻していった。

冷凍食品の創成期ともいえる昭和40年代以降、泉平は冷凍食品の市場開拓を積極的に進め、食品メーカーとの強固なつながりを育んだ。2007年にはメディカル給食の需要増を背景に、KL事業部(現 メディカル・福祉事業部)を新設。2011年には創業115周年を記念し、会社ロゴマークを一新した。

2015年4月に5代目社長に就任した泉周作氏は、2000年3月に米・ボストン大学経営学部を卒業した人物。同年にGEコンシューマーファイナンス株式会社に入社し、その後は株式会社ファーストリテーリング食品事業部、株式会社ミスミフード事業部で、“食”にまつわる業務を経験した。2007年3月に泉平に入社すると、その後は執行役員、代表取締役副社長などを歴任した。

泉平の事業は食品卸売業に分類されるが、代表の泉氏によると「“食”を通じて人をつなぐ、という行為で成り立っている会社」だ。「“食”は生きることそのものですから、自ずと人と人とを結びつけてくれます。泉平はこれまで「食」との関わりを通じて多くの人と巡り合い、“約束”を守り、“信頼”を築き上げてきた会社です。まさに「食」を仲立ちとして人と人とをつなぎ合わせてきた歴史に、私は誇りを感じます。これからも「ありがとう」という感謝の言葉を、泉平は集めていきたいと思います」。

泉平は、業務用の総合食品商社として、主に(1)学校給食などの学食事業、(2)給食や食堂などの産業給食事業、(3)病院・社会福祉施設などメディカル福祉給食事業をおこなっている。取引するメーカーは4000社を超え、取扱商品は業務用冷凍食品、チルド、冷蔵品のほか、香辛料、調味料、乾物・加工品、缶詰・レトルトなど10万アイテム以上を揃える。同時に、海外からの食品・酒類輸入も展開。また、会員向けサイト「izuhei online」を運営するほか、2014年に完成した神戸市西区の近畿物流センターでは、3温度帯(常温、チルド、冷凍)の保管、仕分け、近畿圏の配送機能を完備している。

■学校給食
泉平は学校給食制度の創成期から、国内の学校給食の普及や品質向上に取り組んできた。同時に、日本の伝統的な食文化に対する理解を深める活動や、旬の食材を使った行事食などなどによる地産地消を推進。長年培ったノウハウで給食事業者や学校担当者をサポートし、子どもたちの健全な成長に貢献している。また、学校給食向けオリジナルブランド「ラディッシュファーム」を展開し、国産原料、国内製造を中心に、より安心できる商品づくりを実践している。

■産業給食
約600社、5万アイテムの幅広い仕入ネットワークにより、顧客のニーズや予算に合わせ、最適な給食を提案する。低価格かつ高品質な商品・メニューを提供するため、産業給食向け自社ブランド「オニオンボーイ」も展開。食堂利用者がマンネリ感を感じないよう、季節に合わせたメニュー提案や、イベント企画などもおこなう。

■メディカル福祉給食
栄養面や“おいしさ”はもちろん、食事を存分に楽しめるよう、季節や施設行事イベントに合わせたメニューを提案する。食材やメニューだけでなく、菓子類、サプリ米、備蓄商品など幅広い提案ができるのも泉平の強み。品揃えに加え、食材の安全・安心、カロリーや栄養成分の考慮、噛めない人に向けたやわらか食、食材ロス対策など、調理現場のニーズにもきめ細かく応える。

2023年1月時点の従業員数は329名(うちパート社員61名)。平均年齢は40歳で、勤続年数の長い人が多い。男女比は7:3で、女性の総合職は6名在籍している。育児休暇の利用実績があり、復帰後はフルタイム勤務やパート勤務など人それぞれ。個々人に合った働き方ができるよう、都度相談をおこないながらバックアップしている。

社内の雰囲気は、社員自身が考え・工夫し、成長していくことを何よりも尊重する風土。そんな中から出た意見や提案は、内容さえともなっていれば、職位や年齢などに関係なく通りやすい傾向にある。

福利厚生は、各種社会保険完備はもちろん、退職金制度、家族(被扶養者)健康診断受診制度、慶弔見舞金制度などがあり、独自の制度として「家族つながりインセンティブ」というものもある。社内行事は、家族を含めてのBBQ大会、芋煮会、クリスマス会などが実施され、働く拠点が違っていても交流できる機会がたくさんある。

今回の採用では、社内SEやRPAエンジニアを想定している。社内SEは、社内で稼働するIT機器全般や各種基幹システムの運用、保守、管理を担当。システム開発は基本的に外部ベンダーに依頼しているため、現時点で高度な開発知識は要求されない。また、希望があれば、AIやRPA、IoTといった最先端技術にも関わることができる。

RPAエンジニアは、業務プロセス自動化技術の一種であるRPA(Robotic Process Automation)ツールを用いた、社内業務の効率化を推進する。自動化できそうな業務の吸い上げにはじまり、要件定義、開発~保守、運用、効果検証まで一貫して手掛けるほか、適性によってはRPA開発に特化するケースもある。こちらもRPAに関する開発・導入の経験者が優遇される。

泉平では、目指すゴールを明確に定義し、その目標を達成する喜びや苦労を共有してくれる人材を求めている。「食」に興味があり、前向きに挑戦したい人にとって、やりがいの大きな職場だ。

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インタビュー

株式会社泉平のインタビュー写真
管理本部 情報システムユニット 木村 竜也

── 御経歴、また御社に入社、あるいは参画した動機を教えてください

私は専門学校を卒業と同時に当社へ新卒として約10年前に入社しました。

高校生の頃からパソコン関連の授業を選択しており、将来的にもIT関連の仕事に就きたいと当時から考えておりました。

そうした中、専門学校での就活中に当時の担任から当社の求人を勧められた事がきっかけでした。

当時は全く当社の事も知らず、インターネットで調べていく内に、地元姫路で100年以上、食を通じて社会貢献されている企業だという事に興味を持ちました。

食とは生きている上で誰しも必ずかかわっていくもので、その中で自身の持てるスキルを活用していきたいと思った事が始まりで... 続きを読む

社員の声

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企業情報

会社名

株式会社泉平

業界

商社(卸売)・流通・小売り系 > 総合商社・専門商社

資本金

1,000万円

売上(3年分)

20223163億

20213144億

20203148億

代表者氏名

泉 周作

事業内容

西日本での業務用食品卸売業を中心に「食」に関わる事業を展開している企業となります。
お客様は主に、学校給食、病院福祉施設給食、産業給食の3業態となります。

株式公開(証券取引所)

非上場

主要取引先

味の素、日東ベスト、キユーピー、ヤヨイサンフーズ、ケンコーマヨネーズ、テーブルマーク

従業員数

329人

平均年齢

40歳

本社住所

〒672-8023 兵庫県姫路市白浜町甲841-47

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