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株式会社シーズ・ラボ

  • IT/Web・通信・インターネット系

カーナビを“丸ごと”開発!アルプスアルパイン100%出資のグループ企業

グローバルに活動

企業について

北海道・札幌を本拠地として、カーナビゲーションや移動体管理に関わるシステム開発を手がけている、株式会社シーズ・ラボ。電子部品・車載情報機器メーカーのアルプスアルパイン株式会社100%出資の主要グループ企業である。

同社が手がけているのは、大きく2つの領域。1つは、親会社であるアルプスアルパインの製造するカーナビゲーションシステム(組込みソフトウェア)および地図データベースの開発。もう1つは、カーナビゲーションシステム開発を通じて蓄積した位置情報やクラウド技術の活用による、移動体管理などの新たな領域である。

アルプスアルパインのカーナビ製品は、市販カーナビ顧客満足度7年連続No.1に輝くなど極めて高い品質を誇っている。その大きな要因は、自車位置精度の高さだ。当該領域の責任者である取締役の今井学氏は、次のように説明する。
「東京などの日本の大都市の道路は立体交差が多く入り組んでいて、世界有数の複雑な構造をしています。道路が多重構造になっている箇所ではGPSで位置を取得することができないので、センサーを用います。これら複数のソースから自車位置を特定するVP(Vehicle Position)技術による精度の高さが、ユーザーに高く評価されていると自負しています」
世界有数の複雑な道路環境で高精度の位置測定を実現させている技術は、世界のどこでも通用するものだ。

そして同社はカーナビゲーションシステムと地図データベースの双方、つまりカーナビを“丸ごと全部”手がけることができる。「私の知る限り、丸ごとできるのはTier1・Tier2含めて日本に5社ぐらいしか存在していない」と今井氏。アルプスアルパインが段階的に100%まで出資比率を高めていったところに、シーズ・ラボの価値が如実に表れているといえるだろう。

もう1つの、新領域。自社独自で、あるいは親会社と共同で、さらにはグループ外の企業と組み、R&D的に様々な開発案件に取り組んでいる。主力は、モビリティに搭載するデバイスの遠隔管理と、デバイスからの情報を使ったモビリティの運行支援、モビリティの位置情報などをエンドユーザに提供するサービスの、トータルのシステムだ。目下実用化させているのは路線バス。
「エッジの位置情報を、クラウドでリアルタイムに処理し、ユーザーに付加価値サービスを提供する技術は、多様な⽤途で活⽤が期待できます。 当社はこれらの技術を磨いていくことで、これからの新しいモビリティ/IoT時代に対して、技術で貢献できる会社になれると考えています」とモビリティソリューション部部⻑の⼭⽥秀幸⽒は⼒を込める。

シーズ・ラボの創業は、1991年2月。創業者(現・顧問)は前職でCADの開発を手がけるエンジニアであった。CADを用いて地図を作成する大手地図情報会社を担当していたが、地元・北海道に貢献したいと札幌で同社を設立する。

設立後も引き続き大手地図情報会社を担当していたが、その地図情報をカーナビに利用していたアルパインとの接点ができた。そして、シーズ・ラボが地図情報会社のデータベースをアルパイン向けに加工する業務を担うようになる。
2006年、アルパインから20%ほどの出資を受け入れて資本・業務提携を締結する。その後、アルパインのカーナビの地図情報データベースはほぼ全て、シーズ・ラボが手がけるようになる。そして、地図情報だけでなくカーナビ本体の組込みソフトや周辺システム、スマートフォン向けナビアプリ、クラウドサーバの開発と領域を広げていった。

2017年6月にはアルパインがシーズ・ラボの株式の51%を取得しグループ子会社となる。2018年10月には100%を取得し完全子会社となった。2019年1月、電気部品メーカー大手でアルパインの関連会社であったアルプス電気とアルパインが経営統合しアルプスアルパインが誕生。シーズ・ラボは同社のグループ企業となった。
「アルプスアルパインと関わる一連のプロセスは、地図情報からカーナビゲーションシステム、移動体管理システムと領域が広がっていったことと軌を一にしています。創業期から当社にいる身として、できることがどんどん広がっていくというワクワク感がありました」(今井氏)

大手企業100%出資となって安定性を確保し、さらに思う存分、新しい技術開発や領域拡大にチャレンジできるようになった。そんな同社は、「位置情報技術で自由に移動できる喜びと楽しみを提供する」という理念を掲げている。今井氏は、次のようにその意義を語る。
「高齢化や過疎化で、移動がままならなくなる人が増えています。こうした問題を、ITなどの力で解決することを追求し、より豊かな社会の実現に貢献したいと考えています」

同社の社員数は100名強で、40・50代が45%(平均年齢は38歳)とベテランが多めの組織だ。女性は23%を占めている。そんな同社のカルチャーについて、山田氏は次のように話す。
「親会社からの業務であっても、受け身でいるのではなく独自の価値を高めるような開発に取り組んでいます。言われたとおりにやるだけの作業の価値はどんどん低下していく情勢にある中、求められているのは独自の高度な付加価値であると考えるからです」

そのために必要な人材育成として、社内ではベテランのエンジニアが講師となっての勉強会が縦横に行われている。「メンバーは関心のある回に自由に参加して知識やスキルを高めている」と山田氏。
そのほか、ヒューマンスキルを習得する研修などが行われているが、「アルプスアルパイングループになったことで、同社の研修も受けられるように調整している。当社ほどの規模でありながら大手の研修が受講できることもメリットだろう」と山田氏は強調する。

技術面だけではない。海外企業とのやり取りが多いことから、英語の勉強のためのe-learningの費用補助を行い社員の英語力向上の一助にしている。

社内コミュニケーション促進策としては、社員旅行やBBQ、ビアガーデンパーティーなどを適宜実施。参加率は70%程度と高めだ。現在のコロナ環境下ではもっぱらWEBでのイベント開催をしている。
「上下関係がフラットなので、気軽に話せる雰囲気があると思います。マネージャー層にプロパーが多いので、設立時からのカルチャーが継承されていると見ています」

こうした風土の良さは、定着率95%(2021年)という極めて高い数字に表れているといえるだろう。
したがって、同社では協調性のある人材を求めている。「1人ではできないことでも、チームワークで到達することができるもの。皆で知恵を出し合い、切磋琢磨できることが不可欠」と山田氏は指摘する。
「ロジカルシンキングができ、自主的に発言や行動できることも重要です。そして何より、元気であることですね(笑)」と今井氏。
カーナビという日本屈指の強みを持つ特定領域があり、グローバル大手のグループ企業であるという特長を持つ同社。この募集は見逃せないだろう。

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インタビュー

株式会社シーズ・ラボのインタビュー写真
代表取締役社長 市川 茂氏

── ご略歴をお教えください。

1988年に大学を卒業し、アルプス電気株式会社に入社しました。入社した1年後に100%子会社だったカーナビやカーオーディオメーカーのアルパイン株式会社が東証2部に上場し独立するとともに、私はアルパインに転籍となりました。以来30年間、エンジニアとしてカーナビゲーションシステムの開発に携わっています。海外進出も手掛けました。
なお、アルプス電気とアルパインは経営統合し、2019年1月にアルプスアルパイン株式会社になりました。
90年代はカーナビが急速に普及していった時期で、当時は数十社という大半の大手電機メーカーが軒並み参入していました。市場が右肩上が... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社シーズ・ラボ

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > IoT・M2M・ロボット

IT/Web・通信・インターネット系 > モバイル/アプリサービス

IT/Web・通信・インターネット系 > その他IT/Web・通信・インターネット系

企業の特徴
グローバルに活動
資本金

7898万円

売上(3年分)

20213 9億3,500万円

設立年月

1991年02月

代表者氏名

代表取締役社長 市川 茂

事業内容

【移動体管理システム開発】
シーズ・ラボの持つナビゲーション開発技術や、クラウドシステム開発技術を応用し、アルプスアルパインの製品や移動体管理のシステムを受託開発しています。

・交通事業者向け運行支援システム
車載アプリからサーバーサイドまでシステム一式を、開発から運用支援までワンストップで提供
アルパイン スマートX
カーナビソフト屋が作った本格的ナビゲーションアプリ
アルプスアルパインのレンタカー事業社向けソリューションに標準搭載

【AI技術を含む先端技術開発】
アルプスアルパインとの共同研究開発プロジェクトで、新技術開発に取り組んでいます。
AI利用分野では、北海道大学との連携により、先端技術を積極的に採用しています。

例えば、

センサー情報・位置情報・画像情報の分析技術開発
ディープラーニング等のAIを用いた判定の技術開発
高精度地図とセンシング技術を組み合わせた技術開発

エッジ組込みソフト+サーバサイドソフトの開発力を活かし、POCシステムとして開発できることが特徴です。

【サウンド ソフト開発】
車載向け 信号処理ソフト開発
車室内音場の最適化のためのチューニングソフト開発
車載音響に適した信号処理ソフトウェアを開発し、車室内の高音質な環境を実現しています。
日米欧のプレミアム自動車メーカーの顧客要求に応えるため、音響パラメータをチューニングするツールの開発を行っています。

【カーナビゲーション ソフト開発】
車載向けカーナビゲーション
スマートフォン向けカーナビゲーション(iPhone/Android)
国内、および海外向けの製品開発を、高い品質管理で実現しています。
(HMI/地図表示/自車位置測位/ルート探索/案内/渋滞情報など)

【カーナビゲーション用地図データベース開発】
ナビデータベース作成システム
製品固有データ編集・管理システム
検証・評価システム
デジタル地図データからカーナビ用のデータベースを作成します。
長年培った、全世界の地図データノウハウを活かし、全世界約70カ国に供給実績があります。

株式公開(証券取引所)

主要株主

アルパイン株式会社100%

主要取引先

アルパイン株式会社 ほか

従業員数

102人

本社住所

北海道札幌市中央区北1条西7丁目3番 北一条第一生命ビルディング7F

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